目の前の人が「仕事してるフリだけの浅い人」か「できる人」かを一瞬で見分ける質問
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「"仕事しているフリ"ばかりしてる人は面接で真っ先に落としていました」
そう語るのはコンサルタントとして数多のビジネスパーソンと対峙し、コンサルティング会社の採用にも携わってきた安達裕哉氏だ。「今年1位かも」「ぶっ刺さりすぎて声でた」と話題沸騰中の安達氏の書籍『頭のいい人が話す前に考えていること』は、話し方を鍛えることよりも、話す前に考えることの重要性を「考えている人」「考えていない人」の具体例を交えながら分かりやすく説く。本稿では、本書には入りきらなかった「ちゃんと考えている人」か「無思考な人」かを見抜くカンタンな方法を紹介する。(構成/淡路 勇介)
「仕事してる"フリ"」をしてるだけの人たち
「前職はマーケティングの部署にいました」
「企業の研修担当でした」
コンサルタントとして、ときには自社やクライアント先の採用担当として、さまざまな経歴の人に会ってきた。
しかし、「仕事をしていた」というのは表向きばかりで、中には「この人は"仕事してるフリ"をしていただけでは?」と感じる人によく出会う。
私はコンサルタントして、採用担当として、数々のビジネスパーソンに会うなかで「仕事してるフリだけの人」を瞬時に見抜く能力を身につける必要があった。
なぜなら「仕事してるフリだけの人」を選ぶと、自分やクライアントが損をしたり、無駄なコストを支払ったりする羽目になるからだ。
「仕事」というのは、毎日出社し、机に座っていれば成立するものではない。
一定の成果を得るために自分の頭で考え、行動に移し、結果を出さなければならない。
「仕事してるフリだけ」の人は、机に座っているだけとまでは言わないが、「自分の頭で考え、行動に移す」が抜け落ちていることが多い。
「マーケティング担当」や「企業の研修担当」でも「担当であるだけで仕事してるフリだけ」の人と「ちゃんと考えている仕事してる人」に二分されるのだ。
では、「仕事してるフリだけ」の人をどうやって見抜くのか。
実に単純だ。「あること」を聞けばすぐにわかる。
どれだけ考えても、伝わらなければ意味がない。でも、話し方のスキルだけでは、人の心は動かせない。コンサルで叩き込まれたのは、人の心を動かす、思考の「質」の高め方でした。本書は「頭のいい人」が何をどう考えているかを明確にし、誰でも思考の質を高め、「頭のいい人」になれる方法を伝授します