共同発表機関のロゴマーク
製鉄が野生動物に与えた影響は千年紀を超えて残る
-生物と遺跡の地理的分布から見えたこと-
(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会等同時配布)
国立研究開発法人 国立環境研究所
生物・生態系環境研究センター
主任研究員 深澤 圭太
国立大学法人 帯広畜産大学
環境農学研究部門保全生態学研究室
助教 赤坂 卓美
本成果は、令和元年7月23日(日本時間18時)に英国科学誌Scientific Reportsに掲載されました。(www.nature.com/articles/s41598-019-46809-1【外部サイトへ接続します】)
1.背景
1997年に公開された映画『もののけ姫』では、たたら製鉄(写真1)をめぐる人間と自然生態系との関係が主題として取り上げられ、多くの人々が太古からの人間と自然環境との関係性を意識するきっかけとなりました。日本における古式の製鉄技術は古墳時代に普及し、江戸時代にそのピークを迎えました。その結果、各地で集約的な資源利用に伴う大規模な環境改変が生じました。
近年、最終氷期(〜15000年前)以降の人間活動の拡大に伴って、世界各地の哺乳類の地理的分布が大幅に縮小したことが明らかになってきました。このことから、現在の生物多様性の成り立ちを理解する上で、歴史的な人間活動の影響を理解することの重要性が認識されてきています。過去のどのような形態の人間活動が、生物多様性に長期的な影響を与え、現在の生物多様性の地域性をもたらしたのかをデータに基づいて明らかにすることは、人間と自然生態系との長期的な関係を理解するにあたってとても重要なことです。しかし、今まで、製鉄のような特定の人間活動の形態が哺乳類の地理的分布に与えた影響についての研究はなされていませんでした。そこで本研究では、現代の哺乳類の地理的分布と、縄文時代以降の複数の時代区分や複数の土地利用形態の遺跡分布との関係を統計的に解析することにより、それらのうちどれが哺乳類の地理的分布にとって重要な要因であるか、またその影響が分類群ごとでどのように異なるかを明らかにしました。
東京大学 工学・情報理工学図書館 工3号館図書室 所蔵)。
ふいごを踏む人、鉄鉱石や木炭を見ることができる。
2.方法
現代の哺乳類の地理的分布データとして、環境省「第5回自然環境保全基礎調査(1993-1998)」において作成された約10k×ばつ10kmのメッシュ(※(注記)1)単位の分布図を用いました。分布が確認されているメッシュが30以上の在来種31属を解析対象としました。また、動物の体サイズの情報を図鑑から収集しました。
遺跡の地理的分布データとして、独立行政法人国立文化財機構 奈良文化財研究所が整備・公開している「遺跡データベース(mokuren.nabunken.go.jp/Iseki/index.html【外部サイトへ接続します】)」を用いました。このデータベースは、40万件を超える全国の遺跡の緯度経度・時代区分等の情報を有しています。本研究では、哺乳類の地理的分布に影響を与えた可能性がある過去の人間活動の変数として、定住が開始されたと考えられている縄文時代以降の6つの時代区分、縄文・弥生・古墳・古代(飛鳥〜平安時代)・中世(鎌倉〜室町・戦国時代)・近世(安土桃山〜江戸時代)、における3つの遺跡種別(集落・製鉄・窯)を考えました(表1)。
哺乳類の地理的分布と比較できるように、各時代・各遺跡種別の遺跡数についても約10k×ばつ10kmメッシュごとに集計しました。なお、製鉄と窯については、たたら製鉄および窯による製陶が本格的に実施されるようになったと考えられている古墳時代以降を対象としました。また、現代の哺乳類の分布に影響を与えうるその他の変数として、過去の寒冷期・温暖期の気候、および現代の土地利用・気候・地形を考慮しました。
統計解析には、空間統計手法の一種であるロジスティック型条件付自己回帰モデル(※(注記)2)を用いました。この統計手法は、地理的分布データの回帰分析において普遍的な、「隣接するメッシュの誤差項の類似性」を取り入れることで、哺乳類の歴史的な移動分散過程など解析に取り入れることが難しい未知の要因の影響を緩和し、遺跡数など興味のある要因の影響をより正確に推定できるようになることが知られている統計手法です。この手法により、哺乳類の属の出現確率に対する考古学的変数およびその他の変数の影響の大きさを推定しました。さらに、過去の人間活動の変数の相対的な重要性(出現確率のばらつきに対し、どの程度の割合を過去の人間活動の変数で説明できるか)を計算し、動物の体サイズとの関係を明らかにしました。
3.結果と考察
