肝疾患相談センターLiver Disease Consultation Center

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肝臓病に関することをご相談ください
連絡先 秋田大学医学部附属病院肝疾患相談センター
TEL 018-884-6297
FAX 018-836-2611
対応時間 8:30〜16:30(月〜金)
市民公開講座のお知らせ

市民公開講座ポスター

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肝疾患相談センターとは

肝疾患相談センターの役割は、肝疾患患者さん、肝炎ウイルスキャリアーの方々、及びそのご家族の電話相談を行うことです。
また、肝疾患に関する情報の収集を行い、それを患者さん、その家族、医療従事者に広く提供しています。年に数回、肝疾患をテーマとした講演会『秋田肝臓大学』を継続的に開催し、肝疾患の基礎知識や最新治療を提供しています。
さらに県内各地で開催される市民公開講座において、最新の肝疾患に関する話題を提供しています。


秋田県における肝炎診療ネットワーク

スタッフ一覧

役割 職種 氏名 兼務・所属 資格
センター長 准教授 後藤隆 消化器内科 日本内科学会専門医(指導医)
日本消化器病学会専門医(指導医)
日本消化器内視鏡学会専門医(指導医)
日本肝臓学会専門医
センター員 特任講師 佐藤亘 消化器内科 日本内科学会認定医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本肝臓学会専門医

相談方法

下記の連絡先へご連絡ください。

連絡先 秋田大学医学部附属病院 肝疾患相談センター
TEL 018-884-6297
FAX 018-836-2611
対応時間 8:30 〜 16:30 (月〜金)
相談内容 肝臓病に関する内容
例) B型、C型肝炎、肝硬変、肝癌
必要情報 ご相談者の氏名、年齢、性別、住所、病院受診歴、ご連絡先(電話番号)
(氏名や年齢は、伏せたままでも相談可能です)

(注記)おり返し、相談内容について電話で対応いたします。

一般向けセミナー

肝臓大学新聞

秋田肝臓大学

私たち秋田大学では、肝疾患の基本的な事項や最近の話題を定期的に患者様に提供する会を企画しています。対象は、肝疾患に関心のある方すべてですので、患者様、家族の方、お友達など幅広く参加していただければ幸いです。
なお、参加は無料、予約は必要ありません。

日時 次回開催は未定です
場所 秋田大学医学部医学系研究棟 4階6講義室
連絡先 秋田大学医学部附属病院 肝疾患相談センター 後藤 隆
電話:018-884-6297

肝炎および肝癌治療最新情報

B型慢性肝炎、B型肝硬変

年齢や肝臓の状態よりインターフェロンまたは核酸アナログと呼ばれる経口薬が代表的治療薬です。
年齢が35歳以下ではインターフェロンで治療されるケースもありますが、35歳以上では主として核酸アナログ製剤が使用されます。 またB型肝硬変では年齢に関わらず、核酸アナログが選択されます。
現在、日本ではラミブジン、アデフォビル、エンテカビル、テノフォビルが使用されていますが、B型肝炎ウイルスに対する耐性の少ないエンテカビル(バラクルード®)とテノフォビル(テノゼット®)が治療の中心です。 核酸アナログ製剤は高価な薬剤で長期に服用が必要となることが大半ですので、医療費の助成制度があります。
なお助成の申請には日本肝臓学会専門医または日本消化器病学会専門医(一部)の作成した書類が必要となりますので、まずは主治医にご相談ください。

詳細は秋田県庁内、秋田県保健・疾病対策課
https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/3067(ホームページ)
または電話 018-860-1424 まで

C型慢性肝炎、C型肝硬変

現在、治療の主流はDDAと呼ばれる経口薬です。
平成26年秋にインターフェロンを使用しない経口薬のみでの治療が認可されました。 よって特殊な事情を除けば、インターフェロンが使用される事はありません。経口DDAの最大の特徴は高い効果と副作用の少なさです。 インターフェロン治療では発熱や関節痛など非常に副作用の多い薬剤ですが、現在の経口DDAが副作用のため中断するケースは非常に少なくなっています。 この内服薬はウイルスの型により服用する薬が異なります。
なおDDA薬は非常に高価な薬剤ですので、医療費の助成制度があります。
なお助成の申請には日本肝臓学会専門医または日本消化器病学会専門医(一部)の作成した書類が必要となりますので、まずは主治医にご相談ください。

