温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)による大都市等における二酸化炭素観測データと人為起源排出量との関係について
(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、文科省記者クラブ同時配付)
環境省 地球環境局総務課研究調査室
室長:竹本 明生
補佐:野本 卓也
係員:橋口 祥治
(独)国立環境研究所 地球環境研究センター
国環研GOSATプロジェクト
物質循環モデリング・解析研究室長:シャミル・マクシュートフ
物質循環モデリング・解析研究室研究員:齊藤 誠
衛星観測研究室長:横田 達也
GOSAT-2プロジェクトチームリーダー:松永 恒雄
(独)宇宙航空研究開発機構 地球観測研究センター
GOSATミッションマネージャ:中島正勝
今般、平成21年6月から平成24年12月までの3年半に大都市等とその周辺で取得された「いぶき」データを解析した結果、世界の大都市等においてその周辺よりも二酸化炭素濃度が高い傾向が見られました。さらにその濃度差と化石燃料消費量データから算出した濃度差との間に正の相関があることから、「いぶき」は大都市等における化石燃料消費による二酸化炭素濃度の上昇を捉えている可能性が高いことが分かりました。
今回の研究結果により、衛星で二酸化炭素濃度を観測することが、化石燃料による温室効果ガス排出(インベントリ)の監視ツールとして有効利用できる可能性があることがわかりました。
今後は、衛星等による二酸化炭素等大規模排出源の監視に関する研究を進め、その成果の「いぶき」及び平成29年度打ち上げ予定の「いぶき後継機」(GOSAT-2)への応用を進める予定です。
1.「いぶき」(GOSAT)による人為起源二酸化炭素濃度データの概要
温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)の大気中濃度は、人間活動の影響により産業革命前に比べて約1.4倍に増加しました。この人為起源CO2排出は、大規模な火力発電所や大都市における化石燃料消費が大きな原因であると考えられています。このため温室効果ガス排出量の監視に向け、これらの大規模発生源における人為起源CO2排出量を精度良く評価することが求められています。
「いぶき」に搭載されている「温室効果ガス観測センサ」により観測されたCO2カラム平均濃度注釈ア(以下「CO2濃度」といいます。)データの精度は約0.5%(2 ppm程度)であることが地上観測データとの比較により既に示されています。本研究では、平成21年6月から平成24年12月までの「いぶき」によるCO2濃度データを使用して、衛星観測から人為起源CO2排出によるCO2濃度上昇が検出できるか調べました。
「いぶき」によるCO2濃度は、人為起源排出によるCO2だけではなく、植物の光合成による吸収と呼吸による排出や、森林火災による排出、海洋による吸収・排出を含むCO2濃度です。このため、「いぶき」によるCO2濃度と、人為起源CO2排出との関係を調べるためにはこれらの過程を考慮することが必要です。そこで本研究では以下の手順で「いぶき」による人為起源CO2濃度を求めました。
はじめに、人工衛星から見た夜間の地球表面の明るさと火力発電所のデータベースに基づく化石燃料消費による人為起源CO2排出量データ(排出インベントリ注釈イ)と大気輸送モデルを用いて、人為起源CO2排出によるCO2濃度の時空間分布を推定します。つぎに、この推定結果をもとに「いぶき」によるCO2濃度データを人為起源CO2排出の影響を受けているデータ(図1上)と受けていないデータとに分類します。最後に、人為起源CO2排出の影響を受けていると判断されたデータとその周辺で影響を受けていないと判断されたデータの差の平均値を求め、更に森林火災やコンピュータシミュレーションで推定した植物の影響等を取り除いたものを「いぶき」による人為起源CO2濃度(図1下)としました。
2.「いぶき」による人為起源CO2濃度の推定結果
以上のようにして算出した「いぶき」による人為起源CO2濃度の全球分布等を図1に示します。
表1 図1中に示された「いぶき」により高濃度の人為起源CO2が観測された領域。
(平成21年6月〜平成24年12月の間で25個以上「いぶき」データがあり、かつ人為起源CO2濃度が平均1ppm以上となるグリッドが、複数近接している領域を抽出した。)
東経114〜127度
中国:張家口市、鞍山市、ハルビン市、天津市 3.8 ppm
東経84〜89度
インド:コルカタ(カルカッタ) 2.0 ppm
東経67〜73度
ウズベキスタン東部/カザフスタン南端/キルギス西部/タジキスタン北端 2.6ppm
東経37〜38度
サウジアラビア北西部/ヨルダン 1.8 ppm
西経79〜83度
米国:ピッツバーグ 2.1 ppm
西経114〜119度
米国:ロサンゼルス 4.5 ppm
西経99〜102度
メキシコ:アカプルコ 2.4ppm
