「この人、気がきくな」と好感をもたれるお礼メールの書き方とは?
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仕事で毎日使うのに、誰も教えてくれない「メールの文章術」。返信・アポ取り・依頼・催促・お詫び・感謝など、文面に迷うシーンは多々あります。そこで、本稿では『気のきいた短いメールが書ける本』より、一部を抜粋・編集して紹介します。(構成/根本隼)
「好感をもたれる」お礼メールのコツとは?
いい仕事をしてもらったときは、大げさなお世辞よりも、周囲の反応や評価などの事実を添えて、お礼を言いましょう。
○しろまる○しろまる社の田中です。お世話になっております。
お陰さまで本日、リニューアルサイトをオープンいたしました。
社内や関係各方面からたいへんよい反響が届いております。
素晴らしいお仕事をしていただき、本当にありがとうございました。
次の展開についてもまたご相談させていただきます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
「好感をもたれる」お礼の書き方パターン集
仕事を一緒に頑張った、やり遂げてもらったとき、会って話を聞いてもらったとき、ひとことお礼を言う書き方は...。
→仕事の完成や進行状況を関係者に知らせるときに、「お陰さまで」は欠かせないフレーズ。
→「ひとえに」を漢字で書くと「偏に」で、「すべて」「ひたすら」という意味。
→スケジュール・取引条件などで、こちら側の要望を聞き入れてもらったときの書き方。「ご了承いただき」でもOK。
→上と同様、相手がこちら側の事情を汲んで譲歩してくれたときの書き方。「無理なお願いをお聞き入れくださり」とも。
→「感謝の念に堪えない」は、おさえきれないほど感謝の気持ちが湧くこと。「感謝に堪えない」ともいいます。
→「ご多忙のところ」「貴重なご講演をいただきまして」「有意義なご講義を賜りまして」などでも。受講者の気のきいた感想があれば書き添えます。
(本稿は、『気のきいた短いメールが書ける本』より一部を抜粋・編集しました)
『気のきいた短いメールが書ける本』は、どんな場面でも使える「短くても失礼のない」400のお役立ち表現を紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
メールで悩んでいるすべての人へ
ダイヤモンド社刊、1300円+税
著:中川路 亜紀
マナーや言葉づかいは、時代とともに変化していきます。今はどこからどこまでが許容範囲なのかという全体を視野に入れ、国語の基本をふまえて判断することが必要です。
拙著『気のきいた短いメールが書ける本』でメール表現の豊かな選択肢を手に入れ、つかいこなしていけば、メール仕事はもっと自由で快適なものになるでしょう。
本来、マナーは思いやりであり、言葉はつかう人たちがつくりかえていくものです。それぞれが相手を思いやり、互いに気持ちのよい言葉やマナーを選択していくことが、これからのよき仕事の文化をつくっていくのだと私は考えています。
本書を活用して最短の解決を
『気のきいた短いメールが書ける本』はメール仕事をサポートするために、次のように構成しました。
第1部 気のきいたメール仕事 15のポイント
メール仕事をサクサク進めるためのコツから、基本的なメールマナー、メールソフトの機能活用方法まで、まず理解しておきたい15の事柄を示しました。
第2部 この場面ではこう書く! 気のきいた短いメール術
よくある場面別の【3段階文例】+【プラス表現】。本書メインの内容です。
<最短メール><気のきいた短いメール><ていねいメール>という、3段階のバリエーションと、関連する言い換え&プラスαの表現のフレーズ集を豊かに例示し、自分らしい表現を見つけられるように構成しました。
第3部 これだけはおさえたい! 気のきいた敬語マナー
礼儀正しく慇懃無礼にならない、ほどよい敬語をつかうための9つのFAQで、正しい知識とボキャブラリが手に入ります。
【巻末】メールの書き出しでつかえる季節の言葉のフレーズ集
「いつもお世話になっています」以外に、距離を縮めるひとことがほしいときのフレーズ集。
【巻末】よくある疑問さくいん
目次では見つけられなかった疑問を解決するためのさくいん。
仕事で使えるテクニックを凝縮しました。ぜひ、「短くても失礼のないメール術」を皆さんの仕事に取り入れてみてください。
返信・アポ・依頼・感謝・お詫び......すべてのビジネスシーンに対応! 仕事がサクサク進む、周りからの評価が一変する! もう迷うことない「気のきいた短いメール」が書けるようになるビジネス文章術。メールの時間を半分にして、仕事の効率を2倍にしよう 付録:「季節の言葉」一覧リストつき