呼吸器外科
呼吸器外科
概要
呼吸器外科では、主にがん診療拠点病院として肺癌の外科的治療を行っています。近年、肺癌の手術では従来の標準的な開胸手術は減少し、「胸腔鏡手術」や「ロボット支援」手術などが増加傾向にあります。胸腔鏡手術では従来の4個程度の創(きず)からただ一つの創にて肺癌の根治手術を行う「単孔式胸腔鏡手術」がヨーロッパからアジアまで幅広く増加傾向にあります。創が少ないことにより術後の痛みが軽減することから患者様が早期に社会生活へ復帰できると考えられ当院では積極的に施行しています。
「ロボット支援」手術は、人の関節よりも自由度が高いためにより高度な手術ができる可能性があり、当院ではda Vinci Xi サージカルシステムを導入しています。精度の高い手術だけでなく、疼痛が少なく術後の早期退院、回復につながるといわれています。
「単孔式胸腔手術」や「ロボット支援手術」など、身体への負担が少ない"低侵襲"で、患者様に多くの利点をもたらすことができる新たな手術方法に対応し得る施設です。
肺癌以外の疾患にも積極的に取り組みます。縦隔腫瘍に対するロボット手術、胸腔鏡手術なども積極的に行っています。気胸や膿胸といった疾患においても当科では呼吸器内科とも密接に連携することで適切なタイミングで手術ができる態勢がとれています。呼吸器に関わる諸々の疾患に対応するとともに、すべての患者様に親しまれ、信頼される診療施設となることを目指します。
スタッフ
井上 玲
呼吸器外科部長 兼
乳腺外科部長
呼吸器外科
日本外科学会外科専門医
呼吸器外科専門医
日本呼吸器科外科学会ロボット支援手術プロクター
日本乳腺外科学会認定医
日本乳癌学会乳腺専門医
山崎 雅久
日本外科学会外科専門医