詳細は秋田県庁内、秋田県保健・疾病対策課
https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/3067(ホームページ)
または電話 018-860-1424 まで

ジェノタイプ1b (セログループ1)

アスナプレビル(スンベプラ®)とダクラタスビル(ダクルインザ®)の併用
(1日2回服用、治療期間24週間(約6ヶ月)
耐性ウイルスが存在するため、事前に耐性ウイルスの検査を病院で行うことが望ましいです。腎機能が悪い患者でも服用できるケースあります。併用できない薬が多いため、事前に他科また他院からの内服薬をお薬手帳などで調べる必要があります。

ソフォスフビル、レディパスビル配合錠(ハーボニー®)
(配合錠のため1日1回1錠服用、治療期間12週間(約3ヶ月)
耐性ウイルスが少なく、事前の耐性ウイルスの検査は不要です。ただし、腎機能が悪い患者には服用できません。心臓が悪い患者さんも注意が必要です。

オムビタスビル、パリタブレビル、リトナビル配合錠(ヴィキラックス®)
(配合錠のため1日1回2錠服用、治療期間12週間(約3ヶ月)
耐性ウイルスが少なく、事前の耐性ウイルスの検査は不要です。腎機能が悪い患者でも服用できるケースあります。ただし、高血圧薬であるカルシウムブロッカーは一部の薬剤で併用禁忌となっています。

ジェノタイプ2a,2b (セログループ2)

ソフォスフビル(ソバルディ®)とリバビリン
(ソホスブビルは1日1回服用、リバビリンは1日2回服用)
治療期間12週間(約3ヶ月)
リバビリンによる貧血の副作用は時々見られます。また腎機能が悪い患者では使用できません。

肝細胞癌(肝癌)

肝癌の治療は肝部分切除、ラジオ波焼灼療法、肝動脈塞栓療法などが治療の中心となり、肝臓や腫瘍の状態により良い治療法が選択されます。
またエタノール注入療法、肝動脈動注療法、ソラフェニブなどの分子標的薬が選択されるケースもあります。 まれではありますが、肝移植、放射線療法、重量子線療法など行われる事があります。
なお、病院によっては選択できない治療法もありますので、事前に確認が必要です。

肝部分切除は肝臓の障害度が低く、腫瘍が限局しているケースで行われ、腫瘍の部分を切り取る手術で、外科医が行います。

ラジオ波焼灼療法は腫瘍をエコーで確認しながら、ラジオ波とよばれる針を腫瘍に刺し、熱で癌を死滅させます。局所麻酔で行い、肝臓の障害度が高くなく、3cm以内に3個以内が治療適応です。内科医または外科医が行います。

肝動脈塞栓療法は主に大腿動脈(足のつけね付近)からカテーテルと呼ばれる細い管を肝動脈まで挿入し、抗がん剤と塞栓物質で癌を死滅される治療法です。主として放射線医が行います。

リンク

秋田県医療関連
・秋田県がん診療連携協議会
https://www.hos.akita-u.ac.jp/onco/
・秋田県公式Webサイト 秋田県肝疾患診療ネットワーク
https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/4145

東北地方 肝疾患診療連携拠点病院
・青森県 弘前大学医学部附属病院
http://www.med.hirosaki-u.ac.jp/hospital/
・岩手県 岩手医科大学附属病院
http://www.iwate-med.ac.jp/hospital/
・宮城県 東北大学病院 【http://www.hosp.tohoku.ac.jp/
・秋田県 秋田大学医学部附属病院 【https://www.hos.akita-u.ac.jp/
地方独立行政法人市立秋田総合病院
http://akita-city-hospital.jp/
・山形県 山形大学医学部附属病院
http://www1.id.yamagata-u.ac.jp/
・福島県 公立大学法人福島県立医科大学附属病院
http://www.fmu.ac.jp/byoin/

肝臓学会
・日本肝臓学会 【http://www.jsh.or.jp/

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター
・肝炎情報センター 【http://www.kanen.ncgm.go.jp/

活動実績

(1)相談件数(2014年度)

電話相談 9件

(2)申請書類作成

B型慢性肝炎 核酸アナログ 新規申請 17件
更新申請 59件
C型慢性肝炎 3剤併用療法 8件
インターフェロン新規治療 1件
インターフェロンフリー治療 18件
原発性胆汁性肝硬変 新規申請 1件
更新申請 24件

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