有機生姜
有機しょうが漢方薬としてのしょうが
茎は漢方薬としてしょうが(しょうきょう)と呼ばれ、発散作用、健胃作用、鎮吐作用があるとされています。大棗との組み合わせで他の生薬の副作用をやわらげる働きがあり、多数の方剤に配合されています。
表面の皮を取り去り、蒸して乾燥させたものは乾姜(かんきょう)または乾しょうが(かんしょうきょう)と呼ばれ、興奮作用、強壮作用、健胃作用があります。
身体を温め、免疫力を高める
日本薬局方においては、単に根茎をしょうが(しょうきょう)とし、乾姜(乾しょうが)と区別されていない。しかし、しょうがと乾姜を使い分け、しょうがをショウガの生の根茎の意味とする場合もある。ショウガを加えた葛湯は、身体を温めて、免疫力を高めるため、風邪の民間療法によく用いる。
古くは「はじかみ」と呼ばれ「古事記」にも登場
日本では「古事記」に記載があるように古くから用いられていた。古くは「はじかみ」と呼ばれたが、サンショウも同じく「はじかみ」と呼ばれたため、サンショウとの区別では「ふさはじかみ」「くれのはじかみ」と呼ばれたという。
植え付けから収穫まで
作付準備は1月中旬~2月上旬、定植時期は3月下旬~4月中旬行います。
収穫始めは10月下旬~収穫終りは11月中旬までとなります。
4月上旬に黒マルチ張り、5月上旬マルチを切り芽出し作業とネキリ虫取り作業の同時進行を5月下旬まで行います。6月上旬より有機しょうがの株元に複土と敷き藁、6月中旬まで、そのころより虫取り(ハスモンヨトウ、シロイチモンジヨトウ、アワノメイガ)がほぼ毎日、8月中旬まで続きます。
その間7月上旬までに台風対策としてしょうが用防風ネット張りを行い、その後は虫取りと除草作業が9月下旬まで続きます。