十分な推定精度が確保できた29属のうち、21属で少なくとも1つの時代における製鉄の影響が検出され、約1300年前まで続いた古墳時代でも13属で統計学的に明瞭な影響が確認されました(図1)。特に、ジネズミ・コウモリ・モモンガ・ヤマネ等、小型の哺乳類では、近世と古墳時代の両方で製鉄による負の影響が確認されました。このことは、過去に製鉄が行われていた地域においては、現在においてもなお小型哺乳類の多様性が低いことを意味します。製陶についても複数の時代で小型哺乳類に対する明瞭な負の影響が検出されました。一方で、ウサギ・キツネ・タヌキ・イノシシなどの中大型の哺乳類は小型哺乳類とは逆の傾向が見られ、近世に製鉄を行っていた地域では中大型哺乳類の多様性が現在も高いことがわかりました。全体としては、中大型哺乳類よりも小型哺乳類の方が過去の人間活動の変数の相対的な重要性が高いことが明らかになりました。
より上位の分類単位である「目」の単位で集計した。
製鉄や製陶は、その生産過程で多量の薪や炭を必要とし、周辺の山が禿山になることもありました。製鉄ではそれに加えて、鉱石の採掘に伴う表土の剥ぎ取りや土壌流出が生じたことが知られています。その結果、地域全体から原生林がほぼ失われ、二次林や草原が広がる景観が形成されました。本研究で現在の哺乳類の地理的分布から検出された約1300年前の影響は、一連の大規模な土地改変により長期間にわたって森林植生の回復が阻害されたことや、地域個体群の絶滅後に残存個体群からの距離が遠すぎて再移入できなかったこと等に起因すると考えられます。モモンガ(写真2)やヤマネ等の小型の哺乳類で負の影響がより強く検出されたことは、体サイズが小さい種は分散距離や生息可能な環境の幅が小さい、という動物一般に当てはまる傾向によって説明できると考えられます。生息可能な環境の幅の小ささの例として、モモンガや一部のコウモリが繁殖や休息に樹洞を必要とするため、大径木がある成熟した森林の存在が重要であることなどが挙げられます。
(撮影:帯広畜産大学 栁川久氏)
近世の製鉄が行われていた地域で出現確率がより高かったノウサギ・キツネ・タヌキ・イノシシなどの中大型の属は、里山に広く生息しているものです。これらは人間活動によって形成された草原・二次林・農地からなる不均一な景観にうまく適応し、勢力を拡大したものと考えられます。地域によって異なる過去の人間活動は分類群によって異なる影響をもたらし、我が国における現在の哺乳類相の地域性を形作ったと考えられます。特に、中国山地や阿武隈山地等の製鉄が盛んにおこなわれた地域では、現在も里山に特徴的な種が多く生息すると考えられます。
さて今日、人間活動は地球に対して地質学的なレベルでの影響を与えうるほどに拡大し、「人新世」という新たな地質年代区分が提案されるに至っています。日本における製鉄は輸入した鉄鉱石と化石燃料によるものにほぼ置き換わり、森林面積は拡大傾向にあるものの、今度は管理放棄などの自然に対する働きかけの縮小が生物多様性に対する脅威となっています。その一方で、海外では過剰な樹木利用や鉱石の採掘による生態系の劣化が現在進行形で進んでおり、グローバル化の時代において、このような国内外の対照的な傾向は表裏一体のものと言えます。本研究の成果は、日本における哺乳類相の地域性の背後にある歴史の理解はもとより、人新世において生物多様性に長期的に回復不可能な影響を与えないような持続可能な社会づくりの方策を考えることにつながると考えられます。例えば、長期間回復困難な影響が想定される分類群を特定できれば、それが多様な場所では資源開発の優先順位を下げることや、開発の影響を緩和するための保護区を適切に設定するなどの方策を取ることが可能になると考えられます。
4.今後の展望
本研究は生態学・考古学双方の地理的分布情報を関連付けることで、長期的な人間活動と野生動物の関係に光を当てた先駆的な試みであり、今後様々な分類群や生態系の特徴量(バイオマスや構造等)への応用が期待できます。また、このような研究アプローチは、将来的には古生態学的・動物考古学的な動物遺物情報と統合することで、より確度の高い議論が可能になると考えられます。そのためには、現世と過去の生物分布に関する時間・空間情報のさらなる蓄積、そして、それらのデータを統一的に扱うための統計分析手法の確立が必要と考えられます。
5.研究助成
本研究はJSPS科研費JP16K16223, JP16K16223の助成を受けたものです。
6.問い合わせ先
国立研究開発法人国立環境研究所 生物・生態系環境研究センター 主任研究員
深澤 圭太
電話:029-850-2676
E-mail:fukasawa(末尾に@nies.go.jpをつけてください)
7.発表論文
Fukasawa, K., Akasaka, T. (2019) Long-lasting effects of historical land use on the current distribution of mammals revealed by ecological and archaeological patterns. Scientific Reports 9: 10697.
※(注記)下線で示した著者が国立環境研究所所属です。
8.用語解説
関連新着情報
