学際連携研究
令和4年度共同利用 公募要領
1.公募事項
学際連携研究は、全国の個人またはグループの研究者と本研究所の教員が協力して行う公募型の共同研究です。海洋や大気に関わる基礎的研究および地球表層圏の統合的理解の深化につながる研究が審査の対象となります。特に、複数の学問分野の連携による学際的な共同研究の提案を期待します。研究には以下の二つの形態があります。
(1)特定共同研究
本研究所が提案し、地球表層圏変動研究センターが中心となって計画的に推進する特定共同研究課題(特定1-AからD;別表1参照)について、所内の研究グループと所外の研究者が協力して進める共同研究です。また大気海洋研究所では、所全体の重点研究テーマを概算要求課題の複数のプロジェクトとして進行しています(https://www.aori.u-tokyo.ac.jp/activity/fsi.html)。令和3年度からは特定共同研究課題2(特定2-AからD)のカテゴリを設け、所内の当該研究グループと所外の研究者が協力して進める別表1に挙げた課題の共同研究を募集いたします。令和2年度から導入された琉球大学熱帯生物圏研究センター(熱生研)との連携協定に基づく熱生研施設を使った沿岸生態比較研究についても引き続き募集いたします(特定2-E)。
(2)一般共同研究
全国の個人またはグループが提案する研究テーマについて、所外と所内の研究者が協力して進める共同研究で、本所の研究目的に貢献が期待できるものです。新しい研究の展開のきっかけとなるポテンシャルを秘めた萌芽的研究を歓迎します。また、新規プロジェクトの立案にむけてのフィージビリティ研究(打ち合わせ会議や予備調査の実施などを含む)も審査の対象となります。ただし、研究集会やシンポジウムの開催を目的とした提案は、本公募の対象とはしません。
2.申請資格者
国・公立大学法人、私立大学及び公的研究機関の研究者、並びにこれに準ずる者。
3.申請方法
Wordファイルと、押印の上スキャンしたPDFファイル合わせて2通を以下申し込み先のGoogle formから提出してください。なお、押印した原紙は手元にて保管ください。
(1)特定共同研究
「特定共同研究申請書」(別紙様式1ワードファイル)
申請にあたっては、別表1の問い合わせ教員に連絡をとり、打ち合わせを行ったうえで、申請書を作成してください。
(2)一般共同研究
「一般共同研究申請書」(別紙様式2ワードファイル)
申請にあたっては、大気海洋研究所のホームページ(http://www.aori.u-tokyo.ac.jp/staff/index.html)に掲示されている所内常勤教員(教授、准教授、講師、助教)に連絡をとり、打ち合わせを行ったうえで、申請書を作成してください。
4.申込先
以下リンク先のGoogle formから提出してください。
https://forms.gle/uPRg4X7aL8nGEq9z8このリンクは別ウィンドウで開きます
※(注記)ご自身のGoogleアカウントでログインをお願いいたします。
※(注記)申込完了するとGoogle formからメールが届きます。
5.共同研究期間・応募総額
令和4年4月1日から令和5年3月31日までの期間。継続して共同研究の実施を希望する場合も、年度ごとに申請を受け、採否を決定します。なお、同一課題の実施期間は通算で2年間を限度とします(すでに2年間実施した課題と、内容が類似している申請については、審査対象外となる場合がありますのでご注意ください)。必要経費の応募総額の目安は年50万円〜200万円とします(ただし、沿岸生態系比較研究については20万円を上限とする)。
6.申請期限
令和3年11月30日(火)17:00 (日本時間・電子ファイル必着厳守)
7.問合せ先
〒277-8564 千葉県柏市柏の葉5-1-5
東京大学大気海洋研究所
国際・研究推進チーム 共同研究担当
TEL 04-7136-6009 e-mail: iarp@
(メールアドレスは@の後にaori.u-tokyo.ac.jpを加えてください。)
8.採 否
共同研究の採否は、大気海洋研究所共同研究運営委員会および同学際連携研究部会において審査し、大気海洋研究所協議会で決定します。その結果は、大気海洋研究所長から申請代表者に通知します。
申請が採択された場合、研究代表者は研究組織を構成する共同研究者の「共同研究承諾書」(別紙様式3ワードファイル)を取りまとめ手元にて保管ください。(ただし、申込者本人(研究代表者)および所内共同研究者の「共同研究承諾書」は不要。)
9.共同研究の成果について
(1)共同研究の代表者は、「学際連携研究報告書」(別紙様式4ワードファイル)と「学際連携研究報告書(別紙)」(別紙様式5ワードファイル)を、「7. 問合せ先」あてにWORD形式の電子ファイルで提出してください。学際連携研究報告書(別紙)は、大気海洋研究所ホームページに掲示します。
*提出締め切りは、令和5年4月4日(火)(必着)とします。
(2)共同研究の成果について論文を発表する場合は、当該論文の謝辞等に、本研究所の共同研究による旨を付記してください。
例 (和文) 本研究は東京大学大気海洋研究所学際連携研究の支援を受けた。
(英文) This study was (partly) supported by the Interdisciplinary Collaborative Research Program of the Atmosphere and Ocean Research Institute, the University of Tokyo.
