クレジット
タイトル: SCP-4715 - 戦争に生まれた悪魔
翻訳責任者: Tutu-sh Tutu-sh
翻訳年: 2022
原題: SCP-4715 - A Demon Born of War
著作権者: Dr Balthazaar Dr Balthazaar
作成年: 2019
初訳時参照リビジョン: 22
元記事リンク: https://scp-wiki.wikidot.com/scp-4715
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SCP-0██との遭遇後のSCP-4715の顔の部位。
アイテム番号: SCP-4715
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-4715はエリア4715-23内の収容複合体に収容されます。エリア4715-23はカナダ共和国のスティキーン地域内の非公開の地点で海水準下315mの地下に位置する施設であり、当該の地点は最近接都市との距離とLoI-517-シグマへの近接性を加味して選出されています。プロトコル4715-居待ち月に必要な物質の備蓄はサイト上で維持されます。
×ばつ20mの2つのセルで構成されており、当該セルは-10°Cから5°Cの季節性を伴う中期更新世の気候を再現するため環境を調整されています。中央観測及び警備研究室は両房を監視します。ラミネートされた厚さ25cmの防弾ガラスで構成された鉄製シャッター付き観測パネルは、両房の上壁の見晴らしの良い場所から両房を監視します。
視覚的観察に加え、各セルには対象の遠隔観測のため映像・動作感知・熱感知防犯カメラが導入されています。エリア-4715-23の全ての廊下には自動化学抑制システムが導入され、SCP-4715が収容に違反した場合、濃縮レシニフェラトキシンエアロゾルスプレーを放出します。エアロゾルはSCP-4715が収容室の十分近傍まで後退するまで、あるいはサイト司令部により手動で停止されるまで噴射されます。SCP-4715のエリア4715-23脱出が阻止不能である場合、サイト内の燃料気化爆弾の起爆が認められます。その後、SCP-4715の再収容は当該実体が完全に回復する前に遂行されなくてはなりません。
プロトコル4715-居待ち月:
プロトコル4715-居待ち月は各月の満月の日に実行される儀式であり、1名のDクラス職員・60kgの赤肉・手製の枝編みバスケット・ヒトの血液の利用が求められます。祈祷師はヒトの血液の塗布により清められなくてはならず、枝編み籠に肉を配置します。他の人物による当該タスクの実行は認められません。続けて祈祷師はSCP-4715の収容房に進入し、肉をSCP-4715の前の床に配置し、文書4715-居待ち月-04で描写されたデザインと合致するように調整します。当該人物は籠の前で平伏し、「あなたの永き徒然にこちらを差し上げます。あなたの時間となる肉を、血盟の血を」と復唱します。祈祷師による平伏とフレーズの復唱はSCP-4715が肉を完全に摂食するまで継続されなくてはなりません。肉を消費した後、SCP-4715は祈祷師を殺害して捕食する可能性がありますが、これはプロトコルの失敗を示唆しません。祈祷師が生存した場合、彼らは籠を回収して収容房を脱出します。プロトコル4715-居待ち月の実行に失敗した場合、収容違反の試みの増加を特徴とするSCP-4715の攻撃性の指数関数的上昇に帰結します。現時点でこれらの試みの██%が成功しています。プロトコル4715-居待ち月を確実に継続して成功させるための努力として、エリア監督官ロバーツはDクラス職員に対する報奨・懲罰・奨励プログラムと共に、生存した祈祷師の継続的な利用を承認しています。
収容房はプロトコル4715-居待ち月の実行の後に毎月洗浄されなくてはなりません。洗浄の間、SCP-4715は隣接する房に移送されます。この間に、観察された全ての損傷は修理され、必要な他のメンテナンスも遂行されます。収容違反の妨害を除き、SCP-4715との接触はプロトコル4715-渓谷の月を実行するDクラス職員へ厳格に制限されます。
積極的収容違反の試みが無い限り、SCP-4715の知覚半径内にいる如何なる人物あるいは対象に対し、攻撃的な意図を仄めかす行為あるいは物理的危害を加える行為を行ってはなりません。収容違反の際には、SCP-4715が再収容不能なほどに大型化する前に実体を昏倒・昏睡させるため、可能な限り多くの戦力で以て全火器がその頭部に集中されます。
説明: SCP-4715は、立ち上がった際の最小身長が5.2m、体重約2300kgの、キメラ的な形態を持つ六足歩行性かつ動物食性の大型哺乳類です。遺伝子解析の結果は相互に矛盾しており、現生野生動物や中新世/更新世の動物、SCP-████や[さらなる情報は編集済]といった異常動物の特徴が見られます。体格は頑健で、頭蓋骨はネコ科のものに類似しており、動物食性の歯構造・前方眼・頑強な鼻口部を伴います。
