有機にんにく

肉食の広まりとともに、消費が伸びる

にんにくの原産地は、中央アジア周辺といわれており、古くは紀元前から、エジプトやギリシャで栽培の記録が残っています。

日本へは、中国を経由して平安時代ごろに伝わったとされており、渡来時期は古いものの、栽培が一般に広がったのは戦後になってからで、食肉や油を用いた料理が好まれるようになったことなど、日本人の食生活の変化に伴い、国内でもにんにくの消費が伸びて、広く栽培されるようになりました。

疲労回復と滋養強壮に効果大

にんにくは、古くから滋養強壮、疲労回復などに効果があるとされていましたが、実際にビタミンB群、カリウム、アリシンなどの有効成分が豊富に含まれるほか、肉や油などに含まれる栄養成分の吸収を高めることも知られており、近年はさらに多様な健康効果が期待される作物です。

高知名物カツオのたたきにも欠かせない薬味

すりおろしたり、刻んだりしたニンニクには、アリシンという成分が含まれ、強い殺菌効果があることから、生肉や魚の料理によく添えられます。高知の名物であるカツオのたたきにも、必ず添えられるので、県内では生姜や青ねぎとともに、多く利用される薬味作物です。加熱調理するとアリシンは失われるが、独特の臭いは抑えられ、肉や油の風味を引き立てることから、ステーキなどの肉料理にも欠かせない香辛料となっています。

植え付けから収穫まで

作付準備は9月中旬~10月上旬、定植は9月下旬~10月上旬に行う。
収穫始めは翌年4月下旬~収穫終りは5月下旬。

9月になったら元肥をまいて耕耘、畝立てし、畝に黒マルチを張ります。
種にんにくは事前に球を鱗片に分けて、傷みのあるものや扁平なものを取り除きます。
10月上旬に定植、マルチフィルムに穴を開け、種にんにくを差し込んで覆土します。
マルチフィルムの植穴部分に草が生えるので、雑草が大きくなる前に除草をします(10月下旬と12月上旬頃)。
5月上旬に収穫。茎と根を切り離し、しっかり乾燥させてから予冷庫にて貯蔵します。

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