-
2025年9月17日報道発表流域の土地利用が湧水性魚類の分布に影響
—ホトケドジョウを指標に検証—(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付) - 2025年8月25日報道発表セミの大合唱から個別種を識別するAIを開発 —AIと音響シミュレーションで生物多様性モニタリングを効率化—(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付)
-
2025年7月3日報道発表×ばつ生物多様性保全/
寄付型/金銭型インセンティブによって「いきもの写真」のアプリ投稿行動が変化 —ユーザー参加型で生物多様性データを集めていくために—(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、大阪科学・大学記者クラブ、文部科学記者会、科学記者会同時配付) -
2025年4月30日報道発表生物群集はエネルギー地形の高低に従い変化する
—データ駆動型の生物多様性の変化予測を実現—(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、文部科学記者会、科学記者会同時配付) - 2024年12月6日お知らせGBIFワークショップ「多様化する生物多様性調査とそのデータ」開催のお知らせ【終了しました】
-
2024年11月25日報道発表気候変動緩和策による土地利用改変が大きい地域ほど
生物多様性の保全効果は低くなる
-植林とBECCSの大規模導入が
生物多様性に与える影響-(農政クラブ、農林記者会、林政記者クラブ、筑波研究学園都市記者会、京都大学記者クラブ、文部科学記者会、科学記者会、環境記者クラブ、環境記者会同時配付) - 2024年10月30日更新情報「生態毒性調査・研究を支える水生生物の飼育と分譲」記事を公開しました【国環研View DEEP】
-
2024年8月7日報道発表その花は都市では咲かない
—都市化による雑草の繁殖形質の進化の検証—
(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、文部科学記者会、科学記者会、千葉県政記者クラブ同時配付) -
2024年6月7日報道発表愛知目標の次のステージへ向けて:
「昆明・モントリオール生物多様性枠組」について特集しました(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付) - 2024年4月26日報道発表持続可能な発展に向けた対策は生物多様性の損失を抑え生態系サービスを向上させる(京都大学記者クラブ、草津市政記者クラブ、林政記者クラブ、農林記者会、農政クラブ、筑波研究学園都市記者会、文部科学記者会、科学記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付)
-
2024年3月19日報道発表気候変動と生物多様性にまたがる知見の整理
-IPCC報告書の解説資料·動画公開と関連イベント開催-【終了しました】(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付) -
2023年11月30日報道発表殺虫剤と水田の水温上昇がトンボ類に与える影響を解明
温暖化に起因する水温上昇は殺虫剤による生態リスクを高める可能性
(大阪科学・大学記者クラブ、農政クラブ、農林記者会、文部科学記者会、科学記者会、環境記者会、環境問題研究会、東大阪市政記者クラブ、奈良県政・経済記者クラブ、奈良県文化教育記者クラブ、筑波研究学園都市記者会、弘前記者会同時配付) -
2023年10月4日報道発表生き物の分布推定ツール「オープンSDM」の公開
—誰もが生物種分布モデルを学び使うことを支援するツール—(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付) -
2023年9月26日報道発表昆明・モントリオール生物多様性枠組の達成に向けた
全球生物多様性観測システム(GBiOS)の構築(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、岐阜県政記者クラブ、文部科学記者会、科学記者会同時配付) -
2023年9月19日報道発表価値観の危機:生物多様性・異常気象を招いた価値観の偏り
『Nature』誌にIPBES研究成果論文掲載(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付) -
2023年8月1日報道発表気候変動の総費用
—生物多様性や人間健康などの非市場価値と2°C目標—(筑波研究学園都市記者会 環境記者会 環境問題研究会 農政クラブ 農林記者会 農業技術クラブ 文部科学記者会 科学記者会 茨城県政記者クラブ同時配付) -
2023年6月22日報道発表細胞のタイムカプセルで絶滅危惧種の多様性を未来に残す