特筆すべきは後方に湾曲した1対の大型の角であり、これは食肉目のどのメンバーにも存在しません。SCP-4715の第一の前肢は長く、末端に位置する両手はプロポーション的に大型であり、7本の指にはそれぞれに部分的格納が可能な鉤爪が存在します。第二の前肢は複数の関節からなり、それぞれに重厚な鉤爪の備わった3本の指が末端に存在します。後肢はクマ科のものに類似しており、尾は長く筋肉質で、後肢で立つ際には三本の脚があるように行動してバランスを取ります。
SCP-4715は攻撃性が高く、遭遇した大部分の知的生命体に攻撃しようとする様が観察されています。しかし、in situで観察された際、他の大部分の動物相に関心を示しません。他の生物を狩る様子や追跡する様子は観察されておらず、また大型動物は本能的にSCP-4715の臭いから逃れることでそれを忌避します。
SCP-4715の示す知性はおおよそチンパンジー(Pan troglodytes)のものと同等であり、特に武器としての道具の利用や装飾への適性を示します。この行動は原始的な武器に限定されておらず、事案-4714-1944-Jの間に行われた対空兵器の出力先変更がその証左です。これらの応用のほか、SCP-4715は高い直感を持ち、周囲の知的生命体の情緒および精神状態を正確に読み取ることが可能です。他個体(SCP-4715自体を含む)に危害を加える意思を持つ実体を感知すると、SCP-4715はそのような実体の数とその感情の強さに比例して急速に質量を増大させます。この間に増大した新たな質量の起源は不明です。最も深刻な収容違反では身長約24m推定体重56,000kgに達するSCP-4715が見られていますが、歴史的遺物より出土した描写から、闘争状態へ十分に晒された場合により大きく成長する可能性が示唆されています。
SCP-4715が他者の有害な意図を知覚しなくなると、当該効果は急速に逆転し、質量減少に伴って異常な高熱を放射します。SCP-4715は自身のバイオマスを増大するために無関係の個体を闘争状態に誘引することが観察されているほか、しばしば人間同士の闘争状態に魅了され誘引されることがあります。
SCP-4715はその生理学的機能により、異常な速度と強度を持ちます。加えて、SCP-4715は大部分の従来型兵器や物理的外傷に対して高い耐性があることが証明されています。SCP-4715は他の大型動物食性哺乳類と大きく区別できない合理的に一貫した内部系を持ちますが、如何なる栄養素も生存に必要としないことが試験により示されています。
SCP-4517は人工的あるいは天然に産生された大部分の毒素に抵抗性を持ち、放射線や腐食性・酸性の化学物質への曝露にも耐性を示します。真皮の下で産生される油は毛皮や皮膚に難燃性を付与し、1600°Cを上回る高温や-150°Cを下回る低温への抵抗性をもたらします。最も確実な制御方法は催涙剤とカプサイシノイドと見られており、特にこれらに対する抵抗性は無いと見られます。
SCP-4715の非常に優れた生来的耐久性に加え、当該生物は失った莫大な量の組織を再生可能であり、激しい交戦で失われた四肢の再生も可能です。負傷や外傷の修復と再生は中枢神経系から外側へ拡大し、重症度に比例した時間を要します。例として、標本の収容中に失われた前肢は7日以内に完全に再生しました。
現時点で、SCP-4715の頭蓋骨・脊柱・中枢神経系の損傷可能性、および再生能力の無力化の可能性を証明されたものは存在しません。
補遺4715-1: SCP-4715の実在が財団により確認されたのは事案4715-WWI-1916の後である1916年10月でしたが、その起源が遥か過去に遡ることを示唆する証拠が存在します。様々な要注意団体から回収された文書・歴史的な遺物・考古学的な発見より、SCP-4715は人類の歴史の大部分において現在の形で存在していたことが示唆されています。以下は財団が関与する以前のSCP-4715の歴史に関連する、特筆性のある文書を選出した簡潔なカタログです。収集された文書の完全な一覧は文書-SCP-4715-HD07で閲覧可能です。
歴史的参照文献: SCP-4715-19-R
説明: SCP-4715-56-Rは、1980年5月15日にトルコ・イスタンブールの地下に位置するローマの廃墟で発見された、一連のローマのフレスコ画です。これらにはササン朝の軍との戦いに参戦するローマ兵士を含む一連の出来事が描かれています。続くフレスコ画にはSCP-4715が両軍と交戦する様子が描かれ、最後のフレスコ画には大量の肉の備蓄を以てSCP-4715を鎮めるローマ兵士が描かれています。
