審議内容
開会
○しろまる原口総務課長 審議の前に、事務局からマイクの使用方法についてご説明させていただきます。
ご発言される際は、TALKボタンを押していただきますと赤いランプが点灯し、マイクが入ります。なお、発言が終わりましたら、もう一度TALKボタンを押して、ランプを消していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
では、皆さんおそろいになりましたので、ただいまから郵政行政審議会第9回総会を開催いたします。本日は、ご多忙のところご参集いただきましてありがとうございました。
本日の総会は、委員の改選が行われた後の初の総会ということで、会長が選出されるまでの間、私が事務局として進行役を務めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
最初に、会議の定足数の関係ですが、本日は、委員総数30名中16名が出席されておりますので、定足数を満たしております。
初めに、本日は、田村副大臣、谷口大臣政務官が出席しておりますので、ごあいさつをさせていただきたいと存じます。
田村副大臣、よろしくお願いいたします。
○しろまる田村副大臣 おはようございます。第9回目を迎えました郵政行政審議会の総会、大変お忙しい中、委員の先生方、ご出席を賜りました。心より厚く御礼を申し上げます。
改選期に当たるわけでありますけれども、郵政民営化を目前に控えまして、今回、30名全ての委員の先生方にご無理をお願いいたしまして、再任をお願いいたした次第であります。それぞれ、各界で大変重責を担っておられる先生方ばかりでございまして、何かとお忙しいわけでありますけれども、どうか引き続きよろしくお願いを申し上げます。
さて、ご案内のとおりでありますけれども、郵政事業130年の歴史を有しております。この130年にわたりまして、ある意味、我が国の国民の生活をしっかりと守り、そして経済を下支えしてきた郵政事業であるわけでありまして、そのような意味からいたしますと、世界でも大変成功した郵政事業であったと、我々、評価をしてきておりますが、やはり時代の流れ、昨今は大変早うございます。こんな中において、立ちどまっておったのでは、今までどれだけすぐれておったものであろうとも、時代に取り残されていく、そういう中での今回の郵政民営化であるわけでありまして、そのような意味からいたしまして、経営の自主性、また創造性や効率性というものを追求していかなければならないわけでありますし、一方で、国民の貴重な財産である郵便局ネットワークというものをさらに有効活用していかなければなりません。したがって、当然、そういう意味からいたしますと、その企業性でありますとか事業性というものをしっかりと出していかなきゃいけない反面、地域に対してどう貢献をしていくか、公共性、このような面でも十分に配慮をしていかなければならないわけでありまして、国民の皆様方が民営化に向かって今、大変な期待と、一方で不安もお持ちであります。不安にはしっかりときめ細かい対応をしていかなければならないわけでありますし、期待に対しましては、大きく大胆にこたえていかなければならないわけでありまして、真に国民の皆様方が民営化してよかったな、このように言っていただけるような民営化をこれから実施するために、我々も一層努力をしてまいりたいと思っておりますが、どうか委員の先生方にもぜひともお力添えをさらに賜りまして、すばらしい民営化が実現できるように、よろしくお願いを申し上げる次第であります。
きょうは大臣が国会対応でとられておりますので、副大臣の私で大変申しわけなかったわけでありますけれども、どうか重ねてきょうの議論、よろしくお願い申し上げまして、一言冒頭のごあいさつにかえさせていただきます。どうもありがとうございます。
○しろまる原口総務課長 田村副大臣、ありがとうございました。
では、谷口大臣政務官、よろしくお願いいたします。
○しろまる谷口大臣政務官 おはようございます。政務官を務めております谷口でございます。
今、副大臣からもお話がありましたように、私も地元に戻りますと、やはり民営化に対して不安の声を聞くのも事実でございます。私自身もしっかり国民の皆様が民営化してよかったと思っていただけるように全力を尽くしてまいる決意でございます。委員の皆様方にも今後とも、民営化してよかったと国民の皆さんが思っていただけるように、どうぞご指導のほどをよろしくお願いいたします。
○しろまる原口総務課長 谷口政務官、どうもありがとうございました。
ここで副大臣は所用により退席させていただきます。
(田村副大臣 退室)
