SCP-984
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SCP-984

アイテム番号: SCP-984

オブジェクトクラス: Safe-impetus

特別収容プロトコル: SCP-984が位置する施設(これをサイト48とする)は現在、財団のダミー会社である██████████社の保護下にあります。SCP-984の扉は、実験中を除き外部から常にロックされたままにしておいてください。これにはSCP-984の全ての個室も含まれます。Dクラス職員のみ、プロテクターと銃器無しでSCP-984に入室できます。

レベル0の医療関係者は、常に3人以上サイト48に駐留していなければなりません。SCP-984が何らかの理由で活性化した場合、これらの職員はSCP-984を退室した人員に治療を行うため、SCP-984に呼び出される手筈となっています。

説明: SCP-984は、[編集済み]内に位置するトイレです。回収の際、3つの電球が割れているのが発見されました。

通常の状況下において、SCP-984唯一の顕著な性質は、それが市販の材料で部分的に防音対策が施されていることです。SCP-984は、以下の状況下で明らかに異常な特性を示します。:

  • SCP-984の開けた場所に一人の人間もいない場合。
  • SCP-984の個室の一つが一人の人間によって占領されている場合。前述の個室の扉は鍵を掛けて閉じねばなりません。
  • SCP-984の照明設備が少なくとも1つ、機能しないかオフになっている場合。

上記の条件が満たされ、人が個室から出ると随時SCP-984-1の一匹以上の実体がSCP-984の中に出現します。SCP-984-1の適例は変動する生物種で、常に攻撃的な哺乳類になる傾向があります。すべてのSCP-984-1の適例は、出現の9分後に姿を消します。SCP-984-1は、SCP-984から自発的に去るつもりはなく、何らかの理由で消失を余儀なくされた場合に消えます。

SCP-984-1の実体は、狂犬病の中期から後期における感染の特徴的な症状や徴候を示します。しかし、狂犬病にかかったほとんどの動物とは異なり、SCP-984-1は人間、特にSCP-984に入った全ての人間に対する際立った敵意を表します。SCP-984内の人間は、一般的に危険な動物を扱う用意ができておらず、被害者は適切に身を守る事ができるようになる前に、何回も噛まれます。SCP-984-1の少なくとも1匹の適例が特に大きいか強い場合、SCP-984-1は出現後すぐに犠牲者を殺すことが可能です。

被害者がSCP-984-1による攻撃を受けて生き残った場合、彼らはSCP-984で発生した出来事に関して著しい混乱を経験します。或るケースでは、犠牲者は自らの怪我を、精神的外傷が起きないありふれた事象によるものだと考えます。

Footnotes
. 観測された生物種にはCanis lupis(オオカミ)、Alces alces(ヘラジカ)、Ursus arctors(ヒグマ)、そして1つの事例ではSCP-1000実体があります。
ページリビジョン: 7, 最終更新: 10 Jan 2021 16:09
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