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Info
SCP-5411 "アラーニウェ" by: DrAkimoto DrAkimoto
93.34%
(+14) 6.66%
(-1)-%
(+0) -%
(-0)批評クレジット: MalyceGraves MalyceGraves , Hexick Hexick , Oboebandgeek99 Oboebandgeek99 , OCuin OCuin
上: SCP-5411-0。 下: 観測基地-Z478。
暫定収容プロトコル
通知: 現在、SCP-5411のオブジェクトクラスの調査・評価プロトコルが保留されています。仮の収容体制は以下のように確立されています。
財団観測基地-Z478は、SCP-5411-0の周囲に確立された70km2の立入禁止区域の内部に位置します。タンザニア連合共和国連邦政府による協力の下、この区域は軍事施設を装ってアクセスを制限しています。警告標識が立入禁止区域の境界線に0.5kmごとに設置され、不法侵入に対する厳しい処罰を民間人に通達しています。立入禁止区域は合計25機の非武装自動ドローンによって常時巡回され、ドローンが収集した情報は観測基地-Z478へ送信されます。全ての侵入者は捕縛され、収容機動部隊デルタ-52 ("砂漠鼠")によって記憶処理され、その後の起訴のためにタンザニア政府の拘留下に引き渡されます。
SCP-5411-0に入場する財団職員は、銃火器や武器と見做され得る視認可能な物品の所持を禁止されます。如何なる状況でも、職員がSCP-5411-0内の動物と交流、接近することは認められません。
1匹の家畜ヤギ (Capra aegagrus hircus)が観測基地-Z478で常に飼育されます。SCP-5411が領域を離れた場合、CTF デルタ-52はこのヤギを利用した生贄儀式を執行し、財団奇跡論部門が作成した拘束陣を活性化させます。ヤギは喉の裂傷を介して観測基地-Z478の内部で生贄に捧げられ、拘束儀式を完了させます。拘束が完了した時点で、SCP-5411の収容プロトコルにその旨が付記されます。
SCP-5411-0を離れようと試みたSCP-5411-1個体は全て焼却処分します。
説明
SCP-5411。
SCP-5411は、幾つかの異常な能力と、アフリカ部族の呪術医の肉体的外形を有するヒト型実体です。SCP-5411は直立時の身長が約2.1mで、様々な人間、動物、植物由来の材質で構成されていますが、体内の構造と機能は未だ不明です。未知の言語で発話できますが、スワヒリ語、アラビア語、英語は理解していないようです。SCP-5411と関連する異常性には瞬間移動、非実体性、動物会話ズーリンガリズム、植物操作フローラキネシス、念動力サイコキネシスが含まれます。SCP-5411は葉、木材、泥、岩で構成された身長1mのヒト型実体群(SCP-5411-1と指定)を出現させ、制御することもできます。
SCP-5411-1個体の知性はごく限られており、原始的な捕食行動を示します。SCP-5411-1個体は四足歩行の体勢から時速およそ75kmで走ることができます。SCP-5411-1個体には高い損傷耐性があり、焼夷弾でのみ負傷させられます。SCP-5411-1個体は無差別に人間を攻撃し、鋭い鉤爪のような石製の四肢で標的の内臓をえぐり出すか、斬首して殺害します。SCP-5411が存在する時、SCP-5411-1個体は従順になり、SCP-5411から口頭で指示を受けた場合のみ攻撃的に振る舞います。合計58体のSCP-5411-1個体がSCP-5411-0の中に存在します。
SCP-5411-0は、SCP-5411と既知のSCP-5411-1個体全てが居住する、タンザニア南部の約35km2のサバンナ地帯です。その地域に典型的な気候にも拘らず、SCP-5411-0には絶滅危惧種の大集団を含む非異常性の動物相が異常なほど豊富に生息しています。SCP-5411-0での生息が確認された絶滅危惧種にはクロサイ、ニシゴリラ、マルミミゾウ、アダックス、グレビーシマウマ、オカピ、ワオキツネザル、ケープペンギン、シロサイ、コビトカバなどが含まれます。
SCP-5411はSCP-5411-0内部の如何なる場所にでも瞬時に移動できます。SCP-5411はこの能力を利用して、自らが脅威と見做したSCP-5411-0内のあらゆる人物に立ち向かいます。発見以来、SCP-5411とSCP-5411-1個体群はSCP-5411-0の境界線を越えていません。
発見
2019年09月13日、タンザニア人民防衛軍(TPDF)の密猟防止部隊の隊員がSCP-5411の映像記録を含む報告書を提出した際に、財団はTPDF内の資産から連絡を受けました。この密猟防止部隊は、既知の密猟者団体を追跡する途上でSCP-5411-0に侵入しました。以下は遭遇時に記録された動画の書き起こしです。
日付 | 時刻: 2019年09月08日 | 19:00 GMT
関係者: ジュマ軍曹、チャールズ兵卒、ハミシ兵卒、サウジ兵卒、オマリー兵卒
序: タンザニア密猟防止部隊 第17班は、2日前にSCP-5411-0に侵入した既知の密猟者団体を追跡中だった。
[記録開始]
[第17班は全地形対応人員輸送車両でサバンナを装甲している。]
チャールズ兵卒: サー、車列を目視確認しました。北北西200mです。
ジュマ軍曹: オマリー、そこに向かってくれ。
オマリー兵卒: 了解。
ハミシ兵卒: 敵の人数は?
