「日米韓」「露北朝鮮」協力強化は時代遅れ、見せかけの"同盟化ゲーム"を演出する事情
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「日米韓」「露北朝鮮」首脳会談
「協力強化」の合意は何を意味する?
北東アジアではこの8月、9月、核拡散につながりかねない「危ない外交」が展開された。
日米韓3カ国による初首脳会談(8月18日)で「日米韓軍事協力」が合意されたのに対抗するように、ロシアのプーチン大統領と北朝鮮の金正恩総書記は9月13日の首脳会談で、軍事協力やロケット、衛星開発などでの「朝露同盟」をアピールした。
東西両陣営が「同盟化」を急いているように見え、北朝鮮の核開発のスピードアップや韓国で核保有論が高まるなど、北東アジアで核拡散につながりかねないとの懸念が強まる。
だが両陣営の協力強化をよく見ると、実質が伴わない「見せかけ」の側面が多い。
冷戦構造の復活のカギを握る中国が「中露朝同盟」に冷ややかなことが、同盟化にブレーキをかけていることがある。さらにより大きいのは世界秩序の変化だ。
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