審議内容
開会
○しろまる山碕企画課管理室長 それでは、定刻になりましたので、部会長、進行をよろしくお願いいたします。
○しろまる村本部会長 村本でございます。ただいまから、郵政行政審議会第10回貯金・保険サービス部会を開催いたします。
会議の定足数の関係ですけれども、井堀先生がちょっと遅れておられますが、本日は委員9名中7名が出席されることになっておりますので、定足数を満たしております。
それでは、議事に入りたいと思います。本日の審議事項は、総務大臣諮問第311号、国際ボランティア貯金に係る配分団体等の認可でございます。
なお、本日は国際ボランティア活動に造詣の深い専門委員の皆様に出席いただいておりますので、審議に参加していただきまして、専門的な観点から貴重なご意見をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
国際ボランティア貯金は、制度自体はなくなってしまったんですが、後でご説明がありますように、金利が少し上がりました関係で、膨大な資金が、今、発生をしているという状況で、これをどうするかという今後の問題もあるわけですが、これをやっておりますいわゆる独立行政法人の管理機構からの申請ということになっておりますので、今までとはちょっとやり方が違うということになると思います。
それでは、淵江さん、詳しくお願いいたします。
○しろまる淵江貯金保険課長 貯金保険課長の淵江でございます。ご説明させていただきます。
今も部会長からもお話がございましたけれども、これまでのボランティア貯金の配分と違いまして、郵政公社が民営化された点で、3点、大きく違っていますのでまず、これについてご説明させていただいてから、具体的な配分内容をご説明したいと思います。第1は、部会長がおっしゃられたとおり、10月1日に民営化されたために、根拠法であるボランティア貯金の法律が廃止されましたので、新たに寄附金が発生するのは今回が最後でございます。
2点目は、従来、1年間分の利息は4月1日に発生しましたので、それに基づいて6月に配分したわけでございますが、今回は民営化されるまで、昨年の9月30日までの半年間に発生した利子につきまして、寄附金を配分するという変則的なものでございます。
3番目に、これまでは公社で寄附金の配分を行ってございましたけれども、民営化に伴いまして、その業務が独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構に引き継がれました。今回は郵便貯金・簡易生命保険管理機構のほうで配分が行われ、申請がなされたというものでございます。その3点が大きく変わった点でございます。
それでは、例年のとおり資料が膨大でございますので、資料1−3というA3の紙に基づいてご説明させていただきたいと思います。
最初に、左側の1、国際ボランティア貯金に係る配分団体等の概要等、(1)配分原資の状況等についてご説明をさせていただきます。まず寄附金の発生額でございますが、部会長のほうからもお話がございましたとおり、わずか半年でございましたが、13億1,148万円という金額が寄附金として発生してございます。旧日本郵政公社で、引き続き冊数制限の取り組みを行った結果、平成19年3月、前回の配分よりも41万件ほどボランティア貯金の件数が減っているわけでございますが、昨年3月に通常貯金の利率が0.21%に引き上がったということがございまして、平均利率が前年0.08%であったものが0.21%となったため、寄附金額が大変大きく増えました。1件当たりの寄附金の発生額は、前年は41.1円に対して、今回は52.2円。これは半年で52.2円ですから、このまま行って1年に直せば104.4円ということになりますので、そういう意味で寄附金額が大きく増えました。
これに対しまして、前年度から前回の配分の保留額の5億8,962万円にボランティア団体からの返還額を合わせました6億688万円を加えまして、必要経費113万円を引いた残り、19億1,723万円が今回の配分の原資となってございます。
このうち、配分する金額は4億9,949万円、これに必要経費として控除額の839万円を差引きしまして、配分留保額が14億934万円となっているのが、今回の認可申請でございます。
続きまして、(2)配分の概要等の1)配分団体の概要でございますが、今回、申請団体は81団体。事業数が102事業、申請金額の合計が6億9,536万円となってございます。前回よりも申請団体数が減ってございますが、今回だけという特別な年2回の募集でして、また従来とは異なる申請の日程でした。それから、ボランティア団体につきましても年度途中での申請でございましたので、どの程度申請があるかと大変心配しておりましたが、過去に配分した団体へ案内状を出して説明会を開催するなど、管理機構が積極的に広報いたしましたり、ボランティア団体間で、今回またボランティア貯金の配分があるらしいよという情報提供がお互いになされたというような話も聞いてございます。ほぼ前回と同様の申請が集まったところでございます。
