米大統領選「バイデン勝利」で、株安リスクは本当に高まるか

会員限定
記事をクリップ
URLをコピー
記事を印刷
Xでシェア
Facebookでシェア
はてなブックマークでシェア
LINEでシェア
noteでシェア
バイデン氏「バイデン氏が大統領になれば株安」という市場のコンセンサスは、ここに来て変わりつつあるように見える Photo:Win McNamee/gettyimages

バイデン氏が優勢でも
米国株上昇が続くのはなぜか

バイデン氏が米民主党の大統領候補者レースで勝利をほぼ確実にした4月上旬以降、「バイデン氏が大統領になれば株安」が市場のコンセンサスだった。

バイデン氏の公約は、連邦法人税率を現行の21%から28%へ引き上げること、キャピタルゲイン課税の最高税率を現行の23.8%から39.6%に引き上げることなど、アメリカの企業利益や株式投資にとってネガティブな内容を含む。バイデン大統領誕生ならば、米国株の下落要因になると考えるのは自然だろう。

しかし、バイデン氏優勢との世論調査が夏頃から定着しても、米国株は上昇トレンドを維持している。それどころか、「バイデン氏が大統領になれば株高」との予測も増えており、大統領選が米国株に与える影響はわかりにくくなった。

実際に、バイデン氏が大統領に選出されても、米国株の上昇は続くのだろうか。筆者は、条件付きで、バイデン大統領誕生でも米国株の上昇はあると考えている。

あなたにおすすめ

特集

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /