SCP-CN-2402

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評価: +33

クレジット

タイトル: SCP-CN-2402 - 近間の星
原題: SCP-CN-2402 - 邻星
著者: ©︎Yoghurt_Jinchouge Yoghurt_Jinchouge
作成年: 2021

評価: +33
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アイテム番号: SCP-CN-2402

オブジェクトクラス: Archived

特別収容プロトコル: SCP-CN-2402に対する収容業務は現在、具体的な発生メカニズムの解明に集中しています。

説明: SCP-CN-2402は月に関連した一連の異常現象です。オブジェクトは歴史上、世界各地で等しく記録されており、発生メカニズムを説明するべく、収束的な仮説が概ね同時並行的に展開されてきました。

crescent.jpg

発生中のSCP-CN-2402
2021年02月19日撮影

SCP-CN-2402の異常な性質は、月探査ミッションの実施を契機として発見されました。探査時に取得した月の数値と画像は、月が光を発しないことを証明するものでした。これを受け、月光の形成がアノマリーに分類されることとなりました。オブジェクトに含まれる主な異常現象は次の通りです。

  • 地球を照らす月光の光源は未発見である。
  • 地球は月に投影を行うが、影を作る光源は未発見である。
  • 月は不定期に地球へ投影を行う。この際、月光は徐々に遮蔽されていくように見える。
    • 仮説上の存在──未知の実体と月が互いに遮り合うとともに、地球に投影を行っている。
    • 仮説上の存在──未知の実体は現行の天体体系において自発光を行い、それでいて不可視である。
  • 未知の実体が不可視であるなら、月食の形成を説明することは不可能となる。
  • 未知の実体が月を遮蔽する、あるいは月に遮蔽される場合、その相対的な位置を説明することは不可能となる。
  • 地球の歳差と実際に観測されたデータにおける乖離。

これらの要素に対する定性分析には、推測や仮定が含まれている可能性があります。

財団分析部門の計算では、SCP-CN-2402から推論される未知の実体を導入することで、現行の天体体系モデルを一定程度単純化できるとされます。また、地球から約1.496x108kmのエリア(現行の天体モデルで計算)に大質量の自発光天体が存在するとの仮説が、数理モデルの単純化を企図して提出されました。この仮説は思考節約の原理に基づき、否決されています。

Footnotes
. 訳注: 「ある事柄を説明するためには、必要以上に多くを仮定するべきでない」とする指針。オッカムの剃刀とも。
ページリビジョン: 5, 最終更新: 05 Nov 2023 14:14
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