—国立環境研究所、絶滅危惧種細胞保存事業を拡大
沖縄の次は北海道へ(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、沖縄県政記者クラブ、北海道庁道政記者クラブ、釧路総合振興局記者クラブ同時配付) - 2023年4月24日報道発表行動経済学の力で保全資金の効果的な獲得を目指す(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、立川市政記者クラブ、文部科学省記者会同時配付)
-
2023年4月18日報道発表牧野富太郎博士ゆかりの水草ムジナモ(絶滅危惧IA類)
国内自生地を発見(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、文部科学記者会、科学記者会、新潟県政記者クラブ、金沢経済記者クラブ同時配付) -
2022年12月14日報道発表お米に生物多様性の価値を!ラベル認証で保全を促進
認証と保全象徴種の明示で生物多様性保全米の差別化の可能性(文部科学記者会、科学記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、宮城県政記者会、東北電力記者会、北海道教育庁記者クラブ、筑波研究学園都市記者会同時配付) - 2022年11月18日報道発表なぜ象牙需要は減ったのか? 要因に迫る新たな研究成果
-
2022年11月10日報道発表カエルが多い水田はどこにあるのか?
関東平野の水田に生息するカエル類の分布を鳴き声で推定 -
2022年10月7日報道発表住宅地に残る「空き地」、草原としての
歴史の長さと生物多様性の関係を解明(環境記者会、環境問題研究会、筑波研究学園都市記者会同時配布) -
2022年8月10日報道発表サステナクラフト、国立環境研究所、一橋大学が
質の高い森林由来のカーボンクレジット創出に向けた共同研究を開始
〜NEDOの研究開発型スタートアップ支援事業に採択〜(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配布) -
2022年6月17日報道発表産学連携の共同研究成果を発表、国際学術誌に掲載—多様な虫の鳴き声がリラックス効果をもたらすことを確認—
-
2022年3月23日報道発表ヒトと共に去ったチョウたち
〜「廃村」から見た人口減少時代の生物多様性変化〜(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、文部科学記者会、科学記者会、大学記者会(東京大学)同時配付) -
2022年3月1日報道発表世界最大の花・ラフレシアの新産地とその生態の解明
〜地域社会による生息域内保全の促進に期待〜(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、京都大学記者クラブ、文部科学記者会、科学記者会、横須賀市政記者会同時配付) - 2021年12月16日報道発表中国から排出されるブラックカーボンの主要起源は「家庭」 COVID-19・パンデミック期の排出バランス変化を利用した観測データ解析から(文部科学記者会、科学記者会、神奈川県政記者クラブ、横須賀市政記者クラブ、青森県政記者会、むつ市政記者会、高知県政記者クラブ、沖縄県政記者クラブ、名護市駐在3社、兵庫県教育委員会記者クラブ、神戸民放記者クラブ、大阪科学・大学記者クラブ、環境省記者クラブ、環境記者会、筑波研究学園都市記者会、立川市政記者クラブ同時配付)
-
2021年12月3日報道発表—38ヵ国95名の研究者が提言—
淡水域の生物多様性減少を救う15の優先課題(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、文部科学記者会、科学記者会同時配付) - 2021年10月25日報道発表森林を守ることが海の生物多様性を守ることにつながる(京都大学記者クラブ、文部科学記者会、科学記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、筑波研究学園都市記者会、北海道教育庁記者クラブ同時配付)
-
2021年9月7日報道発表その靴、掃除しました?高山域への外来植物の持ち込みの
抑止は訪問者の無知識・無関心ではなく無行動が障壁に(文部科学記者会、科学記者会、府中市政記者クラブ、富山県政記者クラブ、筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付) - 2021年7月30日報道発表北海道大雪山の永久凍土を維持する環境が将来大幅に減少する(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、北海道教育庁記者クラブ、文部科学記者会、科学記者会同時配付)
-
2021年6月8日報道発表PM2.5の排出に寄与しているサプライチェーンを特定!