この中で、配分団体につきましては、必要な書類がすべて提出されているなどという形式的な審査から、海外の援助に関する事業を実施する営利を目的としない民間団体であることなどという団体の要件、それから、地域の実体を踏まえたBHNの充足に資する事業であるなど、事業内容を審査基準として定めて配分団体を選定し、配分金額につきましては、事業の必要経費を物件費、人件費等の細目に分類して査定を行うなどの配分方法によりまして、その結果、74団体94事業、合計の4億9,949万円を配分したいという認可申請がなされたところでございます。下の
※(注記)印で書いてありますが、この中で新規配分は4団体ということになってございます。
次に、右側に移りまして、2)配分内訳でございますが、前回は1事業あたりの配分額が500万円から2,000万円に増えたということで、アフリカとか中近東が大変増加したわけでございますが、今回は、アジアのほうにまた申請あるいは配分がシフトしていまして、従来どおり90%以上がアジアということになってございます。
「主たる援助対象者からみた分類」でございますが、例年どおり、住民一般を対象にしたものが多くなってございますが、そのほか、子供のため、農民の自立のため、女性のためというものが多くなってございます。
「主たる援助分野からみた分類」につきましても、これも従来どおり医療・衛生が圧倒的に多く、そのほか教育、農業指導等の農村開発。それから、職業訓練・技術指導などが多くなってございます。
続きまして、(3)配分団体が守らなければいけない事項の概要でございますが、援助事業の実施計画以外の人には使用してはならないという「1)配分金の使途の制限」やむを得ない事情がある場合を除いて実施計画を変更してはならないという「2)実施計画の変更」配分を他の資金と区別して経理しなければならない「3)配分金の経理」等、従来通りのものを定めてございます。
このような申請につきまして総務省のほうでも審査いたしました結果、今回、申請されました平成19年度下期の国際ボランティア貯金に係る配分団体、当該団体の配分すべき額につきまして、管理機構の設定した審査基準、配分方法は、配分団体が民間海外援助団体であること等、それから、ボランティア貯金の法律の目的に適合するなどの法律の要件に該当していることから、配分団体の選定の仕方、配分額の決定方法は適切であり、また、その選定過程につきましても審査させていただいた結果、適正であったというふうに考えてございます。
また、配分団体が守らなければいけない事項につきましても、このような内容は国民の善意である寄附金を配分するということから、その使途の適正化をするために必要な内容ではないかと考えておりますし、一方でボランティア団体の活動を過度に拘束する内容でもないと考えてございます。そういう意味で適切なものではないかと考えてございます。
以上のことから、申請どおり認可することが適当であると考えておりますので、この方向で諮問させていただいております。
以上でございます。
○しろまる村本部会長 ありがとうございました。
ご説明のように、半年間の利子でありますが、かなり高額なものがあるということでございました。昨年あたりは5,000万円台で、それに比べるとほんとうに信じられないような感じになっていますが、そういう状況でお選びいただいたということでございますけれども、例によりまして専門委員の先生方から、特にご発言いただければありがたいと思います。
よろしゅうございますか。どうぞ、お願いします。それにかかわらず、他の委員の先生方も、ご意見をお願いいたします。
少し細かいことですが、公社から管理機構に移りましたね。管理機構でこういう分野を担当、こういう審査を担当していらっしゃる人員というんでしょうか、マンパワーはどれぐらいになってしまったんでしょうか。
○しろまる淵江貯金保険課長 専属でやっている方は、今回の件につきましては課長を含めて3人ぐらいかと思います。それにつきましても、よくわかっている方をゆうちょ銀行から出向していただいたりしております。
○しろまる村本部会長 じゃあ、従来よりも相当規模が小さくなって、そういう中でおやりになったという事情があるというとこですね。
○しろまる淵江貯金保険課長 従来よりは少なくなっています。はい。
○しろまる石崎専門委員 民営化になって、国際ボランティア貯金に係る一連の業務は管理機構に移ったわけですが、本事業が今後どのような方向に向かうかということです。これは管理機構が考え決めることですが、残った金額がゼロになるまで使われるにしても、どういう方向性の元にこれが使われるかが重要だと思います。今後の方向性等について、若し何らかの情報等をお持ちでしたら、知りうる範囲で結構ですのでお話いただければと思います。
○しろまる淵江貯金保険課長 法律上は、配分の、余ったといいますか、留保された金額につきましては、また翌年度募集して配分するということになってございまして、その中を具体的にどういう内容で募集をかけるかという話については、現段階では具体的な話は聞いてございません。今回ご審議いただいて、答申をいただいた後に留保額が決定するものですので、その後、管理機構のほうで考えられて、また何かあればご相談が来るのではないかなと思ってございます。
○しろまる村本部会長 先の話で恐縮ですが、これは14億円ぐらい留保されますね。これは、また配分をかけてやると。また残ったとしますね。終わるまで?
