コーヒーを零してしまった。すまない。 — 春眠博士
アイテム番号: SCP-ZZZ-JP-J
オブジェクトクラス: Okiter
特別収容プロトコル: SCP-ZZZ-JP-Jのうち、物体のものはサイト-8116かサイト-8161(もしかしたら8118だったかもしれません)の低危険度物品収容ロッカー内に収容されています。
概念、現象のSCP-ZZZ-JP-Jの影響を防ぐため財団職員は毎日必ず、7〜8時間の睡眠、及びバランスのとれた食事をとる必要があります。SCP-ZZZ-JP-Jの影響を受けた際は、睡眠をとるか、カフェインを接種すると良いらしいです。
説明: SCP-ZZZ-JP-Jは精神に影響を及ぼす様々な物体や概念、現象などです。当オブジェクトの影響を受けた場合、影響を受けた対象は眠気に襲われます。また、この影響は対象や周囲の状況などで強さが変化します。影響は特に措置を施さないのであれば、数分置きに再発し、睡眠をとることで完全に脱することができます。
適度な睡眠をとっている場合は当オブジェクトの影響を受けにくくなります。
以下はいくつかのSCP-ZZZ-JP-Jの例です。
※(注記)完全な一覧は「SCP-ZZZ-JP-Jの一覧」を参照してください。
- 「超ひも理論 入門」というタイトルの書籍
- 子守り歌
- 約7分のアンビエントの楽曲
- 風呂上がり
- 春
- 乗用車の振動
- 家庭用ゲーム機の取り扱い説明書
- プログラムミング言語が表示された画面
また、当オブジェクトの影響を受けた際に口を大きく開くという特殊な行動(SCP-ZZZ-JP-J-aに分類)をとる場合があります。この行動にはミーム的性質があります。SCP-ZZZ-JP-J-aを目視した場合、目視した対象は同様の行動をとるようになり、眠気に襲われることがあります。
補遺-1: 眠い。
対象: 曙博士
実施方法: SCP-ZZZ-JP-Jの影響を受けたと思われる曙博士の様子を観察。
<観察開始>
曙博士: SCP-███-JPの報告書を読んでいる。非常に眠そうである。
曙博士: SCP-ZZZ-JP-J-aをしたが、誰も目視していなかったため、ミームの拡大は免れた。
曙博士: コーヒーを飲んだ。
曙博士: SCP-███-JPの実験を開始。
曙博士: がSCP-ZZZ-JP-Jの影響のためか、SCP-███-JPにコーヒーを溢しかける。
<観察終了>
後少しで収容違反が起きるところだった。やはり睡魔は大敵だ。
— 春眠博士
対象: 東雲博士
実施方法: SCP-ZZZ-JP-Jの影響を受けたと思われる東雲博士の様子を観察。
<観察開始>
東雲博士: SCP-ZZZ-JP-J-aをする。近くにいた青崩研究員に感染し、青崩研究員もSCP-ZZZ-JP-J-aを行う。
青崩研究員: 東雲博士がいる部屋から退室。
東雲博士: 紅茶を飲んだ。非常に眠そうである。
東雲博士: 報告会へ行くために会議室へ向かう。
報告会が開始
東雲博士: 東雲博士は眠そうである。
東雲博士: 眠気を紛らすためか、頬を数回叩く。
東雲博士: SCP-ZZZ-JP-J-aを行う。目視している人物がいなかったため、ミームは拡大せず。
報告会が終了
東雲博士: 自分の研究室に戻る。
東雲博士: 机に座って書類を整理している。
東雲博士: 机に頭を強打。
東雲博士: 眠気を覚ますためか、書類の束に顔面に数回ぶつける。
東雲博士: 暫くした後、再度ぶつける
東雲博士: 実験申請書を書いている。東雲博士: 机に伏せたまま動かなくなった。(恐らく眠っている。)
<観察終了>
対象: 東雲博士
インタビュアー: 春眠博士
付記: 観察記録ZZZ-2の後に東雲博士に対してインタビューを行いました。
<録音開始, (2014年4月23日)>
インタビュアー: 東雲博士、起きてください。
東雲博士: [起きる]
東雲博士: どうしましたか...なぜ録音機を持っているんです?
インタビュアー: あなたに対してインタビューを行うためです。
東雲博士: なぜインタビューを?
インタビュアー: あなたはSCP-ZZZ-JP-Jの影響を受けていると考えられます。ご存じですか。東雲博士: 全く聞いたことありませんね。[当報告書を読む]
東雲博士: まさか自分がオブジェクトの影響を受けていたとは......。
インタビュアー: 普段、睡眠をどのぐらいとっていますか。
東雲博士: 最近は4〜5時間ぐらいですかね。
インタビュアー: 明らかな収容プロトコル違反ですね。これからはしっかり睡眠をとるようにしてください。
東雲博士: はい、すみません。以後気を付けます。
インタビュアー: 昨日は何をしていましたか。
東雲博士: [数秒沈黙]昨日は一日中、██技術員と財団の情報セキュリティシステムのメンテナンスをしてました。これが影響を受けた原因でしょうか。
インタビュアー: 恐らくそうでしょう。
東雲博士: なるほど。
インタビュアー: 以上でインタビューを終了したいと思います。お疲れ様でした。
東雲博士: お疲れ様でした。
[ドアの開閉音]
[足音]
[ドアの開閉音]
インタビュアー: ああ、やっと休めます。
インタビュアー: これですよ、これ。私が求めていたものは......。やはりベッドは最高です。
[沈黙]
[録音機の充電警告音]
<録音終了, (2014年4月24日)>
補遺-2:
影響の拡大を防ぐため、SCP-0833-JP-Jが発生している際は、収容プロトコルに違反しない限りほぼ全ての職員を休みにし、しっかり日々の疲れを取ることが義務付けられました。
これでよし
— 春眠博士
財団は本当に疲れが貯まる場所だ。暇な部所なんてどこにもないだろう。既に分かっていると思うが、財団ではほんの少しのミスでも宇宙を壊しかねない。だから職員は疲れが貯まる前にちゃんと休むように。こんなオブジェクトがあるなら尚更だ。
収容プロトコルにもあるように財団職員は適度な睡眠、食事、運動をすううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううjjjjうううううjうううううううううういいううううう 失礼、私も影響を受けているようだ。皆はちゃんと休暇をとるように。おやすみ。
確保、休養、保護
— O5-11
他のSCP-ZZZ-JP-Jに関する記録、及び影響報告はこちらを参照してください。