足元は原油価格上昇継続、イラン制裁緩和など弱気材料も

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原油相場がやや反発している。米大統領選挙で、11月7日に民主党のバイデン前副大統領が当選を確実にして不透明感が後退した。それで週明け9日には株式など他のリスク資産とともに原油相場も上昇した。

同日には米製薬大手ファイザーが、開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、「90%を超える予防効果がある」との暫定的な治験結果を発表したことも好感され、相場上昇は加速した。

米国産原油のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で1バレル当たり43ドル台、欧州北海産のブレント原油で45ドル台まで上昇した。

しかし、それまでの原油相場は軟調だった。8月下旬にはWTIで43.78ドル、ブレントで46.53ドルと3月以来の高値を付けたが、その後は下落して、11月初めにはWTIで33ドル台、ブレントで35ドル台と5カ月ぶりの安値を付けた。

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