○しろまる淵江貯金保険課長 法律上はそうなってございます。
○しろまる石崎専門委員 原資がゼロになるまで継続するというやり方は分らないわけではないですが、皆さんも一緒だと思うのですが、やはり、この事業に対する"熱い想い"があるわけです。同じく金を使うにしても、単なる予算の消化ということではなく、この国際ボランティア貯金事業の価値、重み、積み重ねられてきたこれまでの歴史、これらを十分斟酌した上で、有効的な使い方をして欲しいと思います。多分、預金者も同じ想いをされているのではないでしょうか。
○しろまる村本部会長 そういう意味では、今後の配分も同じようなスタンスで、もう少し少なくなるわけですけれども、もう少し厳正にということになるかもしれませんね。
もう1つのご質問の趣旨は、ゆうちょ銀行等が今後どうするんだという話が当然出てくるんじゃないかと。その辺はまだちょっと早い、先の話ですけれども。
○しろまる淵江貯金保険課長 具体的にどうするかという話につきましては、まだ報告は受けていないのでございますが、ボランティア貯金を廃止するに当たってどうするかという話を伺ったときと同様に、何らかの形でこのような類似の社会貢献策を続けていくことを検討すると言っておりまして、現段階でもまだ検討していると言っておりますので、やらないというわけではないように伺っております。
○しろまる村本部会長 わかりました。
○しろまる井堀委員 自然体で行くと、いつごろゼロになっていく公算......。
○しろまる淵江貯金保険課長 毎年、どの程度配分できるのかはわかりませんけれども、配分する額が今回と同様の6億円ずつであるとすれば単純に14億円ですので、二、三年でなくなるのではないかと思いますが。
○しろまる村本部会長 従来、数億あった時代はかなりボランティア団体も期待値が高かったんだろうと思いますが、だんだん、1,000万円台になってからは期待値が下がって、今はまた回復するという変な状態ですので、なかなか予測が難しいのかもしれませんが。
○しろまる石崎専門委員 さっきも話していたんですけれども、会長がおっしゃったように、1年枠が5,000万円から下がって。
○しろまる村本部会長 そうですね、1,000万円台になったですね。
○しろまる石崎専門委員 先ほども事務方の方たちと話していたのですが、昨年度は配分上限枠を500万円まで下げ、付帯条件を付すなど、審査も慎重に行ってきた経緯があります。今度は原資が増えたからといって、上限枠を急に4倍近く増やすことは色々な意味で現実的ではないと思われます。
それにしても、今回半期でこれだけ多くの民間団体から申請があったということは、ニーズがまだまだあるということであり、また、この事業に対するNGO団体の期待が大きいという証ではないかと、私は思います。
○しろまる原口企画課長 配分方法として、これは残った金額が14億円あるときに、一応「14億円あります」と言って募集して、もし、同額の申請があるのであれば全部配分するという形がいいのか、それとも、多少はその事業の継続性なんかもあるので、今、先ほどお話があったように数億円ずつの配分にするというのがいいのか、ただ、それは逆にどちらでやるにしても、ある程度事前に周知しておいたほうが、今度応募する側にとってはいいと思うんですけれども、そこら辺の感じというのは専門委員の先生方はどんな感じかなと。
○しろまる石崎専門委員 正に、今、原口課長がおっしゃったようなことを私も考え、意見を述べさせていただいたわけです。原資を「単純に減らす」、あるいは「ゼロになるまで続ける」というのでは、あまりにも機械的で、無味乾燥。預金者だってそんな気持ちでなけなしの金を寄附したのでは決してないと思います。やはり、一円でも有効に使って欲しいという気持ちで出しているはずです。減らすのは簡単。単純に予算消化をするのであれば、上限枠を2,000万円から5,000万円に一遍に挙げる方法だってあるし、1団体から複数案件の申請を認めるなど、方法は多々あります。そういうことでは多分ないだろうと私は思います。つまり、私が言いたいことは、この残った貴重な浄財をいかに有効活用するかを、皆で真剣に考えて欲しいということです。