関連する詳細: SCP-4715の宗教的儀式に関する現代的な描写としては本文書が最古のものです。
SCP-4715-361-Hにおいてより明瞭な絵画の一つに描写されたSCP-4715。
歴史的参照文献: SCP-4715-36-H
説明: SCP-4715-361-Hは、2005年10月27日にフランスのアルデシュ県において発見された、原人による一連の洞窟壁画の指定です。これらの絵画はSCP-4715が人型の影に襲いかかるイメージで構成されており、多くの例では頭蓋骨やその他の象徴的なイメージで囲まれています。放射性炭素年代測定ではこれらの絵画の起源は約32,000 - 30,000 BPと推定されています。
関連する詳細: 描写された例は、SCP-4715が威嚇行動を取る様子を描いたものと考えられています。この絵画に隣接した洞窟の壁が破壊されたため、威嚇の対象は不明です。
歴史的参照文献: SCP-4715-238
説明: ×ばつ0.4mに達する大型の木彫刻です。16人のチュートン人の騎士が騎乗してSCP-4715に突撃する様子が描写されています。これはSCP-4715のサイズ変換効果が描写された既知の最古の例の一つです。この描写のスケールが正しい場合、SCP-4715は16人の騎士と交戦しながら高さ9.4mに達しており、現代の観察で示される大きさの変化と一致します。絵画の下の刻印は「地上からの野獣の追放」と翻訳されます。
関連する詳細: SCP-4715-238は当初1981年12月05日に国際配達便を介してサイト-19に輸送されており、以下のメモを含みます。
親愛なる旦那様もしくはご婦人へ
知識とは力です。あなたの組織がこの彫刻のテーマに関してより知見を得るべく資産を収集していることを、私どもは目にしています。この歴史的遺物の無償提供により、あなた方がこの生物を「収容」し、その破壊的な活動を止められるのではないかと考えています。
心より。マーシャル・カーター&ダーク有限責任事業組合 ナイジェル・ティッシントン=エヴァース
歴史的参照文献: SCP-4715-379-B
説明: 1850年から1864年にかけて太平天国の乱に巻き込まれた中国の農民である魏泽民の日誌であり、戦場の死傷者の山の中から出現した怪物が南京の方角に高速移動する様を目撃して記述したものです。SCP-4715-379-Bは反乱を調査していた考古学チームにより発見され、彼らから押収されました。
関連する詳細: 以下はSCP-4715-379-Bの一節を翻訳したものです。
村が皆殺しにされ、兵士が退いた後、現世での財産には数多の死体がしがみついていた。私の家族の大きな支えになりえたというのに。帳が降りるのを待っていると、虐殺された町だけに臭いは普段より酷く、見渡す限りの死体の海が夕日の中に広がっているように見えた。それから、一番高い死体の山から怪物が来た。奴は海から揚がった途方もない魚のように飛び出して、その咆哮は神々しい生き物のものとは思えないほど邪悪だった。奴は真夜中のような色をした髪から血を振り払い、南京に大急ぎで逃げて行った。
補遺4715-2:
財団記録情報セキュリティ管理室より通告
以下のファイルはレベル4/1000機密です。
レベル4/1000権限なく行われる全てのアクセス試行は記録され、懲戒処分となります。
—エリア監督官4715-23 スティーヴン・ロバーツ博士
エリア監督官の主張:
財団の仕事は、収容するオブジェクトについて知るべきことを全て把握することだ。しかし、それ以上に未知の事柄が数多存在することも周知の事実だ。結局のところ、物理法則を弄ぶ箱が存在し得る理屈や、娯楽のため人を狩る汚らわしい腐った老人の動機など、我々には説明のしようもない。
少なくとも人類と同じほど長く存在する怪物の起源をどうやって理解すると言うのか。ああ、最後のケースでは、最近の発見で新たな道が拓けた。SCP-4715の起源だけでなく、そのより良い収容方法の理解も進んだ。
その発見はLoI-517-シグマだ。SCP-4715に関する我々の知見の拡張だけでなく、今日実行されている現行収容プロトコルの改良において、それは計り知れない価値があると判明した。このサイトで得られた知識がなければ、おそらく私たちは今でも自動砲での4715の収容を試み、数年ごとに収容違反に立ち向かっていたであろうことを、忘れてはならない。
以下の文書はLoI-517-シグマの簡単な概要だ。このエリア内で発見されたSCP-4715に関する特筆すべきアーティファクトの詳細も記載している。
エリア監督官4715-23 スティーヴン・ロバーツ博士
要注意領域517-シグマの概要およびその内部の特筆すべき物品
2009年、エリア確保以前のLoI-517-シグマの進入口