図1上より、人為起源CO2排出の影響を受けていると判断されたデータ(灰色の点)の多くは北半球に集中していること、特に大都市域等の周辺に多いこと等がわかります。
また図1下、図2において特に人為起源CO2濃度の高かった領域を表1にまとめます。これらの領域は、人口が密集した、または火力発電、油・ガス田開発を含めた産業活動が盛んな領域と考えられます。
次に、図1下に示す4つの領域(日本、東アジア、北アメリカ、全球)におけるインベントリ等による人為起源CO2濃度注釈ウと「いぶき」による人為起源CO2濃度との関係(過去3年半の平均値)を図3に示します。
図3より
以上より、「いぶき」は大都市等における化石燃料消費によるCO2濃度の上昇を捉えている可能性が高いと言うことができます。
ただし現時点では地上観測によって本研究の結果を検証することができていないこともあり、今回の結果にはまだ多くの不確実性が残されていることに注意が必要です。
3.今後について
注釈
(ア)CO2カラム平均濃度
地表面から大気上端までの乾燥空気に対するCO2分子の割合。現在は晴天域のみ算出されている。
(イ)排出インベントリ
ある期間内に特定の物質(大気汚染物質や有害化学物質など)がどこからどれくらい排出されたかを示す一覧表。温室効果ガスインベントリはその一種で、二酸化炭素など地球温暖化の原因となるガスの排出量や吸収量を、排出源・吸収源ごとに示すもの。
http://www-gio.nies.go.jp/faq/ans/outfaq1a-j.html
(ウ)インベントリ等による人為起源CO2濃度
(エ)化石燃料によるCO2排出インベントリ
本研究では「化石燃料によるCO2排出インベントリ」として、ODIAC(Open-source Data Inventory for Anthropogenic CO2)を利用している。ODIACは化石燃料によるCO2排出量は人工衛星から見た夜間の地球表面の明るさと火力発電所のデータベース注釈オから算出されているインベントリである。
Oda et al., Atmos. Chem. Phys., 11, 543–556, 2011
http://odiac.org
(オ)火力発電所のデータベース
ODIACでは火力発電所のデータベースとしてCARMA(Carbon Monitoring for Action)を使用している。CARMAには全世界の60,000以上の火力発電所が登録されている。
(カ)森林火災によるCO2排出インベントリ
本研究では「森林火災によるCO2排出インベントリ」として、GFAS(Global Fire Assimilation System)を使用している。GFASでは火災からの放射エネルギーを衛星から観測することにより、火災の範囲や強度、CO2の排出量等を推定している。
Kaiser et al., Biogeosciences, 9, 527-554, 2011
(キ)衛星CO2濃度観測による人為起源CO2排出(インベントリ)の監視
一例として『衛星による人為起源CO2濃度とインベントリ等による人為起源CO2濃度の差が衛星の誤差より大きい場合には、インベントリに問題が生じている可能性があるため、インベントリの内訳の精査を行なう』といったことが考えられる。
(ク)より高頻度・多数の衛星CO2濃度データの取得方法
衛星CO2濃度データの数は「温室効果ガス観測センサ」の視野内への雲の混入に大きく左右される(「いぶき」では雲の混入のないデータは全データの10%程度。)ため、
- 過去のデータから雲が少ないと考えられる場所の観測を優先する。
- 軌道上で雲の有無を判別し、雲のない領域を自分で探し、観測する機能を
衛星に付加する。
といった方法が考えられる。
問い合わせ先
環境省 地球環境局総務課研究調査室
(代表:03-3581-3351)
室長:竹本 明生(内線6730)
国立環境研究所 地球環境研究センター(029-850-内線)
衛星観測研究室長:横田 達也(2550)
GOSAT-2プロジェクトチームリーダー:松永 恒雄(2838)
(独)宇宙航空研究開発機構 地球観測研究センター
GOSATミッションマネージャ:中島正勝
関連新着情報
- 2025年9月8日更新情報「温室効果ガスの大きな排出源を宇宙からみつける?」記事を公開しました【国環研View LITE】
- 2025年8月21日更新情報動画「GOSAT-GW: 国立環境研究所の温室効果ガス観測ミッション、始まる」を公開しました【国環研公式YouTubeチャンネル】
-
2025年8月8日報道発表「いぶきGW」(GOSAT-GW)搭載
温室効果ガス観測センサ3型(TANSO-3)の初観測について(筑波研究学園都市記者会配付) - 2025年7月24日更新情報「2つのセンサを託してロケット打上げ GOSAT-GW、ついに宇宙へ」記事を公開しました【国環研View DEEP】
- 2025年7月1日報道発表温室効果ガス・水循環観測技術衛星(GOSAT-GW、「いぶきGW」)の打上げとクリティカル運用期間の終了について(筑波学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配布)
