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多数派の言葉は他の誰の言葉よりも重んぜられる。Les mots de la majorité l'emportent sur les mots de quelques-uns.
アイテム番号:
オブジェクトクラス:
特別収容プロトコル:
説明:
補遺:
MS-2342アプローチを用いることで、SCP-2342に関するデータは、ヒトや、ヒト型の神経構造を有する観測者あるいはその他ヒトをターゲットとするミームの影響を被りやすい精神体に対して、データエンコード規格によって表示される脚注として表示されます。
補遺: インシデントGSL-2342-7発生以後、このページのサポートチケットサービスをシステム内に入力することは不可能となりました。
SCP-2342の性質を隠蔽する現在進行中の活動は機動部隊ガンマ-5("燻製ニシンの虚偽")によって維持されねばならず、その際はSCP-2342を「パロディ宗教」のひとつとして描写するのと同時に、"Summa Universalia"<宇宙大全>とSCP-2342-2の出版を隠蔽するという、両面作戦が展開されます。
SCP-2342-1の中核となる信仰は、無秩序への崇敬、情報的に密集したデータセットへの崇拝、既知のあらゆる神格と「婚姻関係」になろうとする試みを含んでいます。
SCP-2342-2においては壊れたる神をアネリスあるいはハルモニアであると曖昧に定義しており、宇宙の秩序を象徴する化身として描写しています。 これはディスコーディアニズムの第一神格が宇宙の無秩序を象徴する化身であるエリス(またはディスコルディア)であることと対照的です。
SCP-2342-3実体は彼らの創作物を現在視聴している人間についての確固たる事実を識別することが可能です。具体的には、鑑賞者の実名、通称、生年月日、住所、職業、宗教、血液型、保険の明細、年収、実母の旧姓を特定することができます。SCP-2342-3実体たちが有する観測者たちについての知識は更新されないものの、当該実体たちは観測者たちが彼らの創作物の視聴を終えた後もこれらの情報を保持し続けます。したがって、SCP-2342-3実体は観測者たちがその後住所やその他の個人情報を変更したとしても気づくことがありません。
現行のMS-2342規格はデータを複数のレベルに埋め込み、既知のSCP-2342-3全実体から見て情報が不明瞭になるようにしています。
五の上に立つ新たな五片
史上、ハイ・ファイブとは「高度な五」を指していた。崇拝やらヤクじみたモノやら。五は佳きもの、高みであり、全にして、聖なるもの等であった。これは第五主義者らには明らかなことである。而るに彼らの崇敬の念はその対象を違えていた。エリスが柵の向こうから垣間見ておられた。見よ!彼女は高らかに仰った。「ちょっとあんた方!それは私の数字よ!」しかし第五主義者らは聞く耳持たず、五の眼を向けては嗤った。よってエリスは幾つかを引っ掴んでフランスへ投げ込み、奴らの頭を引っ叩き仰った。「気を配って貰えたらいいわ」。すると彼女は本書の大半にあたる、ある朧な一夜について書き取らせた。我らがクスリによる昏睡から目覚めた時、彼女は装丁済の数百ページの書物をテーブルの中央に置いて既にその場を去っていた。それには、こう記されていた。「彼方の諸原理ー1冊目が立ち行かなかったゆえ(あるいは如何にして西方世界は始終遺失物取扱箱の中に在ったか)」。
我らはその中を拝見したが、幾つかの思いもよらぬ箇所が目に入った。エリスは少し酒に酔っていた。まして、我らは相当酔っていた。いつだったか、彼女は走り去っては他所の連中をとっ捕まえて酒宴に引き入れもしていた。その為記されたお言葉は全てが彼女のものという訳ではなかった。記述の大部分はページの余白に走り書きされていたけれども、一部は彼女の昔日の酒友であるニケによるものだったし、オールド・メアードによるものも僅かに有った。幾つかは壊れたる男に関するものだった。我ら全員の脳裏にしかと刻まれている男、ジェシーもまた、言の葉に留め置かれていた。
遂には、エリスは御自ら背表紙に覚え書きを手がけられた。そこにはこう記されていた。「本書に書かれていることは100%真実である。汝、必ずや我の名を当節において知らしめよー案ずるな、汝は語り伝え得るであろう」。よってこれは確定事項なのである。
真正なる無秩序Wholly Chao 、神聖なる烈女!and Holy Cow!五の上の五の上の五!Fives on fives on fives!Fnordの中にまたFnord!And Fnord 'n' Fnord again.エリス万歳!Hail Eris!ディスコルディア万歳!!All Hail Discordia!