チャールズ兵卒: 不明です。密猟者の姿は見えません。
ジュマ軍曹: 狩りに出ている可能性がある。オマリー、奴らの位置から50m南に停めてくれ、そこからは徒歩で接近する。
サウジ兵卒: 軍曹、あそこに何やら... その、奇妙な動物が見えました。かなり素早いです、南東100m。
ジュマ軍曹: そうとも、ここには沢山動物がいるんだ、サウジ。だからこそ密猟者もやって来る。
サウジ兵卒: ですが、あれは何か-
オマリー兵卒: 降車地点に接近、警戒を怠りなく。
[輸送車両が停車し、第17班が降りる。8台構成の車列が見える。]
ジュマ軍曹: サウジ、輸送車で待機だ。チャールズとハミシは前列、オマリーは私と一緒だ。武器を抜いておけ。奴らは武装しているし、危険だ。
[兵士4名は車列に徒歩で接近する。暗視装置のため、視界はごく限られている。]
サウジ兵卒: [無線で] サー、6つ、いえ、7つの接近者を確認。えー、動物か否かは判然としません。 [沈黙] まるでアバトゥワAbatwaのように見えます。
ジュマ軍曹: 何を言ってるんだ、そんなものは-
ハミシ兵卒: サー、死体が、いえfuta、山ほどの死体があります。
[ジュマ軍曹はハミシ及びチャールズ兵卒が立っている場所に駆け寄る。様々な腐敗の進行段階にある、断頭された/内臓を引き出された死体が幾つか見える。]
オマリー兵卒: クソッ。サー、後ろを!
[ジュマ軍曹が振り向くと、SCP-5411が彼の正面1mの距離に立っている。]
SCP-5411: [翻訳不可能]
[チャールズ及びハミシ兵卒がライフルをSCP-5411に向ける。]
ハミシ兵卒: Je, si hoja. (動くな。)
[SCP-5411はチャールズ及びハミシ兵卒に向かって、掌を上にして両手を挙げる。SCP-5411が手首を返して下に向けると、両兵士の武器が地面に落ちる。触手状の根が地面から急速に伸びて武器を包み、地面の下に引き込む。]
ジュマ軍曹: 隠れろ!