LoI-517-シグマは2009年に市民のアウトドア愛好家により最初に発見され、当該人物により「輝く植物に照らされた洞窟に、輝く掩蔽壕、あるいはエジプトのコロッセオがある」として現地のブリティッシュコロンビア大学に報告されました。大学は当該の主張を穏当に棄却しましたが、財団の諜報員が当該領域の調査に派遣されました。
洞窟の入口が特定され、探索によりシステムの奥深くに位置する大型の洞穴中に建造された建築物が明らかにされました。調査により、この建築物が長期に亘って放棄されていること、 またSCP-2932と類似する構造物の有機複合体に繋がる使用されていない入口であり、海水準の約900m直下に位置することが判明しました。
当該複合体は小規模でありながら前述の場所と同様の作用を及ぼすこと、SCP-4715の収容に特化していることが断定されています。どの構造物にも損傷の兆候はほとんどなく、内部の有機デバイスは生きており、電力供給を受けながら活動を停止しています。複合体基底の基礎構造はかつてSCP-4715が居住していたことが確認されており、また破壊耐性を持つ植物物質により構成されます。当該物質は様々なオカルト文書や洞窟壁画に見られるものと類似する多用なデザインが刻まれています。現時点で未知の合金から構成された黒色の鎖は当該基礎構造および隣接する房の内装に走り、無数の人型及び非人型骨格遺骸がその場で拘束されています。これらの標本のうち複数は二分割や重度の挫傷など、極度の肉体的外傷の兆候を示します。
当該構造物は多数の過剰な扉および関連する警備機能を持ちますが、その全てが非活性状態です。複合体の残りの部屋は研究・管理・居住の機能に特化しているようで、動植物が生息した形跡はありません。複合体全体にはSCP-4715の画像と記載が多数存在しており、LoI-517-シグマの当初の所有者(さらなる情報は文書アルファ-1596-1000を参照)の無数の実例および他の未同定の実体に対し、SCP-4715が現在見られるものとほぼ同様の戦闘状態にあったことが示唆されます。ただし、複数の描写からは、SCP-4715がかつて記録されたサイズを大きく上回ることが示されます。これが芸術的解釈の不確かさに起因するか、あるいはSCP-4715が実際にはより大型のサイズに到達可能であったかは不明です。
収容に関連するものの他、SCP-4715に関してはLoI-517-Sigma内に2つの特筆すべき資料が存在しており、この資料から当該生物の起源に関する情報を得られる可能性があります。これらはSCP-2932-Aに提供された画像を翻訳したものです。SCP-2932-Aは「全知全能ではないこと」を理由に、この場所を知らなかったと財団職員に話しました。
文書4715-1000-H40
説明: 発見された文書4715-1000-H40は、かつてSCP-4715を飼育した収容房を構成する構造物のアクセスポートの上に刻まれていました。本文書の保存は良好ですが、大型の擦痕により文字が曖昧化しており、解読不能です。
転写: 先の者を倒した代償として、[判読不能]が残る。血と戦争から生まれ落ちた悪魔は[判読不能]最も血に塗れたその夜、子らと妖精を無差別に[判読不能]。[判読不能]は愛する者が光と化すのを見ながら忍び泣いた。[判読不能]、そして暴虐から忌まわしいものが生まれた。我々の責任[判読不能]彼らの責任。幾千もの[判読不能]虐殺者は、[判読不能]に投げ落とされ、果てしない循環にいまだ囚われている。
注記: 当該の情報は、収容構造内の他の場所にあるような有機デバイスに保存されたのではなく、停電時に備え収容構造に刻まれたのではないかとする仮説があります。
文書4715-1000-A7
説明: LoI-517-シグマ内で回収された他の文書と異なり、文書4715-1000-A7は複合体内の最近発見された部屋の壁に描かれており、様々なインターフェースを持つ大きな有機機構の近傍にあります。当該デバイスは複合体の警備あるいは電力を制御したと推測されます。
転写: 「今となっては、花が咲き誇ったあの日は遠い昔のことだ。我々の輝かしい都市は最早存在しない。生き残った子らは地上の獣と化した。今、我々も逝く。太陽の子らは我々の兵器を転用し、彼らは夜に眠りにつく。彼らは戦争から生まれた悪魔を知らず、その激情を鎮めること能う如何なる道具も投げ捨てた。今、無限の循環は終わる。どうか、体毛を持たぬ略奪者たちがその手で苦しみ、その罪を償わんことを。私の伝言を見つけた夜闇の子らよ、知っておいてほしい。私がこの罪を犯したのは、我々の幕引きへの報復のためだということを。あなたは私を許さないだろうがね」
注記: 当該のメッセージの付近では、頭蓋骨に1個の穴を伴って床に横たわった、1体のSCP-1000実例の骨格が発見されました。頭蓋骨の解析と放射性炭素年代から、当該個体は約34,000 - 33,000 BPに自殺したことが示唆されます。