クレジット
タイトル: SCP-CN-3838 - 魔弾の射手Der Freischütz
原著者: Ikaite Ikaite
原文記事(CN): SCP-CN-3838
参照元記事(INT): SCP-CN-3838
訳者: DirStarFish DirStarFish
英訳者: newnykacolaquantum does not match any existing user name
査読者: dhueguang dhueguang
アイテム番号: SCP-CN-3838
オブジェクトクラス: Thaumiel / Apollyon
特別収容プロトコル: 無意味。
説明: SCP-CN-3838はGoI-586"緋色の王の子ら"の刻印が施された赤い弾丸の総称です。最初に発見されたのはサイト-CN-20においてです。元々は7発あったと考えられていますが、回収時には3発が使用済みとなっていました。これら消費された弾丸はK-クラスシナリオもしくは(最上級多能性実体を含む)複数の異常実体に対応して使用された可能性があります。現在では証拠や記録が存在しないXK-クラスシナリオ中に財団とGoI-586間の合意の産物と推測され、シナリオそのものへと対抗するために運用された可能性があります。
物品の異常性は実体の名前が当文書末尾の補遺(以降SCP-CN-3838-1表記)に追記された時に発現します。標的に対して銃でSCP-CN-3838実例を発射すると、SCP-CN-3838-1実体は無条件で"殺害されます"。この実体は絶対に緋色の王と関連しないものです。最初の6発で"殺害される"SCP-CN-3838-1実体は必ずSCP財団以外であり、7発目のSCP-CN-3838の発射は因果律単位での財団の崩壊と消滅を引き起こす可能性があります。
最低でも3体の最上級多能性実体のSCP-CN-3838による"殺害"が裏付けられています。
一度SCP-CN-3838実例が発射されると、SCP-CN-3838-1実体の"殺害"は次のSCP-CN-3838実例が発射されるという結果を招きます。言い換えるならば、最初のSCP-CN-3838実例が発射されると、7発全てが発射されます。この過程で、緋色の王と関連する概念が合意的現実へと徐々に侵入していきます。7発目のSCP-CN-3838実例が発射されると、タシュケント-クラス"異花受粉"シナリオが引き起こされます。
目下1発のSCP-CN-3838実例が残存しています。
補遺1: 次のSCP-CN-3838-1の指定
人名/名称: アーロン・シーガル
役職: SCP財団、O5-5
注記: SCP財団で最後のただ1人のメンバーとして、我はこの命と財団の存在そのものを捧げて契約に終止符を打つ。
我が骸むくろは背後にあるSCP-579へと落ちていくだろう。
さらばだ、忌まわしきダイオウイカどもよ。貴様らは我々が言われるがままの操り人形だと本気で信じていたのか?