[ジュマ軍曹はSCP-5411に向けて数回発砲するが、弾丸は顕著な損害を及ぼさずにSCP-5411をすり抜けたように見える。SCP-5411は消失し、オマリー兵卒の背後に再出現する。携行銃器を抜こうとしたオマリー兵卒は、不可視の力で地面から浮かび上がり、弾丸を装填しようとしているジュマ軍曹目掛けて投擲される。オマリーの頭部と首は衝突時に激しくねじれ、彼は即死する。衝突によってジュマ軍曹は地面に倒れ込む。]
SCP-5411: [雄のライオン (Panthera leo)に似た咆哮]
ハミシ兵卒: サー、[銃声]、敵の増援です! 奴らは[湿った弾けるような音、続いてゴボゴボという呻き声が聞こえる]
[ジュマ軍曹が手と膝を突いて身体を起こした直後、チャールズ兵卒の頭部が視界に転がり込む。]
ジュマ軍曹: サウジ、今すぐ撤-
SCP-5411-1個体、通信途絶の数秒前に映り込んだ画像。
[記録終了]
結: サウジ兵卒は領域からの脱出に成功し、TPDFに救出要請の連絡を取った。無人ドローンによる偵察で第17班の他の隊員たちが発見され、全員の死亡が確認された。
数回の試験が実施された後、SCP-5411-0を取り巻く立入禁止区域が、SCP-5411-0の発見から3週間後に設定されました。SCP-5411-0の非武装探査は余りにもリスクが高く、武装探査は完全に実現不可能と判断されました。これを受けて、現行のSCP-5411-0収容プロトコルが確立されました。
調査
その後の調査中、財団はSCP-5411-0の近くにある小さな村が、SCP-5411の起源に関する情報を有していることを知りました。村との接触がその後間もなく確立され、現地の長老へのインタビューが手配されました。以下はインタビューの書き起こしです。
日付: 2019年09月22日
質問者: 調査エージェント ウィリアム・エリオット
回答者: アンボキレ・マサンジャ
序: インタビューはマサンジャ氏の自宅で行われ、マサンジャ氏はインタビューを通して完全な協力姿勢を取っていた。
[記録開始]
エージェント エリオット: オーケイ、マサンジャさん、始めても宜しいですか?
マサンジャ氏: いいとも、だが私のことはアンボキレと呼んでほしい。 [含み笑い] 自分の家であまり畏まるのも何だかね。
エージェント エリオット: ええ、確かにそうですね。ではアンボキレさん、あなたが"揺り籠"と呼ぶ例の土地についてお聞かせください。
マサンジャ氏: ああ、素晴らしい場所だ。危険だが、素晴らしいのに変わりはない。あらゆる種の動物たちが安全を求めてそこに集う - だからこそ"揺り籠"なのさ。
エージェント エリオット: そして、あの領域を保護している実体は?
マサンジャ氏: アラーニウェAlaaniwe、即ち"呪われし者"だ。
エージェント エリオット: 成程。では、彼についてどのような事をご存じですか?
マサンジャ氏: 私は彼が初めて来た時を覚えている。私はまだ少年だったが、彼も似たり寄ったりだった。彼は自分に理解できない物を求めて、アメリカから訪れた。偉大な猟師であり、不道徳であるのと同じくらい熟練してもいた。彼は一風変わった獲物を探しにやって来て、それを見つけた。
エージェント エリオット: ここに来た当時、彼はごく普通の人間だったのですね?
マサンジャ氏: そうとも。 [笑う] しかし、当時の私にとってはそう普通でもなかったな。村を白人が訪れるのを見たのは、あれが初めてだった。
エージェント エリオット: それで、彼はあの土地の動物たちを狩ることに興味を-
マサンジャ氏: いやいや、ただの動物じゃない、大物だ。彼はテンボ・ムズカTembo Mzuka、幽霊象を探していた。雲の形を取り、"揺り籠"を彷徨うことが知られていた大地の精霊だよ。
エージェント エリオット: つまり、白いゾウなんですか?
マサンジャ氏: [大笑いする] 君にはいったい霊感があるのかね、エリオット君? ああ、君にとっては単なる白象でしかあるまい。あの男にとってもまたそうだった。しかし、彼はそれがただのゾウ以上の存在であると悟った。テンボ・ムズカは何世代にもわたって"揺り籠"の守護者だったのだ。
エージェント エリオット: 成程。どうぞ、続けてください。
マサンジャ氏: 彼は何週間もテンボ・ムズカを追ったが、いつも精霊より一足後れを取っていた。だが、やがては彼も獲物を見つけた。好奇心に駆られた村の少年たちが数人、距離を保ちながらも男の後を追った。彼が変容した時には2人が傍にいた。
エージェント エリオット: あなたはその男を追った少年の1人なんですか?
マサンジャ氏: いや、私ではない。残念だが、私にはそんな事をやってのけるほどの度胸は無かった。
エージェント エリオット: では、この証言は又聞きなんですね?