-
2025年4月25日報道発表「いぶき2号」(GOSAT-2)による温室効果ガスと大気汚染物質の同時観測を利用した大都市におけるメタンと一酸化炭素の排出量推定
—衛星観測により大都市毎の排出量推定が可能に—(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付) - 2025年4月25日報道発表温室効果ガス・水循環観測技術衛星(GOSAT-GW)の打上げについて【(2025年6月19日17:00追記)打上げ日時が延期されました。】
-
2025年2月6日報道発表地球全体の二酸化炭素濃度の
年増加量が過去14年間で最大に
〜いぶき(GOSAT)による2024年の観測速報〜(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付) -
2024年12月12日報道発表国立環境研究所、環境省、宇宙航空研究開発機構、NASA間の温室効果ガスに関する衛星データ相互比較等の
協力継続の決定(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、文科省記者クラブ同時配付) - 2024年9月26日更新情報「地球観測衛星『GOSAT』の驚くべき力とは?」記事を公開しました【国環研View LITE】
- 2024年9月24日更新情報「地球観測衛星がとらえるボルネオ島の異変とは?」記事を公開しました【国環研View LITE】
-
2023年10月16日報道発表衛星が観測した植生クロロフィル蛍光データによる植生への干ばつ影響の検出
— GOSAT(「いぶき」)のデータから土壌乾燥が草本植生に与える影響を観測可能に —(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付) -
2023年9月11日報道発表「いぶき」(GOSAT)と「いぶき2号」(GOSAT-2)の温室効果ガス濃度の整合性調査
— GOSATシリーズによる温室効果ガス濃度の長期間データ整備の取り組み —(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付) - 2023年4月18日報道発表「いぶき」(GOSAT)の温室効果ガス濃度推定手法の更新—衛星観測による温室効果ガス濃度の新たなデータセット—(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付)
-
2022年11月28日報道発表衛星観測データのモデル解析により中国北東部におけるメタン漏洩が明らかになりました
〜温室効果ガス観測技術衛星GOSAT(「いぶき」)の観測データによる研究成果〜
-
2022年3月10日報道発表メタンの全大気平均濃度の2021年の年増加量が
2011年以降で最大になりました
〜温室効果ガス観測技術衛星GOSAT(「いぶき」)の
観測データより〜(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付) - 2021年12月14日報道発表衛星観測が捉えた南米亜熱帯地域のメタン放出量と気象の関係 〜温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」によるメタン推定値と降水データの解析〜(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会、文部科学記者会、科学記者会同時配付)
-
2020年11月17日報道発表温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)のプロキシ法によるメタン濃度推定の誤差補正
〜10年間の観測データの解析〜(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配布) - 2020年11月12日報道発表温室効果ガス観測技術衛星2号「いぶき2号」(GOSAT-2)による観測データの解析結果(二酸化炭素、メタン、一酸化炭素)と一般提供開始について(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配布)
- 2019年7月5日報道発表温室効果ガス観測技術衛星2号「いぶき2号」(GOSAT-2)の観測データのプロキシ法による解析結果(メタンと一酸化炭素)について(筑波研究学園都市記者会、環境記者会、環境省記者クラブ同時配付)
- 2019年3月19日報道発表WMO温室効果ガス世界資料センターにおいて温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」データの提供を開始しました <環境省、気象庁、国立環境研究所、宇宙航空研究開発機構同時発表>
-
2018年7月5日報道発表「宇宙と地上から温室効果ガスを捉える-太陽光による高精度観測への挑戦-」
