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救急科専門医育成プログラム 専攻医募集中,外傷患者を救いたい/不慮の事故に苦しむ患者と家族を救いたい,不慮の事故・災害から住民を守る同志を募集しています。救急医療体制充実に参画する同志を募集しています。
堺は1つ,1つの2次医療圏:大阪府堺地域二次医療圏,1つのMC協議会:大阪府堺地域MC協議会,1つの行政単位:政令指定都市“堺”,1つの消防本部:堺市消防局,1つの保健所:堺市保健所,1つの医師会:堺市医師会,1つの救命救急センター:堺市立総合医療センター,1つの災害拠点病院:堺市立総合医療センター,1つのDMAT指定医療機関:堺市立総合医療センター,【堺市2次医療圏】担当:90万人
堺は君たちを歓迎する!
“眼前の苦しんでいる人を助けたい!”
救急医療は、医療の基本であり、医師を志す者の思いの原点と云える。
堺救急科専門医育成プログラムは、その思いを十分に叶えることができるものと信じている。
中田 康城
救命救急センター センター長
災害時医療管理センター センター長
救急外科部長
岐阜大学医学部臨床系客員教授(救急・災害医学)
富山大学医学部非常勤講師(危機管理医学)
兵庫医科大学臨床教育教授(救急医学)
“医療”は、医師や医療機関の努力だけで行われるわけではありません。
特に救急医療は、現場(病院前)からの迅速かつ適切な対応が必要となります。医師や医療機関の努力だけでは、救えない患者が必ず発生します。
救急医療に携わる全ての機関や団体が一つであると、あらゆる患者に本当の意味で適切な医療を提供できます。
すべての機関や団体が“顔の見える関係”となり、地域内の救急医療体制の改善や充実が円滑に進みます。
そして1つの救急科専門医育成プログラムだから、貴君の思いと力をぶつけることができます。
1つだから、貴君が患者と地域を救うことができます。
日本救急医学会指導医指定施設
(2017年1月現在、全国113施設のみ)
政令指定都市:堺における唯一の三次救急医療施設として、“救急医療の最後の砦”として、あらゆる重症患者を受け入れます。我々は、重症救急患者に救急初療室での初期対応(蘇生処置)から、急性期救命医療(根治的処置・手術)、その後の集中治療、さらには転院・外来フォローまで一貫したシームレスな医療を提供します。救命救急センターの救急科専攻医は、あらゆる領域の救急患者の発症より社会復帰まで、担当医として診療していただきます。
多くの急性腹症や外科感染症に加え、重症外傷や中毒に対応します。初療から手術やIVR、術後集中治療、さらには転院・外来フォローまでを担当します。繊細な鏡視下手術から、ダイナミックな外傷外科手術までを経験して頂きます。
当院内科統括部の強いバックアップを下に、救急医・集中治療医・各専門内科医・麻酔科医がチームとなり、診療・治療・管理にあたります。専門性が多様のため、各診療ガイドラインに迅速対応し、かつ病態論に踏み込む深い思考をもった診断・重症管理が経験できます。
病院内で救急患者を受け入れる他、我々には以下のような役割があります。
ドクターカーによる現場出動、救命救急センター外来に隣接する堺市消防局救急ワークステーション(消防分署)との連携により、積極的な病院前医療を行います。専攻医にも重症救急患者を救命する“攻めの医療”に参加して頂きます。
堺市二次医療圏における救急医療の中心として、行政および堺市消防局、周辺医療機関、堺市医師会などと協力し連携します。いわば「オール堺」の救急体制を構築し、住民へ安全な医療を提供します。
堺市二次医療圏内で唯一の災害拠点病院、DMAT指定機関として、いざと言う時には堺市と周辺地域を守る要となります。
専攻医にもDMAT講習を受けて頂きます。
救急外科常勤専従医師 13名+非常勤医師 2名
※(注記)救急科専門医 8名(救急医学会指導医2名含む)
外科専門医 5名
整形外科専門医 3名
平日日勤帯
三次ホットライン担当、ドクターカー担当、二次救急担当、ICU/HCU担当、病棟担当、ACS担当、準緊急手術麻酔担当などの交代分担制
夜間休日帯
2人当直制+2人オンコール
充実した臨床経験数
平成28年度 | 平成29年度 |
---|---|
9,316件 | 9,322件 |
776/月(25/日) |
※(注記)国内トップレベルの受入れ件数です。
疾患名 | 平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 4~12月 |
---|---|---|---|
病院外心肺停止 | 118 | 178 | 107 |
重症急性冠症候群 | 134 | 145 | 114 |