マサンジャ氏: そうだよ。しかし、それでも真実だ。もし彼を見たのなら、君もそれを知っているはずだ。
エージェント エリオット: 成程。
マサンジャ氏: さて、いよいよその日が訪れ、男はついに標的を見つけた。私が今までに見たどんな銃よりも大きなライフルで、彼はテンボ・ムズカを仕留めた。しかし、大地の精霊を殺したからにはそれ相応の代償が伴う。男はその場で炎に包まれた。明るく白い炎が彼を骨まで浄化し、灰に帰せしめた。彼が踏みしめていた地面から立ち上がったのが、アラーニウェだった。再誕した彼は、テンボ・ムズカと同様に土地に縛られていた。しかし、テンボ・ムズカとは違って、彼の心の中の邪悪は今の悍ましい姿を形作った。
エージェント エリオット: 何だか少し作り話のように聞こえます、アンボキレさん。
マサンジャ氏: [含み笑い] そうだろうな。しかし、君も彼を見ただろう。彼は明らかにこの世の者でありながら、また同時に来世の者でもある。彼は70年も"揺り籠"を守ってきたが、休息も食事も必要としない。彼の前任者のように、彼は殺される日まで土地に縛られたままだ。彼が土地であり、土地が彼なのだ。
エージェント エリオット: 彼が制御している生物は何なのでしょう?
マサンジャ氏: 彼の弟子もまた似たような者たちさ。私たちはマシェタニ・キドゴMashetani Kidogoと呼ぶ。主人と同じように、かつて密猟者だった彼らは人間の身体を脱ぎ捨て、土地と一つになっている。
エージェント エリオット: つまり、アラーニウェに殺された人々は、えー、あなたが言うところの"小悪魔"になると?
マサンジャ氏: そう、それがアラーニウェのやり方だ。死と再誕の果てしない円環だよ。
エージェント エリオット: 分かりました。
マサンジャ氏: もし本当に分かったのならね、エリオット君、彼らに手出しをしないでくれ。アラーニウェ自身もかつて学んだように、それは谷から山を除き、川から湖を除くようなものだよ - 自然の精霊と戦うのは無益だ。彼は平和に土地を通ろうとする者を傷付けはしないし、栄光ある征服を求めてもいない。彼は罪を贖う羊飼いに過ぎないのだ。
エージェント エリオット: お時間と情報をいただき、そして親切にもてなしていただき、ありがとうございました、アンボキレさん。これでお暇いたします。
[記録終了]
結: マサンジャ氏の証言は後ほど、他数名の村の年長者によって裏付けられた。村が人里離れた場所に位置しており、SCP-5411の知識を約70年間保持していたことに鑑みて、隠蔽プロトコルは不要と判断された。
空中監視によって、SCP-5411はSCP-5411-0内に生息する動物の世話をしたり、意思疎通を行うのに大半の時間を費やしていることが判明しました。SCP-5411は草食動物が食べる植生を植え直し、数種類の動物の出産を支援し、負傷した動物を治療しながら食事を与え、その他にも生態系に有益な各種の活動を行う様子が確認されています。SCP-5411が飲食、睡眠、休息する姿は一度も目撃されておらず、常に活動状態にあるようです。
研究のためにSCP-5411-0に入場した非武装の財団職員は、SCP-5411やSCP-5411-1個体群から攻撃されていません。しかしながら、SCP-5411-0内にいる間、職員はSCP-5411またはSCP-5411-1個体に常時監視されていました。複数回の試みが行われたものの、SCP-5411との直接的な意思疎通は実現不可能と判断されています。
分類提言
約1年間の観察期間の後、SCP-5411は低脅威・低攪乱度の異常実体であり、それ故に直接的な収容は逆効果であると見做されました。SCP-5411-0内の生態系への圧倒的な利益と、20種類以上の絶滅危惧種及び10種類以上の絶滅寸前の動物種の保全は、収容の必要性を大幅に上回っています。現在の収容プロトコルはSCP-5411-0内における財団の活動を制限するために確立されており、生態系の持続的な成長と安定性を保証しています。
また、この特異な生態系がもたらす研究の機会は、幾つかの財団内プロジェクトにとって無条件に有益です。承認が下り次第、暫定収容プロトコルは確定版となり、SCP-5411はHiemalに分類される予定です。
支持: 収容部門、異常動物学部門、科学部門、研究開発部門、HCML管理部門
O5司令部 – 保留
倫理委員会 – 承認