○しろまる原口企画課長 一気に14億円ありますという募集をすれば、多分、それなりにニーズがあって出てくると思うんですけれども、それでどっちがいいかなんですけれどもね。おっしゃるとおりです。
○しろまる淵江貯金保険課長 そういう意味では、今回も審査するに当たって、お金が余っているからといって別に審査基準を緩めたわけではなく、従前どおり審査してございますので、先生がおっしゃるとおり、これだけありますと言って募集をしたときに、審査は従来どおりやって、だけど、それで全部配ってしまうのか、あるいはトータルの配る上限を決めてしまって、その中で絞るのかという話が今後出てくるのかなと思います。そこはちょっと考えていかなければいけない。
○しろまる石崎専門委員 ですから、そのためには、「残った金の減らし方」に苦心するのではなく、「金の活かし方」を管理機構に考えてもらいたいと思います。方向性が固まれば、配分の仕方や審査方法等は自ずと決まってくると思う。この意味で、私は先ほど原口課長がおっしゃったことと重なる部分があるように思うのですが...。
○しろまる村本部会長 ですから、基本は、従来の方針はあまり変えないというのは大きなことだと思いますが、それを守りつつ、この調子で行けばというのは変ですけれども、二、三年あるとすれば、その中での有効利用というのはある程度考えられておかれたらいいだろうと。場合によっては、事業の性質によっては考えなければいけないようなケースもあるかもしれませんということだと思うんですが。
ただ、ちょっと心配したのは、最初に人員と申し上げたのは、それをやってくださる方が、今の審査の場合はいいんですが、事後管理もございますね。そういうときに、最後だからちょっと甘かったとか、後で「ボランティアチームの最後がひどかった」なんて書かれないようにしないといけないですから、何とかきちんとしていただけるような体制も維持しつつということではないかなとちょっと思いますが。
○しろまる淵江貯金保険課長 直接やっているのは数名でありますけれども、管理機構の中の貯金部の中で、忙しいときには相互応援しているように聞いていますので、そういう遺漏のないように、こちらのほうも十分注意していきたいと思います。
○しろまる石崎専門委員 それから前回も申し上げたと思いますが、いずれにしても民営化は本事業にとり画期的なターニングポイントになるわけで、この機会に過去の実績の纏めや事業評価の実施を提案させていただき、賛同が得られたと記憶しております。その後の取り組み状況についてお伺いしたい。
○しろまる淵江貯金保険課長 総括ですね。今、話をしてしまってよろしゅうございますか。
○しろまる村本部会長 いや、少し後にしましょう。今の話題は大事なお話なんですけれども、まずは今日の認可の案件については、何かご意見を積極的にいただければと思います。
○しろまる渡辺専門委員 ちょっと蛇足ですが発言させて頂きます。寄附金発生額が非常に大きく膨らんでいる一方で、半期だということもあって応募件数が少なく、ともすれば大盤振る舞いしてしまいがちなところを、かなりシビアにチェックして頂いたことを非常に評価しています。これまでのお話にも出てきましたように、残りの額も、やはりかなりきちんとした形で配分して頂けるものと期待しております。
○しろまる淵江貯金保険課長 わかりました。そのように管理機構に伝えるとともに、我々も上がってきたものについて、きちんと審査されたかどうかの確認をとっていきたいと思います。
○しろまる村本部会長 今回の配分団体の交付の中に、過去に何か問題があったとか、そういうあれがありますよね。守らなければいけない事項に触れていた、そういう問題団体というのはないという理解でよろしゅうございますか。
○しろまる淵江貯金保険課長 問題があった団体......。
○しろまる村本部会長 ええ。過去に問題を起こしたところにまた配ったというようなことは、できないんでしたっけ。
