クレジット
タイトル: SCP-3433-JP - だからってこんな時にやらなくても
著者: say_temple say_temple
作成年: 2024
アイテム番号: SCP-3433-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-3433-JPの収容はその特性上不可能です。SCP-3433-JPによる混乱を防ぐため、打ち上げが予定されている有人宇宙船の搭乗員、および打ち上げ済みの有人宇宙船にはカバーストーリー「人員変更」により、財団エージェントが潜入します。潜入を行うエージェントはその危険性から、所定の訓練を終了した職員の中から自己申告制で選抜されます。詳細な選抜条件に関してはを参照してください。
各国の宇宙開発機関に対しては人員の選抜時、所定の条件に沿ったものとするように誘導が行われます。選抜された搭乗員にはSCP-3433-JP発生確率を低下させるため、一部意識の低下を誘引するミームエージェントが投与されます。
説明: SCP-3433-JPは宇宙空間に存在する有人宇宙船で発生する異常現象です。SCP-3433-JPは宇宙船の周辺で何らかの作業を行なっている人物にのみ発生します。この対象となる作業は配電や連絡行為、観測、ドアの開閉などが挙げられます。
SCP-3433-JPが発生した場合、対象者は破裂音を認識します。特筆すべきことに、真空空間だった場合も問題なく破裂音を認識します。破裂音を認識した人物は混乱するような様子を見せます。このような反応を見せる要因として、通常発生しうることのない宇宙空間での破裂音の発生が大きいとされています。
SCP-3433-JPの発生は宇宙船、及び搭乗員に対して致命的な影響を誘発します。現在確認されている影響は機体の側面の破壊、配電の失敗を起因とする電気の断絶による酸素濃度低下、宇宙船と対象者を繋ぐホースの断絶など、多岐に渡ります。
SCP-3433-JPの発生した地点の周囲を調査したところ、ゴムの破片と銀や金色のテープ状の物体、蝋燭が発見されました。物体自体に異常性はなく、現在までSCP-3433-JP発生地点の付近に存在していた理由は不明です。これらの物品はスペースデブリとして宇宙空間に存在しています。
補遺: SCP-3433-JPの対象者を調査したところ、全ての対象者がSCP-3433-JP発生時の日付と、対象者の誕生日が一致することが判明しました。特に対象者の多くは自身の誕生日の祝福を望んでいました。