(3)共同研究の成果について論文等を公表した時は、その別刷り2部又は電子ファイル(PDF)を「7.問合せ先」あてに提出して下さい。
(4)本共同研究により得られた知的財産権の帰属等については、東京大学発明等取扱規則に基づき、協議することになります。
特定共同研究課題と概要 | 問い合わせ教員* |
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1-A:古環境変動研究
古海洋・古気候の復元と解析や、そのモデリングを通して、古環境に関わる物質動態や変動機構の解明を行う研究 |
阿部彩子 教授 (abeouchi@) 横山祐典 教授(yokoyama@) |
1-B:海洋生態系変動研究 海洋生態系の観測とモデリングの融合を通して、海洋資源変動、気候・生態系相互作用、物質循環とそれに関わる生物活動に関する理解を深める研究 |
羽角博康 教授 (hasumi@) 伊藤幸彦 准教授 (itohsach@) |
1-C:生物遺伝子変動研究 エコゲノミクス・バイオインフォマティクスの方法論を通して、生物多様性および機能遺伝子の総合的理解を深める研究 |
兵藤 晋 教授 (hyodo@) 吉澤 晋 准教授 (yoshizawa@) |
1-D:大気海洋系変動研究 大気海洋系の観測と高分解能モデリングを通して、大気海洋系の物理化学構造や変動機構の解明を行う研究 |
佐藤正樹 教授 (satoh@) 鈴木健太郎 准教授 (ksuzuki@) |
2-A: 水と気候のビッグデータ研究拠点 | 高藪 緑教授 (yukari@) |
2-B: 沿岸―外洋域移行帯の資源保全と持続的利用のための統合的研究の推進 | 伊藤幸彦 准教授 (itohsach@) |
2-C: オーシャンDNAプロジェクト:海洋DNAアーカイブ・解析拠点形成による太平洋の生物多様性と生物資源の保全 | 兵藤 晋 教授 (hyodo@) |
2-D: 亜熱帯・Kuroshio研究拠点: 奄美大島の拠点と関連した亜熱帯研究 | 横山祐典 教授 (yokoyama@) |
2-E: 沿岸生態系比較研究: 琉球大学熱帯生物圏研究センターと締結の連携協定に基づき、琉球大学熱帯生物圏研究センターを利用する共同利用研究を募集します(但し20万円/件上限) |
所内常勤教員 ホームページ参照 |
*問い合わせ教員のメールアドレスは@のあとにaori.u-tokyo.ac.jpを加えてください。
〇昨年度までとの変更点
・申込書の提出方法:メールからGoogle formに変更。
・申込書:誓約文を追加し、所属長印欄を削除。
・申込書原本:郵送は不要。手元にて保管。
・共同研究承諾書原本:(採択決定後)共同研究者の承諾書を取りまとめ、手元にて保管。