認識災害警告
SCP-4065文書へのアクセスには特殊な対抗ミーム接種が必要です。適切な接種を受けていない人物はこのファイルを知覚できません。接種を受けた職員は以下の画像を閲覧してください。
ペチュカルジョヴァ/バッケン選択的知覚対抗ミーム
4/4065 LEVEL 4/4065
CLASSIFIED
classified-lv4.pngアイテム番号: SCP-4065
オブジェクトクラス: Keter
SCP-4065-1実例
特別収容プロトコル: SCP-4065は現在収容されていません。対抗ミームの開発研究が進行中です。SCP-4065-3実例は可能な限り常に消去または削除します。SCP-4065-3は編集に際してレベル2/一般、レベル3/現実改変、レベル4/ミームのクリアランスが求められるファイルの大半から削除されていますが、これらは影響された職員によって頻繁に差し戻されます。SCP-4065に関する情報は、選択的知覚対抗ミームを介してSCP-4065耐性を得た人物のみに制限されています
収容プロトコルがSCP-4065-1の運用に依存している全ての異常存在は重大な収容違反リスクです。しかしながら、これらの異常存在の大半はSCP-4065に感染しているため、部分的な自己収容状態にあります。これらの異常存在に対する代替収容プロトコルを可能な限り速やかに開発し、制定すべきです。
説明: SCP-4065は現在ほぼ全ての財団職員に影響を及ぼしている異常なミーム感染です。影響者は、現実改変能力を持つ脅威からの保護を意図していると思われる装置であり、"スクラントン現実錨"(SCP-4065-1)と識別される技術の実在と有効性を信じ込みます。SCP-4065-1実例は"カント計数機"(SCP-4065-2)として知られる装置で検出可能な現実性の"厚み"の客観的尺度である"ヒュームフィールド"を安定化することで現実改変脅威からの保護を実現しているようです。SCP-4065は、SCP-4065-1の名称の由来であるスーザン・スクラントン博士により、知性ある現実改変異常の実験的な収容法として作成されました。当初の目的において大きな成功を収めたものの、感染パラメータが明確に定義されておらず、SCP-4065は急速に財団職員へと伝播しました。
SCP-4065-1および-2実例は、影響者によって利用可能な素材から作成されます。SCP-4065-1実例は実験設備、台所用品、デスクトップコンピュータから構築される傾向があり、SCP-4065-2実例は電卓や携帯電話などの小さな機器から構築される傾向があります。これらの機器には通常、コントロールパネルとして機能する大量のボタン、スイッチ、LED、ダイヤルが取り付けられ、SCP-4065-2実例には常に最低1本の長く突き出したアンテナまたはパラボラアンテナがあります。電子部品に加えて、SCP-4065-1および-2実例には時折、大きめの石英結晶、放射線源、人間の遺体などのより異様な素材が含まれることがあります。記録上の全てのSCP-4065-1および-2実例には、SCP-4065-3が描かれているか、その他の手法で記号として付けられています。
SCP-4065-3は、元々はスーザン・スクラントン博士が考案したミームトリガー記号であり、SCP-4065感染の主要媒介物の役割を果たします。財団の存在、目的、イデオロギーに関してある程度の知識を有する人物がSCP-4065-3を見ると、その人物は48時間以内にSCP-4065感染の症状を示し始めます。現実改変異常に直接関連する職務に就いている人物や、現実改変能力を保有している人物は8時間以内に症状を示します。SCP-4065ミーム複合体の二次的な構成要素は、"SCP-4065-3は財団の主要なロゴまたは記章である"という着想です。この結果、現在のSCP-4065-3は財団職員に識別エンブレムとして広く用いられており、変化形が財団の全ての主要部署に採用されています。
現時点ではSCP-4065感染の既知の対抗ミームは存在しません。現在、SCP-4065に対する免疫には、その創造経緯と構成ミームに関する完全な知識が必要だと仮定されています。これらの基準を満たす唯一の人物は、作成者のスーザン・スクラントン博士です。