自分の意見ばかり話す人を黙らせる"すごい裏技"

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自分の意見ばかり話す人、あなたの周りにもいるだろうか? 他人の意見には耳を傾けてくれない、違う意見があっても無理やり自分の意見を押し通そうとする。そんな人とどう付き合えばいいのだろうか?「自分の意見ばかり話す人と議論するのは時間のムダですが、黙らせるテクニックはあります」そう語るのは、2023年と2024年上半期ベストセラーランキングビジネス書部門で1位(日販/トーハン調べ)となり、「もっと早く読んでいればと後悔すらした」「ぶっ刺さりすぎて声出た」と反響を呼び続けている『頭のいい人が話す前に考えていること』の著者・安達裕哉氏。今回は、安達氏に、自分の意見ばかり話す人を黙らせるすごい裏技について聞いた。(構成/ダイヤモンド社・森遥香)

自分 意見 一方的 黙らせるPhoto: Adobe Stock

議論は時間のムダ

――自分の意見を押し通す人と話すときに気を付けることを教えてください。

安達裕哉氏(以下、安達) たとえ相手の意見が自分の考えと異なっていても、言い返さないよう模索するのがおすすめです。基本的に議論は時間のムダです。私は前職のコンサル時代、絶対に顧客とは議論しないように上司に教えられました。私が「自分の考え方と顧客の考え方が違う場合はどうしたらいいですか?」と尋ねると、上司が一言。

「自分の考え方を言わないといけないときには言うべきだけど、そんな状況って少なくね?」

たしかに考えてみると本当に自分の意見が必要とされるときは滅多にありません。相手の話に「そうですね」と棒読みで頷いてやり過ごしましょう。

議論が得意な人は少ない

――黙ってやり過ごそうと思います。議論が時間のムダという考えに至ったのはなぜですか?

安達 議論が得意な人はほとんどいないからです。もちろん、ディベートの練習を積み重ねた人同士の議論は建設的な意見を出し合えると思います。ただ、そのような人はごく少数なのではないでしょうか。ディベートに慣れないまま議論をすると、すぐに感情論になったり、論点をすり替えたりして、何の生産性もない時間になってしまうのです。

一方で、鍛錬した人との目的のある議論はやる意味があります。例えば、コンサルティング会社は議論が顧客へのサービスに直結するため、言葉の解釈一つとっても社員同士で議論を重ねます。ディベートを訓練した社員が、サービスへの顧客満足度が一番上がる表現を探求するという目的があった上で、議論は成り立つのです。

そうは言っても、誰しもが建設的な議論ができるとは限りません。議論ができる環境を整えるのは難しいのです。相手が信頼関係のある人なら良いかもしれませんが、ほとんどの場合、時間がもったいないですね。

一方的に意見を言う人は権力で黙らせる

――一方的に意見を押し付けられて鬱憤がたまってきた場合はどうしたらいいですか。

安達 実は、相手を黙らせたいときに実践できるテクニックがあります。相手の他に相手よりも立場の高い人がその場にいることが条件なのですが、立場が上の人に「今の意見どう思います?」と話を振るんです。もし違う意見が出たら相手は逆らうことはできません。これは相手が明らかに間違えたことを言っていると感じたときにコンサルタントがよく使う手法で、論理で争うのではなく、権力で黙らせるほうが簡単なんです。当然、相手のプライドは傷つくので、本当に必要な時だけ使ってくださいね。

(本稿は、『頭のいい人が話す前に考えていること』の著者・安達裕哉氏へのインタビューをもとに構成したものです)


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しかくダイヤモンド社 THE BOOKSでの安達裕哉氏インタビューはこちら!

☆★☆読者から感動、驚愕の嵐☆★☆

内容が充実しており、共感出来るところが多く、おそらく電車の中で読みながら頷いていたのではないかと思います(笑)。「いま、流行りの自己啓発本かぁ」と思って手に取ったことを反省しました。(52歳男性)

タイトルで買うかどうか悩んでたけれど、いい意味で裏切られる素晴らしい内容。
出版してくださって心から感謝。
(39歳/女性)

ページをめくるたびに耳が痛くなりました。上司がイライラしていたのは自分のこの行動が原因だったんだ、と気づけたのは大きな成果です。そして、あとがきを読んで思わず涙が出ました。(36歳/女性)

ぶっ刺さりすぎて声出た。
この本に出会っていない世界線を想像するとゾッとする。

(30代・男性)
今転職活動をしていますが、読んだことが面接等でも活かせており、数段頭が良くなったと勝手に思ってます(笑)。感謝しかありません。(33歳/女性)

頭のいい人が話す前に考えていること 頭のいい人が話す前に考えていること

本書の内容

第1部 頭のいい人が話す前に考えていること ―「知性」と「信頼」を同時にもたらす7つの黄金法則

その1 頭が悪くなる瞬間、頭がよくなる時間
その2 頭のよさを決めるのは「だれ」だ?
その3 なぜ、コンサルは入社1年目でもその道30年の社長にアドバイスできるのか?
その4 頭のいい人は、論破しない
その5 「話し方」だけうまくなるな
その6 知識が「知性」に変わるとき
その7 承認欲求をコントロールできる者がコミュニケーションの強者になれる

第2部 一気に頭のいい人になれる思考の深め方 ―「知性」と「信頼」を同時にもたらす5つの思考法

第1章 まずは、バカな話し方をやめる ――客観視」の思考法
第2章 なぜ、頭のいい人の話はわかりやすいのか? ――「整理」の思考法
第3章 ちゃんと考える前に、ちゃんと聞こう ――「傾聴」の思考法
第4章 深く聞く技術と教わる技術 ――「質問」の思考法
第5章 最後に言葉にしてインパクトを残す ――「言語化」の思考法

頭のいい人が話す前に考えていること
頭のいい人が話す前に考えていること
安達裕哉 著
<内容紹介>

どれだけ考えても、伝わらなければ意味がない。でも、話し方のスキルだけでは、人の心は動かせない。コンサルで叩き込まれたのは、人の心を動かす、思考の「質」の高め方でした。本書は「頭のいい人」が何をどう考えているかを明確にし、誰でも思考の質を高め、「頭のいい人」になれる方法を伝授します

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