SCP-465-JP
評価: +62

アイテム番号: SCP-465-JP

オブジェクトクラス: Safe Euclid

特別収容プロトコル: SCP-465-JP出現区域の周囲にフェンス防音壁と監視小屋の設置を行い警備員を配置して下さい。警備員は漁協監視員に扮して巡回と監視を行い、接近した民間人に対してはカバーストーリー「熊の出没」が適用されます。

説明: SCP-465-JPは██県██山中を流れる██川の上流周辺の河原に不定期に出現する機械的な実体です。外見は██社によって製造されていた旧型のドラム式洗濯機に類似していますが製造・販売元を示す表示やロゴマーク等が存在しません。

SCP-465-JPは10:00から16:00の間に未知の手段によって不定期に出現と消失を行います。出現から消失までにかかる時間はおよそ1時間程度ですが半径10m以内に人が立ち入った場合、あるいは小石等の投擲・ドローンによる接近等の干渉を行った場合は即座に消失します。

SCP-465-JPは機械的な外見を有していますが周囲に動力源が存在しないにも関わらず通常の洗濯機と同様に稼動しているように見えます。洗浄に使用する水は川の水を本体に繋がった1m程の青いホースで汲み上げている事が報告されていますがポンプ類の機器の存在は確認されていません。SCP-465-JPの出現から消失までの間は常に「がらがら」という70dB程の音が鳴り続けていますが監視地点からの双眼鏡での観察によって内部に出現した小豆の洗浄を行っている事が判明した為、この行為が騒音の発生に繋がっていると考えられています。

2015年█月█日の財団による収容以降、SCP-465-JPの監視地点に直径5m程のむしろに載せられた152kg相当の小豆の山と文章の記載された和紙と思われる紙片が出現しています。むしろと紙片は人間の接近によって即座に消失する為、素材が判明していません。出現した小豆は一部回収を行い残りは監視小屋に保管されています。以下は紙片に記載されていた文章の写しです。


いつもお仕事ご苦労様です。良かったらどうぞ。



補遺: 現在SCP-465-JPは高さ3メートルの大型の穀類洗浄器に類似した形態を見せており、同時に洗浄時の音が110dB近くまで増している事が報告されています。

SCP-465-JPの提供する小豆の量も日を追う毎に増加しており、変化と同時に全国各地での小豆の消失・盗難が相次いで報告されています。この事からSCP-465-JPの使用していた小豆は各地から未知の手段によって盗み出した物であり、これまでは分散して小規模に盗み出していた為に気付かれる事が無かったと考えられています。

各地の小豆の消失による価格の変動、騒音による収容違反及び周辺住民への被害の可能性からSCP-465-JPのオブジェクトクラスはEuclidに再指定されました。

Footnotes
. 1964年に製造が終了しています。
. Dクラスによる試食の結果、毒性は無い事が確認されています。
. ██特殊工機製の機体と酷似していますが同型の物でこれほどの大きさの物は存在しない事が確認されています。
ページリビジョン: 2, 最終更新: 10 Jan 2021 16:29
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