国立環境研究所「環境儀」第69号の刊行について(お知らせ)(筑波研究学園都市記者会、環境記者会、環境省記者クラブ同時配付) - 2017年12月13日報道発表欧州宇宙機関(ESA)、フランス国立宇宙研究センター(CNES)及びドイツ航空宇宙センター(DLR)との温室効果ガスのリモートセンシング及び関連ミッションに関する協定の締結について
-
2017年11月21日報道発表
西シベリア上空のメタン濃度は高度によって上昇度に差異があると判明(筑波研究学園都市記者会、環境省記者会、環境省記者クラブ、文部科学記者会、科学記者会、宮城県政記者会同時配布) -
2017年7月27日報道発表
東京スカイツリー(R)で大気中二酸化炭素(CO2)などの
温室効果ガス観測をはじめました(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、経済産業記者会、経済産業省ペンクラブ、中小企業庁ペンクラブ、資源記者クラブ、文部科学記者会、科学記者会、東京大学記者会同時配付) -
2017年6月2日報道発表温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)の観測データに基づくメタンの全大気平均濃度データの公開について
(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ同時配付) -
2016年10月27日報道発表季節変動を取り除いた全大気平均二酸化炭素濃度が初めて400 ppmを超えました!
〜温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)による観測速報〜
(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ同時配付) - 2016年10月24日更新情報JAXA筑波宇宙センター特別公開に「いぶき」チームが出展しました
-
2016年9月23日報道発表2013年夏季の東北アジア上空の大幅なメタン高濃度の原因を解明
-温室効果ガス観測技術衛星GOSAT(「いぶき」)の観測能力の高さを実証-
(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ同時配付) -
2016年9月1日報道発表「いぶき」(GOSAT)観測データによる
大都市等の人為起源二酸化炭素濃度の推定結果について
(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ同時配付) -
2016年5月20日報道発表全大気平均二酸化炭素濃度が初めて400 ppmを超えました
〜温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)による観測速報〜
(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、文部科学省記者クラブ同時配付) -
2015年11月27日報道発表温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」
(GOSAT)によるメタン観測データと
人為起源排出量との関係について(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、文部科学省記者クラブ同時配布) -
2015年11月16日報道発表温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)の観測データに基づく月別二酸化炭素の全大気平均濃度の公表について
(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、文部科学省記者クラブ同時配付) -
2015年9月18日報道発表森林の炭素貯留量を高精度に計測できる
衛星データ解析技術を開発(筑波研究学園都市記者会配付) - 2015年8月19日更新情報化石燃料燃焼による二酸化炭素排出量の全球1kmデータ(英語)を公開しました
-
2015年7月17日報道発表地上・衛星観測データが示す大気中二酸化炭素
の行方〜異なる2つの最新手法を相互的に評価〜(文部科学記者会、科学記者会、神奈川県政記者クラブ、横須賀市政記者クラブ、青森県政記者会、むつ市政記者会、高知県政記者クラブ、沖縄県政記者クラブ、名護市駐在3社、筑波研究学園都市記者会同時配付) - 2015年6月12日報道発表日食を利用して太陽光が大気中のオゾンへ与える影響を調査
- 2015年5月19日更新情報「いぶき」に関するニュースレター 国立環境研究所 GOSAT PROJECT NEWSLETTER 2015年春季号(Issue#31)発行
- 2015年1月13日お知らせSATテクノロジー・ショーケース 2015開催のお知らせ【終了しました】
- 2014年11月27日報道発表航空機による大気観測プロジェクト(CONTRAIL Project)がボーイングのecoDemonstrator787フライトに参加!(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、国土交通記者会、国土交通省交通運輸記者会同時配付)
