ウクライナ戦争1年、「台湾連動論」と「中ロ同盟」をめぐる西側の大誤解

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中国の習近平国家主席プーチン大統領とテレビ電話で会談をする中国の習近平国家主席(2021年12月) Photo:Anadolu Agency/gettyimages

不要な緊張関係を生む
ロシアと中国への誤った認識

ロシアのウクライナ侵攻から2月24日で1年がたった。

欧米や日本は、ウクライナ情勢が、中国の「台湾侵攻」に連動するとの見立てを強め、「中ロ(ソ)同盟」が復活するという見方も一部で喧伝されている。

だが、主権国家が軍事侵略されたウクライナと、中国が主権や領土を主張し、欧米も「一つの中国」政策を取っている台湾を同一視して危機感をあおるのは、逆に不要な緊張関係を生むだけだ。

中国とロシアの関係は、米国との緊張関係が続く限り、相互利益が一致し協調関係の強化を探るが、「同盟関係」の復活の可能性は極めて低い。

ウクライナ侵攻後の「台湾連動論」と中ロ関係をめぐって西側は大きな「誤解」をしている。

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