おはようございます。
私から3点ご報告いたします。
【G20貿易・デジタル経済大臣会合への意気込み】
明日からの2日間、つくば市でG20貿易・デジタル経済大臣会合が開催されまして、私も共同議長を務めます。
IoTやAIなどの革新的技術によって実現する新たな社会である「Society 5.0」では、多くの社会課題が解決され、生活や経済が大きく変革されることが期待されています。
本会合では、Society 5.0を世界的に実現していくにあたって、国際的な共通理解が必要となる、信頼性のある自由なデータ流通(DFFT)、それから、人間中心のAI、そしてサイバーセキュリティ、さらにはICT活用による持続可能な開発目標(SDGs)達成を通じた包摂的な社会の実現等に関して議論を行う予定であります。
本会合は世界の主要国が一同に会し、デジタル経済に関する政策議論を行う重要な場であり、共同議長として参加国と議論を深め、共通認識を得られるよう、しっかりと取り組んでまいりたいと思っております。
【
平成30年度政策評価等国会報告別ウィンドウで開きます】
2つ目は、本日の閣議におきまして、政策評価法に基づき「平成30年度政策評価等の実施状況及びこれらの結果の政策への反映状況に関する報告」を決定をしました。
政策評価制度は、各行政機関が、自らの所掌に係る政策について評価し、その結果を適切に反映するものであります。
平成30年度は、政府全体で2,670件の評価が実施され、政策の見直し・改善に反映されております。総務省としても複数行政機関にまたがる政策の評価等を実施をいたしております。
政策評価の実施に当たっては、客観的な情報やデータに基づき、政策効果を把握した上で評価を実施し、エビデンスに基づく政策立案、すなわちEBPMを推進していくことが重要であります。
総務省としても、関係府省等との政策効果の把握・分析手法についての共同研究を実施し、各府省の取組を推進してまいりたいと考えております。
詳細は、行政評価局にお問い合わせいただきたいと思います。
【
家計調査結果別ウィンドウで開きます】
3点目は、本日の閣議におきまして、家計調査結果について報告をいたしました。
そのポイントをご説明申し上げますと、全国二人以上世帯の4月の消費支出は、一年前に比べて、変動調整値で名目2.3%の増加、実質1.3%の増加となりました。
住居の「設備修繕・維持」などが実質減少となった一方で、自動車購入や鉄道運賃などの「交通・通信」、パック旅行費などの「教養娯楽サービス」などが実質増加となりました。
一年前と比べた世帯の消費支出は、前月に続いて、名目、実質ともに増加となっておりまして、持ち直しの動きが見られます。
詳細は、統計局にお問い合わせいただきたいと思います。
以上でございます。