SCP-CN-233-J
評価: +14

クレジット

タイトル: SCP-CN-233-J - 禁忌の筆
原題: SCP-CN-233-J - 禁忌之笔
著者: ©︎Flea_ZER0 Flea_ZER0
作成年: 2016

評価: +14
評価: +14

アイテム番号: SCP-CN-233-J

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: ████████博士の使用時は、SCP-CN-233-Jの異常性が発現しないことから、現在、████████博士がSCP-CN-233-Jを所持しています。████████博士の許可あるいは、セキュリティクリアランスレベル4以上の職員3名による同意なしに、SCP-CN-233-Jを使った者は、即刻、財団中国支部のボールペンにインクを詰める鉛筆を削る担当のレベル0職員に降格されます。使用されていないSCP-CN-233-Jは、████████博士のデスクにある筆立てに挿しておかなければなりません。SCP-CN-233-Jに対する実験は禁止されます。

説明: SCP-CN-233-Jは14本の黒インクの水性ペンです。████████博士を除く、あらゆる人間がSCP-CN-233-Jを使用する際、SCP-CN-233-Jの異常性が発現します。該当人物(以下、SCP-CN-233-J-1と呼称)がSCP-CN-233-Jを使用すると、以下の一連の現象が発生します。具体的にはいくつかの段階に分類されます:

第一段階(SCP-CN-233-J-1がSCP-CN-233-Jに接触してから1-30分後):
SCP-CN-233-J-1は急に催し始め、迅速にトイレに向かって駆け出します。しかし、トイレへ向かう途中で耐えきれなくなり、公共の場で発狂しながら排泄してしまいます。この時、全ての傍観者は、絶望する対象にシンパシーを感じ、最大級の同情の念を示しますが、全ての助けは無駄に終わります......

第二段階(SCP-CN-233-J-1がSCP-CN-233-Jに接触してから31-120分後):
SCP-CN-233-J-1は憤怒の激流からようやく解放されますが、今度は滑って転んでしまいます。両目に排泄物が入り込み、対象は悲痛な叫びをあげます。ここで、数名のマントを纏った死者の使いが現れ、手にした懐中電燈を使い、対象の全身を強い光で包み込みます。彼らは私達のために、████████博士の私有財産を濫用したこの哀れな対象に、30秒の哀悼を捧げた後、█時間に渡って、対象を照らし続けます。その場から逃亡する試みは無意味です。彼らは対象を追いかけます。彼らは決して諦めません。懐中電燈で対象を照らし、照らし、照らし、照らし、照らし......

第三段階(オブジェクトに触ったやつ SCP-CN-233-J-1がSCP-CN-233-Jに接触してから121-240分後):
SCP-CN-233-J-1が地獄の使者から追われる最中、更なる不幸が対象に降りかかります。可哀想に、対象は地獄の使者から光を浴びせられるだけでなく、生卵をも投げつけられてしまうのです。対象には雨のように卵が染み込み、白身と黄身の嵐に飲み込まれます。対象がそれでも逃げ続けた場合、突如として、クロスワードパズルに対するとてつもない情熱が沸き起こり、1面を完成させるまで、対象を制止することは不可能となります。こうなると、地獄の使者でも止められません。周りで銃弾が飛び交っていたとしても、対象はクロスワードを解き続けます。1面が完成すると、彼はうっかり階段を踏み外し、どこからか出現したスイカに頭部を強打し、一時的に気絶します。対象は次の段階まで覚醒することがありません。

第四段階(私の許可なくペンを使おうとした者 SCP-CN-233-J-1がSCP-CN-233-Jに接触してから241-500分後):
野郎がスイカの襲撃から目を覚ますと同時に、地獄の使者による強烈な光線攻撃を受けます。その後、対象は死んだふりをしようが、逃亡しようが、ポテトサラダの絨毯爆撃を食らうことになります。そして黄色い粘液状の堆積物から這い出すと、対象の耳には車のドアを開閉する音が、けたたましく聞こえ始めます。対象は出口に向かって一目散に逃げ出しますが、████████博士の同意なく私物を使った輩の企みは、決して成功することがありません。なぜなら、対象は███████羽のカラスによる急降下爆撃を受けるからです。そう、数トンものフンが、彼のドゥームズ・デイを降臨せしめるのです。ですが、これは最後の悲劇ではありません。対象は地獄の使者に助け出され、再び突っ込まされ、助け出され、突っ込まされ...を延々と繰り返させられます。ダメ押しとして、救出される際には懐中電燈の光で網膜を潰されます。さあ、フィナーレの開幕です!

最終段階(私のペンを盗用した死すべき者 SCP-CN-233-J-1がSCP-CN-233-Jに接触してから501-2880分後):
この人でなしは最後の救済を受け、苦しみから解放されます。しかし、対象はまだ最後の審判を受けてはいません。地獄の使者達は麻雀牌を取り出し、対象の痛がる後頭部に向け、1牌、1牌、また1牌...と、死なない程度に投げつけていきます。対象は逃げようとしますが、逃走中、足元には水たまりが絶え間なく出現し、対象の足を水没させます。対象の自殺する試みは、全て失敗に終わります。麻雀牌という愛の鞭で、対象をしばく聖母達が、死ぬ1秒前に必ず助け出すからです。ついでに、犂を使って水たまりの排水作業も行ってくれます。対象が完全に回復すると、この浅ましい間抜けは再度、麻雀牌の暴風雨に晒され、対象の生命は風前の灯火となります。その後、対象は質の悪い唐揚げを無数に食わされ、その間、フライドチキンとビッグマックが次々と頭部を殴打していきます。全てが終わった後、ついに、この死すべき哀れな人間に、終末が訪れます。天使の琴の音による伴奏と、2列に並んだ信徒による聖歌合唱の下、彼は爛々とした陽光に照らされる中で、そして、ヤハウェ神と天使ケルブの創り出す輝きの中で、ゆっくりと倒れていく旗竿と、それがもたらす局部へのCK-クラス:再構築シナリオを目にするのです!

つまり、まだ私にペンを貸してはくれないのですね? ——██████博士

ああ、死んでも貸さん。 ——████████博士

ページリビジョン: 9, 最終更新: 16 Mar 2021 13:37
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