〜効率的なPM2.5の削減に期待〜(九州大学記者クラブ、文部科学記者会、科学記者会、大阪科学・大学記者クラブ、東大阪市政記者クラブ、筑波研究学園都市記者会、環境記者クラブ、環境記者会同時配布) -
2021年5月6日報道発表2019〜2020年のオーストラリアの森林火災は
過去20年で同国において
最も多くの火災起源の二酸化炭素を放出した(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配布) - 2021年4月22日報道発表我が国における金属由来の粒子酸化能の大気中濃度について、初めて予測に成功し、発生源別の寄与率を評価しました—健康影響の低減に効果的な大気汚染物質の削減に向けて—(筑波研究学園都市記者会、気象庁記者クラブ、自動車産業記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、文部科学記者会、科学記者会、京都大学記者クラブ同時配布)
-
2021年4月16日報道発表スギの"香り"が語ること
〜生物起源揮発性有機化合物放出の地理変異を解明〜(大学記者会(東京大学の記者会)、文部科学記者会、科学記者会、東京大学新聞、日経BP、北海道教育庁記者クラブ、宮城県政記者会、東北電力記者会、筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配布) -
2021年2月3日報道発表侵略的外来アリの侵略性・侵入成功のカギは食の多様性か
アルゼンチンアリの「種内差」から紐解く(大阪科学・大学記者クラブ、文部科学記者会、科学記者会、京都大学記者クラブ、筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、奈良県政・経済記者クラブ、奈良文化教育記者クラブ同時配布) -
2021年1月21日報道発表福島第一原子力発電所の南側約1km地点の巻貝に
通年成熟現象 〜大熊町夫沢のイボニシが2年以上、ほぼ連続して性成熟〜(筑波研究学園都市記者会、福島県政記者クラブ、郡山記者クラブ、環境省記者クラブ、環境記者会 同時配布) -
2020年11月13日報道発表人が去ったそのあとに〜人口減少時代の国土デザインに向けた生物多様性広域評価〜
国立環境研究所研究プロジェクト報告の刊行について
(お知らせ)(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付) -
2020年11月5日報道発表大気観測が捉えた新型ウイルスによる中国の
二酸化炭素放出量の減少
〜波照間島で観測されたCO2とCH4の変動比の解析〜(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、文部科学記者会、科学記者会同時配布) - 2020年10月15日報道発表森のシカは、夏は落ち葉を、冬は嫌いな植物を食べて生きぬく 〜シカ糞の遺伝情報から、シカの食べる植物の季節変化を解明〜(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、兵庫県政記者クラブ、京都大学記者クラブ、文部科学記者会、科学記者会同時配布)
- 2020年9月10日報道発表生物多様性の損失を食い止め回復させるための道筋-自然保護・再生への取り組みと食料システムの変革が鍵-(京都大学記者クラブ、草津市政記者クラブ、林政記者クラブ、農林記者会、農政クラブ、筑波研究学園都市記者会、文部科学記者会、科学記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配布)
-
2020年5月26日報道発表最近のPM2.5濃度の減少と化学組成の変調の検出
〜越境N/S比の変化による環境影響解析の必要性〜(筑波研究学園都市記者会、九州大学記者クラブ、文部科学省記者会、科学記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付) -
2020年5月15日報道発表民間旅客機が捉えた都市域からのCO2排出
〜世界34都市上空でのCO2観測データの統計解析〜(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、気象庁記者クラブ同時配付) -
2020年5月14日報道発表生物多様性ビッグデータで
日本全土の木本植物の個体数を推定
(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、沖縄県政記者クラブ、文部科学記者会同時配付) -
2020年2月6日報道発表最新のデータとモデルから
森林内の放射性セシウムの動きを将来予測
