ドル円は151円台後半の年初来安値を更新、2024年の「円安継続」シナリオを検証

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1ドル=151円台前半の円相場と日経平均株価を示す電光ボード=11月1日午前1ドル=151円台前半の円相場と日経平均株価を示す電光ボード=11月1日午前 Photo:JIJI

ドル円は3年連続の円安へ
2024年のドル円は円高か

2023年のドル円は、年初の131円程度から一時151円まで円安に動いている。ドル円は、11月以降に大幅に円高に振れない限り、年間ベースで3年連続の円安となりそうだ。しかも、ドル円が今の水準で年末を迎えれば、昨年末の131円台に比べて10%以上も円安となり、3年連続で10%を上回る円安を記録する。

1985年以降、ドル円が4年連続で円安になったのは、2012年から2015年の期間だけだ。ただし、2015年の円安幅は小幅であり、ほぼ横ばいだった。2024年も10%を超えるような円安となれば、円安は長期トレンドとの見方が強まろう。

しかし筆者は、2024年が円高圧力が高まる時期になると考えている。そこで(少し気が早いかもしれないが)、2024年のドル円を左右する要因を整理し、円安が続くのかを考察してみたい。

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