遠賀川の直轄管理区間には、樋門・樋管が約753カ所(九州第1位)、水門が7カ所(同4位)、排水機場が20カ所(同2位)、堰が12カ所(同1位)、床止めが25カ所(同1位)、陸閘が75カ所(同1位)、堤防が251.5キロメートルあり、 その多くは完成後長期間が経っています。これらの河川管理施設が常に機能を発揮できるよう、点検や修繕を行います。
堤防の不具合を容易に発見できるよう除草を行い安全性を点検します。
河川管理施設等の点検、水質事故やゴミの不法投棄等の調査を行います。
毎年、出水期には大量のゴミが上流から遠賀川河口堰や河口周辺に到達し、その対応に苦慮しています。対応策の一つとして、遠賀川河口堰の上流250メートル付近に長さ203メートルのゴミ収集施設(網場)を設置し、平成25年度の出水から運用しています。
河川に油や化学物質等が流出する水質事故は、平成26年に遠賀川流域で21件発生しました。重大な水質事故は、取水制限により生活や産業に支障を来すだけでなく、生態系にも悪影響を及ぼします。
当事務所は、自治体、警察等と連携して、水質事故の被害拡大防止に努めています。河川や水路で異常を発見された場合は、当事務所や自治体、警察等へ通報をお願いします。
河川巡視やカメラによる監視等、不法投棄対策を行っています。
河川維持管理計画は、長年の経験等に培われて実施されてきた河川維持管理の適確性と効率性の向上を図りつつ、河川整備計画に沿った計画的な維持管理を実施をするために、河川維持管理の具体的な内容を定めたものであり、計画の対象期間は概ね5年間としています。