-森林の中での動きが平衡状態に近づいている-(林政記者クラブ、農林記者会、農政クラブ、筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、福島県政クラブ同時配付) - 2020年1月10日報道発表限られた生物分布データから、よりよい保護区を選定-環境情報を利用したデータ処理が有益となる条件を明らかに-(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付)
-
2019年12月26日報道発表「GMO(遺伝子組換え生物)アンダーザブリッジ
〜除草剤耐性ナタネの生物多様性影響調査〜」
国立環境研究所「環境儀」第75号の刊行について(筑波研究学園都市記者会、環境記者会、環境省記者クラブ同時配付) -
2019年12月24日報道発表生物多様性保全のための科学的根拠を集約
科学誌サイエンスに総説掲載(千葉大学のサイトに掲載) -
2019年12月20日報道発表「東南アジア熱帯林における高解像度3次元モニタリングによる生物多様性・機能的多様性の評価手法の開発 平成28〜30年度」
国立環境研究所研究プロジェクト報告の刊行(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付) -
2019年12月3日報道発表生物多様性保全と温暖化対策は両立できる
-生物多様性の損失は気候安定化の努力で抑えられる-(林政記者クラブ、農林記者会、農政クラブ、筑波研究学園都市記者会、京都大学記者クラブ、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付) -
2018年8月6日報道発表北極と南極の雪を赤く染める藻類の
地理的分布の解明(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、文科省記者クラブ、文科省科学記者会、山梨県政記者クラブ、静岡県社会部記者室、三島記者クラブ、千葉県政記者クラブ、北海道教育庁記者クラブ同時配付) -
2018年4月12日報道発表「生物多様性と地域経済を考慮した亜熱帯島嶼環境保全策に関する研究平成25〜27年度」
国立環境研究所研究プロジェクト報告の刊行について(お知らせ)(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付) -
2018年3月2日報道発表第3回NIES国際フォーラム/3rd International Forum on Sustainable Future in Asia
の開催報告について(お知らせ)
(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付) -
2018年1月25日報道発表第三回NIES国際フォーラム/3rd International Forum on Sustainable Future in Asia
の開催について
(お知らせ)【終了しました】(筑波研究学園都市記者会、環境記者会、環境省記者クラブ同時配付) -
2017年10月18日報道発表
タケ、北日本で分布拡大のおそれ
〜里山管理の脅威になっているモウソウチクとマダケ(産業管理外来種)の生育に適した環境は温暖化で拡大し、最大500km北上し稚内に到達〜(宮城県政記者会、科学記者会、文部科学記者会、大学記者会、京都大学記者クラブ、環境省記者クラブ、環境記者会、筑波研究学園都市記者会、気象庁記者クラブ同時配付) -
2017年6月30日報道発表
水田消滅による里地里山の変貌を地図化
—水域と陸域の違いを考慮した農地景観多様度指数の開発(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、福島県政記者クラブ同時配付) -
2017年2月28日報道発表「生物多様性研究プログラム」
国立環境研究所研究プロジェクト報告の刊行について
(お知らせ)
(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ同時配付) -
2017年1月24日報道発表第32回全国環境研究所交流シンポジウム
「多様化する環境問題を知る・束ねる」の開催について【終了しました】(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ同時配付) -
2017年1月10日報道発表第二回NIES国際フォーラム/2nd International Forum on Sustainable Future in Asiaの
開催について
(お知らせ)【終了しました】(環境省記者クラブ、筑波研究学園都市記者会同時配付) -
2016年12月14日報道発表第13回日韓中三カ国環境研究機関長会合(TPM13)の結果について
(お知らせ)
(筑波研究学園都市記者会配付) -
2016年11月7日報道発表分布が狭い植物ほど、自然保護区で守れない!?