急性大動脈疾患 | 38 | 44 | 39 |
重症脳血管障害 | 37 | 57 | 60 |
重症外傷 | 399 | 464 | 348 |
重症熱傷 | 8 | 4 | 5 |
重症急性中毒 | 42 | 49 | 25 |
重症消化管出血 | 217 | 238 | 147 |
重症敗血症 | 99 | 129 | 81 |
重症体温異常 | 20 | 26 | 11 |
特殊感染症 | 3 | 4 | 1 |
重症呼吸不全 | 83 | 85 | 65 |
重症急性心不全 | 66 | 84 | 44 |
重症出血性ショック | 2 | 1 | 5 |
重症意識障害 | 9 | 9 | 7 |
重篤な肝不全 | 1 | 2 | 2 |
重篤な腎不全 | 13 | 19 | 5 |
その他の重症病態 | 0 | 1 | 0 |
合計 | 1,289 | 1,539 | 1,066 |
※(注記)救命救急センター開設以降、重症外傷や重症急性中毒、重症熱傷の受入れも大幅に増加しました。
救急外科入院患者数
救急外科:入院数 | 平成27年7月〜平成28年3月(9ヶ月) | 平成28年度 |
---|---|---|
外傷 | 543 | 621 |
急性腹症 | 300 | 368 |
中毒 | 87 | 90 |
熱傷 | 17 | 17 |
環境異常 | 19 | 29 |
その他外因 | 21 | 12 |
その他内因 | 113 | 209 |
CPA ※(注記) | 100 | 114 |
計 | 1,200 | 1,460 |
※(注記)みなし入院含む
※(注記)救急外科は2次3次救急患者のうち、おもに外因性疾患と手術適応患者を担当しています。
救急外科:治療・処置・検査など | 平成27年7月~平成28年3月(9ヶ月) |
---|---|
外傷全身CT(外傷 pan-scan CT) | 378件 |
外傷局所CT | 1,250件 |
Ai(全身CT) | 48件 |
初療室開胸+開胸心マッサージ | 3例(※(注記)) |
経皮的心肺補助 | 1例 |
緊急血管造影+IVR | 31件 |
MTP(異型輸血) | 1回 |
低体温療法・体温コントロール | 6例 |
※(注記)心刺創によるCPA、独歩退院1例を含む
ドクターカー出動(回)(※(注記)) | 平成28年度 | 平成29年度 |
---|---|---|
重症外傷 | 60 | 41 |
多数傷病者対応 | 2 | 2 |
救出困難 | 2 | 4 |
CPA(疑い) | 77 | 78 |
内因性疾患 | 79 | 107 |
救命処置が必要、その他 | 6 | 7 |
計 | 226 | 239 |
※(注記)平日9~17時のみ運用、出動後キャンセル含む
救急外科:手術数 | 平成27年7月〜平成28年3月(9ヶ月) | 平成28年度 |
---|---|---|
Acute Care Surgery領域 | 327件(228人) | 386件(270人) |
整形外科領域 | 225件(140人) | 323件(253人) |
脳神経外科・形成外科ほか | 28件(22人) | 54件(24人) |
計 | 580件(390人) | 775件(554人) |
※(注記)ほとんどの手術を救急外科スタッフのみで行っている。
※(注記)一部の手術は麻酔も担当している。
救急外科:ACS領域手術数(人) | 平成27年7月〜平成28年3月(9ヶ月) | 平成28年度 | |
---|---|---|---|
外因性 | 鋭的外傷 | 9 | 15 |
鈍的外傷 | 23 | 32 | |
熱傷 | 2 | 3 | |
計 | 34(75件) | 50(78件) | |
内因性 | 急性虫垂炎 | 83 | 72 |
腸閉そく | 33 | 40 | |
急性胆のう炎 | 31 | 30 | |
消化管穿孔 | 17 | 34 | |
ヘルニア嵌頓 | 9 | 16 | |
NOMI | 5 | 3 | |
その他 | 16 | 23 | |
計 | 194(252件) | 218(306件) |
※(注記)二次用救急診療スペース3床は別にあります。
※(注記)日本初の、初療処置台とCT台、手術台をカーボン製天板手術台(+シャトル)で共用する 重症外傷診療システムです。
CTや手術・血管造影検査などにおける患者の移動・載せ替え"1・2・3!"を行わない、患者にもスタッフにも優しいシステムです。
患者搬送後、極短時間で全身CT(pan-scan)を取りつつ、同時に蘇生処置も可能です。
除染室・二次救急用診療スペース(3床)・Walk-in用診察室(4室)
前室付き陰陽圧管理個室1室、他個室7室を含む
熱傷用ベッドと水浴室