SCP-4443
評価: +29

クレジット

ソース: SCP-4443
メタタイトル: おぉぉおおおぉぉぉ...
著者: Penton Penton
作成年: 2018

評価: +29
評価: +29

アイテム番号: SCP-4443

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-4443は標準的な収容ロッカーに保管されます。

SCP-4443の試験室に直接隣接する全ての部屋には保安職員を待機させます。これらの部屋には文書4443/4で規定されるガイドラインに基づく設備を用意します。

更新: 試験-4443-31の事案以降、保安職員は試験中の試験室内にも待機することになりました。

説明: ×ばつ150cmの白無地のシーツです。円形の黒いポリエステル生地が2つ横並びに縫い付けられているため、典型的な"シーツお化け"を模したハロウィン用仮装コスチュームのように見えます。着用しなければ異常性は発現しません。

人間が着用すると、SCP-4443は気流の影響に対する抵抗力を示し、着用者やその他の物理的な力が作用した時のみ動くようになります。対象者はSCP-4443を着たまま、固体表面を直接すり抜けることが可能です。異常性の発現にあたって対象者が完全に覆われている必要はなく、試験では身体の約50%がSCP-4443で覆われていれば効果が活性化することが確認されています。SCP-4443は着用者または他者によって自由に除去できます。

また、SCP-4443の着用者は上方向への緩やかな浮上が可能です。この効果は、着用者が典型的に幽霊と関連付けられる"おぉぉぉ"という効果音を発声している間だけ活性化します。着用者が発声を止めると浮上は停止し、その後着用者は緩やかに降下します。

発見ログ: SCP-4443は、アメリカ合衆国ウィスコンシン州██████の自宅2階から転落したとされるクレイグ・████の死を巡る不審な状況を切っ掛けに発見されました。クレイグの両親や屋外にいた目撃者数名は、SCP-4443を着用したクレイグが2階の壁をすり抜けるのを見たと主張しました。記憶処理が施され、SCP-4443は異常性の検証後に確保されました。SCP-4443がクレイグ・████によって作られたのか、或いは発見されたのかは現在まで確認されていません。

試験: 4443-004
対象: D-4856
詳細: D-4856は数秒間"おぉぉぉ"と発声するように指示された。
結果: D-4856は発声している間、床から数センチメートル浮上し、その後降下した。

試験: 4443-006
対象: D-4856
詳細: D-4856はできる限り長く"おぉぉぉ"と発声するように指示された。
結果: D-4856は浮上して試験室の天井をすり抜け、そのような結果を予期して準備が整えられた階上の部屋に入った。その後、D-4856は"おぉぉぉ"を止めるように指示された。

試験: 4443-009
対象: D-4856
詳細: D-4856は身を屈めて床に横たわるように指示された。
結果: D-4856の覆われた部位が即座に床をすり抜け、続けて脚が床を通過した。D-4856は階下の部屋に現れたが、そのまま用意された安全マットとその下の床をすり抜けた。D-4856は数階分落下し続けた後、[データ削除済]。
注記: 試験の開始前、D-4856はSCP-4443を着用した際に不明な場所からかすかな音が聞こえたと報告した。

試験: 4443-015
対象: D-4839
詳細: D-4839は大声で"おぉぉぉ"と発声するように指示された。
結果: D-4839は急激な勢いで上昇し、その後通常の速度で降下した。

試験: 4443-024
対象: D-4839
詳細: D-4839は"おぉぉぉ"と発声しながら、用意された数枚の壁を突き抜けて走るように指示された。
結果: D-4839は数枚の壁をすり抜けてから徐々に浮上し始め、そのまま上昇し続けた。発声を止めるとD-4839は安全に降下した。
注記: D-4839は試験室内に不鮮明な人影らしきものが立っているのに気付いたと報告した。この人影は最初の目撃以降は確認されなかった。

試験: 4443-031
対象: D-4839
詳細: D-4839はSCP-4443を着て身動きせずに立ち、目に見える異常を全て報告するように指示された。
結果: 数分後、D-4839は試験室内の様々な場所に数体のヒト型実体が見えると報告した。実体群は様々な年齢の人間に似ており、SCP-4443と同一のシーツを着用していると説明された。ほとんどの実体は児童のような外見だったが、数体は成人だった。D-4839はヒト型実体のうち1体がシーツの下にオレンジ色のつなぎを着ていると断言した。実体群は試験室内を歩き回るか浮遊しているが、数体がD-4839の前で立ち止まり、見つめ始めたと説明された。

D-4839は激しく取り乱し、SCP-4443を使って壁をすり抜け、試験室から逃走しようとした。D-4839は試験室の壁をすり抜けたが、反対側からはSCP-4443のみが出現した。

D-4839の行方は現在も判明していない。

ページリビジョン: 2, 最終更新: 21 Feb 2024 12:29
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