○しろまる原口総務課長 それでは、続きまして、会長の選出をお願いしたいと存じます。
郵政行政審議会令第4条第1項の規定により、会長は委員の互選により選任することとされております。皆様方からのご推薦をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
村本委員、お願いいたします。
○しろまる村本委員 村本でございます。
私は、会長として森下委員を推薦させていただきます。これまで郵政行政審議会の会長として審議会運営に携わってこられましたし、その識見、手腕等、大変すぐれておいでになります。引き続き会長の職をお引き受けいただければと存じます。
○しろまる原口総務課長 ありがとうございました。
ただいま、森下委員を会長にとのご推薦がございましたが、皆様、いかがでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
○しろまる原口総務課長 それでは、ご異議がないようですので、森下委員のご承諾によりまして、会長ご就任をお願いしたいと存じますが、森下委員、いかがでございましょうか。
○しろまる森下委員 森下でございます。ただいま皆さん方のほうから会長へということでご推挙いただきました。大変微力でございますけれども、謹んでお引き受けさせていただきたいと思います。どうぞ委員の皆さん方、引き続きご協力、ご支援のほどをお願い申し上げます。よろしくお願いいたします。
○しろまる原口総務課長 ありがとうございました。
それでは、森下会長、会長席にお移りいただきたいと思います。
(森下会長、会長席に着席)
○しろまる原口総務課長 それでは、これ以降の議事の進行につきましては、森下会長にお願いしたいと存じます。よろしくお願いいたします。
○しろまる森下会長 それでは、議事を進めさせていただきたいと思います。
最初に、私が会長として審議会を主宰できない場合の代行をお願いする会長代理を決めておきたいと思います。
会長代理は、郵政行政審議会令第4条第3項によりまして、会長から指名することとされておりますので、私から指名をさせていただきたいと思います。
会長代理には、これまで当郵政行政審議会で会長代理及び郵便・信書便サービス部会長をお務めになられました経験が豊富である田尻委員に引き続きお願いしたいと思いますが、いかがでございましょうか。
(「異議なし」の声あり)
○しろまる森下会長 ありがとうございます。
それでは、田尻委員、ぜひお引き受けいただきたいと思います。よろしくどうぞお願い申し上げます。
○しろまる田尻会長代理 私でお手伝いできることがございますれば、全力で務めさせていただきますので、どうぞよろしくお願いをいたします。
○しろまる森下会長 ありがとうございました。
引き続きまして、委員の皆様の分科会及び部会の所属指名に移りたいと思います。
まず、日本郵政公社経営・評価分科会につきましては、郵政行政審議会令第5条第3項によりまして、総務大臣が指名することとされております。事務局よりご説明をお願いいたします。
○しろまる原口総務課長 日本郵政公社経営・評価分科会に所属する委員につきましては、今、会長からもお話がありましたように、総務大臣が指名することとされております。前任期に当分科会の委員であった皆様につきましては、引き続き、当分科会の委員に指名されております。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○しろまる森下会長 それでは、次に、委員の皆様の部会への所属指名でございますが、郵政行政審議会令第6条第2項によりまして、会長が指名することとされておりますが、前任期に郵便・信書便サービス部会及び貯金・保険サービス部会の委員であった皆様については、引き続き、それぞれの各部会の委員といたしたいと存じますが、委員の皆様、それぞれの部会への所属につきまして、ご了承をいただけますでしょうか。ぜひよろしくお願いいたしたいと思います。よろしゅうございますでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
○しろまる森下会長 それでは、それぞれの委員に所属をご了解いただいたものといたします。郵便・信書便サービス部会及び貯金・保険サービス部会への所属の指名につきましては、そのようにさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
ただいま事務局から名簿をお配りいたしますので、ご確認をいただきたいと思います。
(名簿配付)
