日本学術会議の新型コロナウイルス感染症に対する取組
SARS-CoV-2電子顕微鏡像
撮影:広島大学ウイルス学 教授 坂口剛正、助教 東浦彰史
提供:広島大学 田中純子副学長(日本学術会議連携会員)
新型コロナウイルス感染症関連情報トピックス
日本学術会議の新型コロナウイルス感染症に関する最新の情報を紹介します。
2021年9月号『学術の動向』特集: 新型コロナウイルス感染症に対する学術の取り組みと今後の課題
学術の動向は、学術協力財団HPより購入可能です。
特集
新型コロナウイルス感染症に対する学術の取り組みと今後の課題
- 特集の趣旨 / 武田洋幸・丹下 健
- (座談会)
新型コロナウイルス感染症に対する学術の取り組みの現状と展望 / 梶田隆章・望月眞弓・門田守人・岸 玲子・武田洋幸 - 新型コロナウイルス感染症に対する日本学術会議のこれまでの取り組み / 武田洋幸
- 日本学術会議第二部大規模感染症予防・制圧体制検討分科会が2020年7月に発出した提言「感染症の予防と制御を目指した常置組織の創設について」 / 秋葉澄伯・平井みどり・糠塚康江・相澤彰子・小松浩子・髙井伸二・石川冬木・岡本 尚・神尾陽子・郡山千早・高倉弘喜・中川晋一・三鴨廣繁
- 社会変革に向けたICT基盤強化とデジタル変革の推進 / 東野輝夫
- 感染症対策に向けたICT基盤強化とデジタル変革の推進 / 高倉弘喜
- 日本医学会連合緊急提言:健康危機管理と疾病予防を目指した政策提言・支援組織の創設の必要性 / 磯 博康
- 日本医学会連合緊急提言:コロナ禍における医療提供体制──日本外科学会および外科系学会の取り組み / 日比泰造・武冨紹信・池田徳彦・永野浩昭・小野 稔・北川雄光・森 正樹
- 日本医学会連合緊急提言:COVID-19との対峙──日本感染症学会の取り組み / 舘田一博
- COVID-19:臨床の現場からの現状の分析と提案 / 三鴨廣繁
- 共有:コロナ禍において明らかになったデジタル時代の最も大切なマインドセット / 喜連川 優
- 基礎研究から明らかになった新型コロナウイルスSARS-CoV-2のウイルス学的特徴 / 浦木隆太・山吉誠也・河岡義裕
- 感染症と人類──ゲノム研究の視点から / 徳永勝士
国境を超えて進展するグローバリゼーションにより、瞬く間に世界に拡がった新型コロナウィルス。そうであれば、パンデミックの収束(終息)には国境を超える連携が不可欠です。本フォーラムでは、ワクチンや治療薬の共同開発、新たな知見・情報の収集や共有、格差や差別の解消にむけた政治や支援の取組みについて、多様な領域の現状や課題を明らかにし、パンデミックの収束(終息)にむけた国際連携の可能性を考えます。
オンライン開催
※(注記)以下の参加登録ページよりお申込み下さい。
シリーズ企画「学術フォーラム コロナ禍を共に生きる」
- 学術フォーラム コロナ禍を共に生きる#3「パンデミックに世界はどう立ち向かうのか〜国際連携の必然性と可能性〜」
2021年10月23日(土)オンライン開催 - [新型コロナウイルス感染症の最前線-what is known and unknown#2]
「新型コロナウイルス感染症の臨床的課題、対策と今後の方向性:臨床の現場を知り、何をすべきか一緒に考えましょう。」
2021年9月18日(土)オンライン開催 - [日本学術会議緊急フォーラム]
「新型コロナウイルス感染症の災害級流行急拡大への対応」
2021年9月11日(土)オンライン開催 - [新型コロナウイルス感染症の最前線-what is known and unknown#1]
「新型コロナウイルスワクチンと感染メカニズム」
2021年5月8日(土)オンライン開催終了。一部動画を公開中。参加者からの質問への回答(2021年7月29日作成)(PDF形式:271KB)を掲載。
公開シンポジウム「くすりのエキスパートが語る"よくわかる新型コロナウイルスワクチン"」(4月24日(土)開催)
- 参加者の皆様から寄せられた質問への回答「その1」が日本薬学会のホームページに掲載されました。
- 参加者の皆様から寄せられた質問への回答「その2」が日本薬学会のホームページに掲載されました。
1回目と2回目に回答できなかった質問への回答も今後順次掲載いたします。
2021年9月号『学術の動向』特集: 新型コロナウイルス感染症に対する学術の取り組みと今後の課題
学術の動向は、学術協力財団HPより購入可能です。
新型コロナウイルス感染症に関する公開講演会の情報
日本学術会議は、早い段階から公開講演会を通して様々な分野でコロナ禍に関連する課題について科学者コミュニティおよび市民との対話を進めてきました。日本学術会議は、その特徴を活かした多様な視点(人文・社会科学、生命科学、理学・工学)からコロナ禍の状況を分析し、課題の抽出を行っています。その成果を関連する学協会と連携して、公開講演会として発表しています。
新型コロナウイルス感染症に関する審議状況(第二部大規模感染症予防・制圧体制検討分科会)
大規模感染症等を予防・制圧するために必要な体制の整備等について検討を行うため、第二部に分科会を設置し、精力的に審議を行っています。
分科会の情報はこちら
日本学術会議のこれまでの取組
- 日本学術会議は新型コロナウイルス感染症蔓延の早い段階から、国内外の科学者と共同で様々な取組を行ってきました。
(日本語版(仮訳)は8月26日に公表) S20及びSSH20共同声明2021
S20 Joint Statement(PDF形式:281KB)
パンデミックへの備えと科学の役割(仮訳)(PDF形式:298KB)
SSH20 Joint Statement(PDF形式:229KB)
危機:経済、社会、法及び文化 より脆弱でない人類をめざして(仮訳)(PDF形式:189KB)
「世界的な公衆衛生上の緊急事態のためのデータ:ガバナンス、オペレーション、スキル(概要)」(PDF形式:137KB)
- 第24期山極会長が感染症対策だけではなく、経済、くらし、文化・芸術の幅広い分野の学識者との対談を行いました。