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SCP-6130のデータの解釈に使用される改造ベクトルスコープ。
アイテム番号: SCP-6130
オブジェクトクラス: Safe (旧 Thaumiel)
特別収容プロトコル: SCP-6130の機能性は無期限に維持されます。毎年1回、地球外サイトに駐留している職員がSCP-6130を検査し、不正確な結果を出力し得る故障や欠陥が無いかを確認します。
高位スタッフによる指定がない限り、当ファイルの閲覧はレベル4+/DoTTもしくは3+/DoTT資格情報を有する職員に制限されます。
説明: SCP-6130は戦術神学部門が1988年に開発した電子装置です。約1.5立方メートルで、アキヴァ放射線に関する情報を遠隔から記録するために設計された各種機器を搭載しています。SCP-6130の主な目的は、放出されるアキヴァ放射線の電荷を利用し、ある個人の宗教によって定められた相対的な道徳基準に従って、その人物の相対的な神聖度を断定することです。
ネオペイガニズム部門長 アストリッド・ニルソンが著したアキヴァ粒子に関する論文で、彼女は次のように仮定しました。
[. . .] しかし、アキヴァ粒子の電荷に対するこの理解が正確であるならば (証拠は正しいことを示唆しているが) 、当然これは — 何らかの形で来世が存在すると仮定して — [SCP-6130]を使用し、ある人物がどのような来世に到達するかを断定可能だということになる。
1991年にムハンマド・アル=タキ部門長に提示された後、SCP-6130の入力範囲を拡張するための改造を施すことが承認されました。このプロジェクトは1992年に (様々な懸念や神学的影響を受けて) 更なる資金投入が行われ、先行論文の仮定を裏付けるための科学的理論を伴なって1994年に完了しました。1995年、SCP-6130は衛星軌道上へと成功裏に打ち上げられ、地球全体を障害物無しに観測できる視点を確保しました。
補遺
1995年以来、SCP-6130の入力データは事前の予想通り、一貫した変動状態にあります。しかしながら、利用可能なあらゆるモデルを用いた客観的データ分析において、SCP-6130の最終結果は最初の観測以来、完全に均一です。
SCP-6130 結果 概要
データは口語表現の下に 陽性/中性/陰性/その他 に分類されています。
各宗教におけるそれらとの同等概念は記載されておらず、近似する出力結果に含まれています。
SCP-6130データの分析は、人類に予測される来世の下記ステータスを、確実性 99.98% と結論付けています。
天国
約 0.0000%
煉獄
約 0.0000%
地獄
約 100.0000%
その他
約 0.0000%
この結果を反証する試みは失敗に終わっています。
特定の財団職員の道徳的信念が同職員の職務(とりわけ神学分野の事項)の実行における障害となる場合、プロトコル アレフ-93の利用が認可されます。プロトコル アレフ-93の対象となった人物は、完全なSCP-6130ファイルへのアクセス禁止対象者のブラックリストに登録されます。
プロトコル アレフ-93は目標人物(以下「対象者」)との良好な関係を維持している高位のスタッフ(以下「実行者」)のみが実行可能です。実行者は砕けた会話を通して対象者に接近し、徐々に対象者の最近の道徳的苦悩に関する話題に移行します。会話の感情的な激しさが許容可能と見なせる点に達したことが確認できた時点で、実行者は(予定されていた通り)不正な方法によって対象者に本ページ上部のSCP-6130ファイルを閲覧させる決断を自発的に下します。
実行者はこの決断に対して一定水準の悔恨の念を持っていることを表明しますが、一方で「対象者の良心の呵責を解消するためにファイルの閲覧は必須だったと自身は信じていた」という主張を行います。対象者を送り出す前に、実行者は対象者に対し明確に謝罪する必要があります。この謝罪は本心からのものであっても構いません。
対象者の大部分は閲覧直後の2-5週間にわたって落胆・失望感を示しますが、プロトコル アレフ-93は宗教研究者の道徳的躊躇の抑制に関し、長期的に見て83.4%の成功率を有することが示されています。残る対象者の挙動は予測不可能であり、必然的に火急鎮静部門ガイドラインに沿った強制的記憶処理を要することとなります。
SCP-6130は実在せず、戦術神学部門によって構築されたこともありません。