○しろまる淵江貯金保険課長 ええ。過去に配って問題があったところには、査定するようになってございます。
○しろまる村本部会長 そうですよね。そういうことはないということで。
○しろまる淵江貯金保険課長 今回の中にはないはずです。
○しろまる村本部会長 はい。
ほかに、いかがでしょうか。
もしこの件の配分ということの認可についてよろしければ、最初に申しました総務大臣諮問第311号について適当と認め、諮問のとおり答申するという結論になろうかと思いますが、よろしゅうございますか。
(「異議なし」の声あり)
○しろまる村本部会長 ありがとうございました。
それでは、そのように決定しますので、答申書の取り扱いついては事務局で所定の手続で取り運んでいただきたいと思います。
審議事項は以上でございますけれども、先ほど石崎専門委員から話のあったボランティア貯金の総括の件について、淵江課長から少しご説明をいただきたと思います。
○しろまる淵江貯金保険課長 昨年というか、前回のボランティア貯金の配分の審査のとき、石崎専門委員がこういうのをつくるべきではないかとおっしゃっていたと思うんですが、このボランティア貯金というのは、これまでやった、つくったときの熱い思いとか、ボランティア団体がどういうふうに現地で事業ができて喜ばれた、活動をしてきたかというものにつきまして、何らか総括したらとご提案をいただきました。早速手配をしまして、管理機構を通じて、今、冊子を作成しておりまして、ここに間に合うように納入しようとしていたんですが、ちょっと間に合わなくて、でき次第お送りしたいと思っております。設立当時の経緯とか、ボランティア団体の活動状況とか、レポートを出していただきましたので、それをまとめたものがございますので、お届けしたいと思います。せっかくあったものですから、いつの間にか、みんなの記憶から忘れられてしまったということがないように冊子にまとめてありますので、もう少しお時間いただけたらと思います。
○しろまる村本部会長 私の知っている方では、こういうことに非常に興味を持って、ボランティア貯金のことだけでも少しきちんと整理しておきたいという統計の専門家がいらっしゃいまして、私も、一緒にやりませんかと言われたことがありますが、そういう形でこういうことに興味を持っていらっしゃる方がいろいろやってくださるような感じがいたしましたので、成果は上がるのではないかと思っています。
○しろまる石崎専門委員 まさにこれまでの過去の実績を総括し、その意義を確認する。その集約の結果から、あるべき方向性が自ずと導き出されるのではないでしょうか。
○しろまる淵江貯金保険課長 今後の、この事業も含めてですね。
○しろまる石崎専門委員 そうです。残った金の使い方や事業の方向性にも自ずと答えが見えてくるというものです。冊子の刷り上がりを楽しみにしております。
○しろまる淵江貯金保険課長 それは、ゆうちょ銀行の今後の社会貢献策もどういうものが出てくるかを見ながら、残った貴重な14億円の使い方を考えていきたいと思います。
○しろまる村本部会長 淵江課長、そうしますと、今後の我々の関わり方というか、ミッションは、今後はどういう感じになっていくんですか。
○しろまる淵江貯金保険課長 ボランティア貯金につきましては、引き続き、この配分がなくなるまでの間、ご審議いただくということになりますので。
○しろまる村本部会長 そうすると、1年後ぐらいですか。半年後?
○しろまる淵江貯金保険課長 来年度にまた募集をかけますので、秋ぐらいかと。今までより少し遅くなるのではと考えてございます。
○しろまる村本部会長 というスケジュールのようで、またよろしくお願い、ご理解いただきたいと思います。
そうしますと、事務局で何かございますか。ありませんか。
今日はボランティア貯金の配分を決定したということでございますので、議事は終了ということになります。この後、記者会見をして、本日の議事内容を公表したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、これで終わりにします。どうもありがとうございました。
閉会