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クレジット
タイトル: SCP-7197 - ミスター・シガレット
翻訳責任者: Pain_Candy Pain_Candy
翻訳年: 2025
原題: SCP-7197 - Mr. Cigarette
元記事リンク: https://scp-wiki.wikidot.com/scp-7197
著作権者: FluffyDog00 FluffyDog00
作成年: 2023
初訳時参照リビジョン: 7
アイテム番号: SCP-7197
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-7197は標準人型実体収容室に保管されます。周辺設備への損傷を防ぐため、収容室は鉄で構築され結晶化ガラス製の窓が設置されます。
説明: SCP-7197は巻紙、ライター用オイル、挽かれたバージニアタバコのみで構成された人型存在です。SCP-7197は燻焼し続けており、初期収容時から現在までに頭部全体、左腕、左胸が完全に焼失しています。それにも関わらずSCP-7197は依然移動が可能で、収容室中を歩き回っているのが確認されています。
SCP-7197がコロラド州ボールダーのパール・ストリート・モールで実体化したことにより、財団はその存在を認識しました。当時のSCP-7197は以下の言葉を繰り返し発声していました。
私は煙、私は火、
答えを求めて紫煙を吹かす。
現地の収容スペシャリストが報告後首尾よくSCP-7197の収容に成功し、目撃者には記憶処理が施されました。
補遺 (2022年10月1日): SCP-7197は自身の口が完全に焼失する直前、以下のように発声しています。
立ち上る煙に安心感を覚え、
渦巻く煙の隙間に安堵感漂う、
魂の底から湧き上がる煙霧に記された歌。
煙を吐いて心安らぎそうになれども、
ひとたび汚れが肺から抜ければ、
また胸壁の内に汚れが生じる。
君は乗り越えられないだろう。
決して君を離れないだろう。
間違いないさ、私は知ってる。
SCP-7197の上唇が灰化し崩れ、発声が停止する。