- 2014年11月25日報道発表気候変動枠組条約第20回締約国会議及び京都議定書第10回締約国会合(COP20/CMP10)におけるサイドイベント開催・ブース展示について(お知らせ)【終了しました】<筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ同時配付>
- 2014年3月27日報道発表「いぶき」(GOSAT)の観測データを用いた全球の月別メタン収支の推定結果について
- 2013年10月31日報道発表気候変動枠組条約第19回締約国会議及び京都議定書第9回締約国会合(COP19/CMP9)におけるサイドイベント開催・ブース展示について(お知らせ)【終了しました】(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ同時配付)
- 2013年7月16日更新情報「いぶき」に関するニュースレター 国立環境研究所 GOSAT PROJECT NEWSLETTER 2013年7月号(Issue#28)発行
- 2013年3月13日お知らせ9th International Workshop on Greenhouse Gas Measurements from Space(IWGGMS-9)のお知らせ【終了しました】
- 2013年1月21日報道発表民間航空機を利用した観測で上空の二酸化炭素濃度の短周期変動が明らかに(お知らせ)(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ同時配付)
- 2012年12月5日報道発表温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)の観測データによる二酸化炭素吸収排出量等の推定結果の公開について(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、宇宙航空研究開発機構 同時発表)
- 2012年2月13日報道発表大気中酸素濃度分布の定期貨物船上での長期継続観測に成功 −オーストラリア/ニュージーランド沖で観測される高濃度CO2の起源推定が可能に−(お知らせ)(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ同時配付 )
- 2011年12月5日報道発表世界金融危機からの回復に伴い、2010年の世界の二酸化炭素排出量および大気中の二酸化炭素濃度が記録的水準に上昇(筑波研究学園都市記者会、 環境省記者クラブ同時配)
- 2011年12月1日更新情報GOSATプロジェクトのウェブサイトにCOP17展示ブースでの配布資料を掲載
- 2011年10月28日報道発表温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)による観測データを用いた全球の月別・地域別の二酸化炭素吸収排出量の推定について(お知らせ)(筑波研究学園都市記者会、環境省 記者クラブ、宇宙航空研究開発機構 同時発表)
- 2011年8月12日報道発表国立環境研究所の研究情報誌「環境儀」第41号 「宇宙から地球の息吹を探る−炭素循環の解明を目指して」の刊行について(お知らせ)(筑波研究学園都市記者会、 環境省記者クラブ同時配付 )
- 2011年7月25日報道発表富士山頂における大気中二酸化炭素濃度の自動越冬観測の試み −低温、無人、無電源下の自動観測機器を開発−(お知らせ)(筑波研究学園都市記者会 配付)
- 2011年7月19日お知らせ大型台風6号を「いぶき」が捉えました
- 2011年6月14日お知らせ南米チリの火山の噴煙がニュージーランドに到達した様子を「いぶき」が観測
- 2011年6月10日お知らせ日本科学未来館「ジオ・コスモス」で「いぶき」のデータがご覧になれます
関連記事
- 2025年9月8日「温室効果ガスの大きな排出源を宇宙からみつける?」記事を公開しました【国環研View LITE】
- 2025年7月24日「2つのセンサを託してロケット打上げ GOSAT-GW、ついに宇宙へ」記事を公開しました【国環研View DEEP】
- 2024年9月26日「地球観測衛星『GOSAT』の驚くべき力とは?」記事を公開しました【国環研View LITE】
- 2024年9月24日「地球観測衛星がとらえるボルネオ島の異変とは?」記事を公開しました【国環研View LITE】
-
2023年2月28日全量炭素カラム観測ネットワーク(TCCON)による温室効果ガスの気柱平均濃度の観測について特集 温室効果ガスを「見る」ための科学
【研究ノート】 -
2023年2月28日人工衛星が観測するクロロフィル蛍光を利用した陸域植生CO2吸収量推定特集 温室効果ガスを「見る」ための科学
【環境問題基礎知識】 - 2021年6月30日広く社会に貢献する環境研究の継承と展開