SCP-582
評価: +4

アイテム番号: SCP-582

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-582-Δの封印資料のすべての情報、付属品がミームを拡散する危険があるため、材質、能力、歴史など恒久的なミームの判断は特別情報班"夜のこぶ"(保全主任特命817-2:██/██/██)単独で行います。保全記録582へのアクセスはO5の3分の2の賛成を得て許可されます。

すべての主要なインターネット検索エンジンに対しSCP-582関連への検索を監視します。SCP-582に関するすべてのメディアのコピーは保全記録582に保管することになっています。これを元に作られた創作物は文書582-RPにしたがって削除します。

説明: SCP-582は大抵████████と呼ばれる実体に適応可能な自己伝播するミームです。SCP-582の主な能力は受動的な現実改変です。SCP-582に書かれた物語は現実に起こったものと記録され、SCP-582は現実で物語の起因となる事案を発生させます。指定すればどんな時間、場所でも発生させることができます(指定されていない場合、物語の起因を無作為に発生させます)。

SCP-582の効果は永久に連続して現れます。以前の物語を否定するような続きを書くとSCP-582に全く影響がないか、影響を抑えた状態で現れます。この影響により、SCP-582は財団が発見した前後の複数の著者が作った矛盾を正します。

SCP-582の実際の影響力は詳細がハッキリしていないため不明です。話の内容は主にSCP-582に巻き込まれたり、SCP-582とのつかの間遭遇というより事件について説明や根拠を記したものです。わかっていることはSCP-582は定期的に場所時間関係なく姿を見せたり消えたりすることができ、SCP-582の物語を終わらせたり、妨害することはできないということです。

補遺1:

SCP-582の起源はおそらく1940年代から50年代にかけてアメリカで活動した無名の作家██████ ███████だと推定されます。SCP-582を含む原作は出版されることはありませんでしたが、1957年、作家の死の際に数人の親友と仲間のアマチュア作家(█████████ █████、██████ █. ██████、████████ ██████)に発見され、彼らは最初の感染キャリアとなりました。

██████ ███████は売れない作家だったと推定され、彼が発表した作品は短編4作で、すべて今はなき███████ ████マガジンのものでした。これに加え、彼はハワード P.ラヴクラフトの作風を盗んだことで度々きつい非難を浴び、作風は彼の日記にまで及び、ラヴクラフトの著作と自らの著作への妄想を記述していました。さらに、初めてSCP-582の作品を書き始めるより更に数十年前にSCP-582との出会いの様子を描いた初期の数作はSCP-582が再帰的に作られていることを意味します。

補遺2:

SCP-582は共通の姿として神のような姿で描かれます:SCP-582の実際の姿がもしあったとしても、まだどの物語でも描かれていません。以下はSCP-582の特徴的な兆候の一覧です:

  • 兆候Α - SCP-582の最も一般的な姿で、バーラップより厚く重ねたローブを着た身長およそ2mの人型の生き物です。フードに覆われていて、目より下の顔は見えません。さらに共通の特徴としてとして鞄または中身不明の包みを持っているか大量の出血をしています。兆候ΑはSCP-582では最も安全で死亡例もわずか23%です。
  • 兆候Β - 六角形の溶けたタールです。兆候Βでは文書582-34の予防処置として近くにいる無防備な人を襲い始めます。兆候Βは出現Αおなじく5回現れ、一見兆候Αそのものか変装した姿をします。
  • 兆候Γ - 幅100mの植物のような姿で強烈な白色光とたくさんの放射能を放っています。放射能の強さは測定されていませんが、6〜10時間ほどで人間は死亡します。兆候Γは外部からのどんな影響も受けないようで、兆候Βから現れるか糧とします。
  • 兆候Δ - 財団により封印されておりおそらくは人型の影の姿をしてます。封印された物語のため、兆候Δは封印モジュールから出たり職員に接触することができません。
  • 兆候Ε - (██/██/2005、修正)兆候Εは兆候事案201以降出ることはないと推定されます。さらなる情報は文書582-201bで明らかになるでしょう。
  • 兆候Ζ - 兆候Ζは三次元以上で存在し、人間が姿を確認することはできません。兆候Ζは一度だけ現れ(出現事案256、██/██/2010)、358名の死と局所再構築事象を発生させました。
  • 兆候ΖPrime - 兆候Ζの第二形態です。兆候ΖPrimeはまだ物語の途中だと財団職員は考えています:兆候ΖPrmeの動きはすべてXKシナリオ-582-6bへとつながります。プロトコル582-XK1"ヨナとクジラ"はすぐに始まることになっています。
補遺3:

特命保全主任945に従い、SCP-582の封印された物語の区分けは実例として含まれました。

もし別の何かの精神が溢れでて、それが己のものでないとわかるとは考えられません:それは静かに黙ったまま檻に特有の記憶として持続的に残ります。それは何かあったというニュアンス以外、力を費やすか少なくとも停止します。

全職員へ、SCP-582は反応です。実際の意識や自由意志を持ちません。すべて誰かに書かれたことにしたがって話し、実行し、考えます。
-██████博士

ページリビジョン: 2, 最終更新: 10 Jan 2021 15:50
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