〜無計画な保護区設置が導く絶滅への悪循環〜
(お知らせ)
(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、文科省記者会、府中市政記者クラブ同時配布)
-
2016年10月17日報道発表第13回日韓中三カ国環境研究機関長会合(TPM13)の開催について(お知らせ)【終了しました】
(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ同時配付) - 2016年2月12日報道発表第1回NIES国際フォーラム『アジアにおける持続可能な未来:熱望を行動に換えて』 (1st NIES International Forum "Sustainable Future in Asia: Converting Aspirations to Actions") の開催報告について(お知らせ) (環境省記者クラブ、筑波研究学園都市記者会同時配付)
- 2015年10月27日報道発表第12回日韓中三カ国環境研究機関長会合(TPM12)の開催について(お知らせ)【終了しました】(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ同時配付)
-
2015年7月6日報道発表公開シンポジウム開催案内
「ネオニコチノイド系農薬と生物多様性〜
何がどこまで分かっているか? 今後の課題は何か?」【終了しました】(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ同時配付) - 2014年11月4日報道発表第11回日韓中三カ国環境研究機関長会合(TPM11)の開催について(お知らせ)【終了しました】(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、川崎市政記者クラブ同時配付)
- 2014年7月10日お知らせ写真&ポスター展「花咲くボルネオ熱帯の森 -数年に一度の不思議な現象-」開催のお知らせ【終了しました】
- 2014年6月26日更新情報シンポジウム「DNAから生物多様性を紐解く〜データベース整備から次世代シーケンサー活用まで〜」開催のお知らせ【終了しました】
関連記事
- 2024年10月30日「生態毒性調査・研究を支える水生生物の飼育と分譲」記事を公開しました【国環研View DEEP】
-
2022年3月31日ユスリカからのメッセージ
顕微鏡下で識別する環境情報環境儀 No.84 -
2021年12月28日草原との共生を目指して
〜モンゴルにおける牧草地の脆弱性評価〜環境儀 No.83 - 2021年12月28日モンゴルの草原と人々の生活を守るためにInterview研究者に聞く
-
2021年12月28日急増する草原への攪乱
過放牧・都市化・鉱山開発コラム2 -
2021年9月30日人が去ったそのあとに
人口減少下における里山の生態系変化と
その管理に関する研究環境儀 No.82 - 2021年9月30日人口減少時代の里山の管理のあり方とはInterview研究者に聞く
関連研究報告書
- 表紙 2018年2月28日生物多様性と地域経済を考慮した亜熱帯島嶼環境保全策に関する研究国立環境研究所研究プロジェクト報告 SR-127-2017
-
表紙
2017年2月28日生物多様性研究プログラム(重点研究プログラム)
平成23〜27年度国立環境研究所研究プロジェクト報告 SR-116-2016 - 表紙 2010年6月19日国立環境研究所 公開シンポジウム2010 4つの目で見守る生物多様性−長い目、宙(そら)の目、ミクロの目、心の目− 国立環境研究所研究報告 R-204-2010
-
表紙
2006年12月28日生物多様性の減少機構の解明と保全プロジェクト(終了報告)
平成13〜17年度国立環境研究所特別研究報告 SR-72-2006 - 表紙 2004年3月31日ため池の評価と保全への取り組み国立環境研究所研究報告 R-183-2004
-
表紙
2003年11月28日生物多様性の減少機構の解明と保全プロジェクト(中間報告)
平成13〜14年度国立環境研究所特別研究報告 SR-57-2003 - 表紙 2003年1月31日Global Taxonomy Initiative in Asia(アジアにおける世界分類学イニシアティブ) 国立環境研究所研究報告 R-175-2003