アイテム番号: SCP-A403
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-A403はサイト-190の10枚以上のフライマン-ポロ放射線遮蔽層を備えた密閉された収容庫内に収容されます。 SCP-A403の効果が遮蔽層に潜在的に害を及ぼし得るポイントまで上昇した際は、封じ込めが再確立されるまで局所的電離抑制パルス(LISP)が活性化されます。これが不十分であることが判明した場合、サイト-190は撤退され、偶発事態39-ポワロ"隠蔽された不祥事"が直ちに実施されます。
説明: SCP-A403は半径10cmの円形をした、紫がかった半透明の組成が未知である宝石です。 SCP-A403の中心部には脈動する、腫瘍に酷似した有機的な構造があります。 SCP-A403は観測された中では最低243ラド、最大[編集済]ラドの強さの範囲において、予測できない量で電離ガンマ線を絶えず放出します。
SCP-A403はカリフォルニア州のG████H███████町内にある、ネオ=サーキックの施設を襲撃した際に回収されました。地元の崇拝者はSCP-A403を神聖なアーティファクトとみなし、放射能の影響を彼らの神聖な病気を悪化させ、最終的には神性を獲得するための手段として尊んでいました。 SCP-A403は他のサーキックカルトにおいては"無秩序の心臓"や"カルキスト・イオンの涙"として知られています。
補遺 - 緊急更新: サイト-190で発生した関連性のない収容違反以降、SCP-A403は所在不明です。再収容に向けての努力が継続されています。
<記録開始>
O5-11: この問題に迅速に反応してくれたことに感謝する、クレフ博士。この困難な仕事に対して私たちが最良のエージェントを迎えるべきであることは唯一の適当な手段なのだ。
クレフ博士: お世辞はやめてください。私はサーキック・カルトが再びA403を手に入れたのだと考えているのですが。
O5-11: 事態はそんな単純なものではない。我々は監視カメラを分析したのだが──泥棒達は壊れた神の教会のエージェントだったのだ。
クレフ博士: ならば問題は解決です。
O5-11: どういうことか聞かせてくれ。
クレフ博士: 教会のサーキック・カルトへの憎しみは我々へのものさえ上回ります。わざわざ憎々しい敵の神聖なアーティファクトの1つを、自分達のために使うことはないでしょう。恐らく彼らにとってそれは異端に映ります。教会が我々よりも優れた封じ込め作業をする可能性さえあるでしょう。
O5-11: 君は正しいかもしれないが、危険を冒すことはできないのだ。つまり、A403が教会で圧倒的に何をしでかすか分からん人物の手に渡ってしまったのだ-オーバム神父という名の大層なマクスウェリストだ。
クレフ博士: 彼は何をしたのです?
O5-11: SCP-217を知っているな?
クレフ博士: 彼がそれを発明したと?
O5-11: 彼がそれを完成させたのだ。肉体を歯車だけでなく回路やプラズマ大砲に変えることができるようになるまで、十分な量のリスとニワトリでそれをテストしたのだ。君が彼に対して持つ唯一の強みは君が人間であることだろう - 彼は小さな動物のみを "生物改造"するのを好む。報告によると彼はそれで病的な快楽を得ているらしい。また教会の彼の同僚達は彼が少なくともある程度年老いているのは確実だと考えている。
クレフ博士: では私が彼の隠れ家に行って、脳を吹き飛ばして放射能の宝石を取り返してこればいいのでは?
O5-11: そう簡単には事は進まないだろう。
[10秒間の沈黙の後O5-11の長いため息をつく。]
O5-11: …何を言っているんだ、その通りだった。
クレフ博士: 全くです。
<記録終了>
<記録開始>
[簡潔化のため編集済]
オーバム神父: いつもみたいにのぞき見か、なるほどのぅ。
クレフ博士: この拘束具を外せ、さもなくば神に誓ってお前の喉にスペースシャトルをぶち込んでやる。
オーバム神父: これこれアルト、ここは神聖な地じゃ。ここでは潔白かつ建設的であるべきじゃ、そう思わんかのう。つまり、この状況の良い部分を見るのじゃ: 財団は引っかかり、クレフはワシらのものじゃ!自分を昇進させてやらねばのう!
クレフ博士: その宝石をどうするつもりだ!?
オーバム神父: "その宝石"?バカなことを言うでない!複数あることはよもや知っておろう!
クレフ博士: 他にもあるというのか?
オーバム神父: キサマはあの病的な泣き言漏らしのイオンが1滴しか涙をこぼさないとでも思っておるのか?ヤツは正確には7つ泣いたのじゃ。純粋な、ありのままの混乱の象徴として結晶化し形成された7つの邪悪な涙。ワシがそれらを破壊するとともにすぐにこの世界から無秩序は消え、全てが本来の機能を果たすようになるのじゃ!
クレフ博士: そしてお前そのことを私に話している…何のつもりだ?
オーバム神父: 何故ならワシを止めるための機会は既に過ぎ—
[爆発が発生。音声が約3分間途切れる。][データ削除]: "俺はイオン、アディトゥムの崇高なるカルキストにして、尋常ならざる力を生み出した!"
オーバム神父: キサマ、ワシに何をしておる!?何かがワシの頭蓋骨の中で這い回って—
[オーバム神父の骨がぱっくり開く音の後、[データ削除]の腫瘍性の突起部が床に当たる]
[データ削除]: Come on、エッグマン!追いかけてきな!
オーバム神父: あのハリネズミ大嫌-
[音声が途切れる。]
<記録終了>
アイテム番号: SCP-A403-オメガ
オブジェクトクラス: Rapidus
特別収容プロトコル: "私たちはただ遅すぎるのだ" -O5-11
説明: SCP-A403-オメガは████████████ ████████ ████ ██████████ SCP-A403-1から-7██████████ ████████████████ ████████ ███████████████████████肉体を████████████ 観測された中では最低速度0.25c、 █████ █████ギャロス███████人間の内臓の挽肉によって作られたチリドッグ███████████ ████████ █████████ ████████ ███████████████ █████████████ ███████████████████ ████████ █████████という手段で行われる再生成███ ██████████ ████ ███████████ ████████ ███████████ ████████████████████████████████ █████████████発癌性の███████放射性の███凝固███████████████████毒性の複数の付加物██████████████████████ ████████████"遅きを排除せよ"█████████ ███████ ████████360度ループ████████████████████ "サーキック・ザ・ヘッジホッグ"████████████████████████
海外アニメ"Adventures of Sonic the Hedgehog"第16話"Tails' New Home"から、ドクター・エッグマンの台詞Sonic fell for it! Tails is ours! I'll have to give myself a promotion!のオマージュ
ゲーム・ソニックシリーズで一般的によく見られる要素。日本語では主に「360度ループ」の呼称が使用される。