○しろまる森下会長 本日の議題は以上でございますが、委員の皆様がお集まりのせっかくの機会でございますので、郵便・信書便制度の見直しに関する調査研究会について、ご説明をいただきたいと思います。
杉山信書便事業課長からお願いいたします。
○しろまる杉山信書便事業課長 信書便事業課長の杉山でございます。私から説明させていただきます。
それでは、「郵便・信書便制度の見直しに関する調査研究会について」という資料を1枚めくっていただきたいと思います。
簡単にまず経緯についてご説明いたします。ここには書いてございませんが、郵便の民間参入の関係でございますけれども、平成15年4月に郵政公社の発足と同時に信書便法というものができまして、郵便の分野にも民間参入が可能になってございます。それで、その結果、信書便というのは一般信書便と特定信書便と2種類あるのでございますけれども、特定信書便については多数の参入があったんですが、すべての信書の取扱いが可能になる一般信書便につきましては、全く参入がないということでございます。
そういった状況を踏まえまして、まず1番目の話になるんですけれども、郵便におけるリザーブドエリアと競争政策に関する研究会といったものが昨年の1月、竹中前総務大臣のもとで開催されました。ここで郵便における競争を促進する政策について検討しまして、その報告書が昨年の6月に出ております。報告書の提言のポイントがここに1から5まで掲げているような形で出ております。ただ、この報告書の提言というのは、2番目の
○しろまるの1つ目にございますように、現行の信書便制度の枠組みを前提としました当面の施策を提言していただいたということでございました。しばらくこれを受けて、昨年6月以降、総務省の中でも具体的な方策について検討していったのでございますけれども、その後、新しい動きがございまして、それが2の
○しろまるの2つ目の中ほどでございます。昨年の12月でございますけれども、アメリカで郵便改革法なるものが成立しました。ここでは、要するに民間参入の基準について、EU諸国と同じように重量と金額を採用するというものでございます。したがいまして、欧米で民間参入の基準として重量と金額の2つが共通の基準となりつつあるという状況にあるわけです。そういう新たな展開が見られたために、我々のほうでは、現行の枠組みにとらわれることなく、民営化以降の郵便・信書便制度全般につきまして、
○しろまるの3つ目ですけれども、包括的・抜本的な見直しの検討を行うための研究会をことしの2月から開催しているというものでございます。菅大臣のもとでの開催ということでございます。
構成員は左側下にございますように、郵政行政審議会の委員の方々、高橋先生、井手先生、三村先生を含む7名で構成してございます。スケジュールは右下にございますように、2月から始まりまして、ことしの6月に論点整理を行いまして、10月に中間取りまとめの予定です。その後、さらに検討を進めて、来年6月に最終報告を取りまとめる予定で動いております。
1枚めくっていただきまして、現在の検討状況を簡単にご紹介します。第1回目の会合におきましては、郵便・信書便制度、あるいは諸外国の郵便自由化の動向について現状の紹介をしてございます。それから、この研究会は包括的・抜本的な検討ということでございますので、第2回から第4回にかけましては、郵便・信書便制度の歴史的な経緯でありますとか、事業特性、あるいは社会的役割といったものなど、制度の根本にさかのぼりまして検討を進めることとしておりまして、第2回に掲げてありますように「郵便とは何か」、第3回のように「郵便と社会」、第4回、「郵便における競争」ということで、それぞれさまざまな観点からの抜本的な検討を行っているというところでございます。
雑駁でございますが、私の説明は以上でございます。
○しろまる森下会長 ありがとうございました。
ただいまのご説明につきまして、ご質問なりご意見、ございますでしょうか。よろしゅうございますでしょうか。
それでは、以上を持ちまして、本日予定いたしておりました議事は終了いたしましたので、閉会とさせていただきます。
後ほど私が記者会見を行いまして、本日の議事の模様を公表いたしたいと存じます。
なお、日本郵政公社経営・評価分科会の委員の皆様には、事務局からお知らせがございますので、よろしくお願いします。
○しろまる原口総務課長 本日はどうもありがとうございました。この後は5分ほど準備にかかると思いますが、日本郵政公社経営・評価分科会を引き続きこの会場にて開催させていただきますので、分科会の委員の皆様につきましては、よろしくお願いいたします。
○しろまる森下会長 それでは、本日はお忙しいところご出席いただきまして、ありがとうございました。
閉会