SCP-1971-JP-EX
評価: +13
評価: +13
[フレーム]
通達:
[フレーム]
アイテム番号: SCP-1971-JP-EX
オブジェクトクラス: Euclid Explained
巡回Bot報告 :現行のデータとの齟齬を発見した為、オブジェクトクラス表示におけるExplained上の打ち消し線を除去しました。
特別収容プロトコル: 1971年における調査結果から旧収容プロトコルの全面的な廃棄・オブジェクトクラスの変更が承認されました。
説明: SCP-1971-JP-EXは1911年に日本国内に発足された「罪囚管理会社サナダクン」及び当時の代表取締役である角之蔵 司〇十すみのくら つかさまるとお(以下、SCP-1971-JP-EX-Aと呼称)です。〇の文字は角之蔵家代々に伝わる慣習により周囲には伏せられており、名前自体は偽名であると認識されています。
SCP-1971-JP-EX-Aはインタビュー当時79歳を自称していた日本人男性老人の外見を有する人型実体であり、額の右側面から角状の突起が露出しているのが外見的特徴です。SCP-1971-JP-EX-Aは先祖代々頭部に突起物を有した外見的特徴と軽度の催眠効果を任意の人間に与える事が出来る異常性を所持しており、SCP-1971-JP-EXの前身に該当する結社の維持に用いられていたと予想されています されていました。
巡回Bot報告: 以下の資料は報告書の内容と関係ないと判断された為削除されました。
- 1950年度までに確認されていた財団が非異常性と結論付けた頭部に生えた突起物を有する外見的異常
SCP-1971-JP-EXの前身的組織は蒐集院の内部組織として立ち上げられ、当時から儀式や人柱等に用いられていたとされる罪人の管理や死亡した対象の埋葬及び鎮魂を行っていたと記録に残されています。内部構成員は神職、祈祷師、薬師等を主体としていましたが、死体の検分や腑分けの為の定期的な解剖を行っていた結果1400年代前半には極めて高い解剖学に関する知識を内部で保有していたと予想されています。江戸幕府の設立に伴う蒐集院の規模の増大化に比例した必要な罪囚量の増加から牢屋敷が設営され、屋敷の警備・逃亡阻止の為に更に増員が施され、牢屋敷の管理者として抜擢されたのがSCP-1971-JP-EX-Aの先祖であるとされており、1866年に訪日した財団職員がSCP-1971-JP-EXの人員と初めて接触したとされています。
巡回Bot報告: 以下の資料は報告書の内容と関係ないと判断された為削除しました。
- 1866年時インタビュー記録と1952年のSCP-1971-JP-EXに対する対応及びその正当性に関する疑問点
1911年、政府の発足による管理範囲の拡大及び地方との連携の為と称してSCP-1971-JP-EX-Aの実父である角之蔵 九〇弥すみのくら きゅうまるやによってSCP-1971-JP-EXが設立されました。彼もSCP-1971-JP-EX-Aと同じく角状の器官を頭部に所持されており、同一の異常性を持ち合わせていたと予想されます 予想されていました。この時のSCP-1971-JP-EXは日本警察や蒐集院との繋がりを元に全国より集められた囚人の管理に加えて危険性の高いオブジェクトの管理に一定時間成功した囚人の罪状の軽減を約束する様な取引や霊感を有すると判断された囚人への教育及び各地方の神社への斡旋・蒐集院構成員への勧誘行為を行っていたとされます。
また、1918年から第一次世界大戦中に軍規違反を犯したと見なされた旧日本軍所属の軍人の管理を行う中で当時の軍部との関係を深めており、蒐集院と軍部との連携を高める結果に繋がったと予想されます。
1923年、██大震災により九〇弥氏が死亡した事で長子であるSCP-1971-JP-EX-AがSCP-1971-JP-EXの次期取締役に就任しました。当時におけるインタビュー記録においては九〇弥氏の方針の現状維持と改善を基本とした制度の細やかな改訂及び囚人の管理・派遣・供養等が主だった作業と回答しています。
1937年には大日本帝国特別医療部隊、通称負号部隊が蒐集院の協力の元設立された事からSCP-1971-JP-EXも同じく協力関係を結び、囚人の提供・部隊の管轄下に置かれた囚人の管理等を主とした活動を行ないました。SCP-1971-JP-EXが当初行っていた業務内容とかけ離れた行為であった為、構成員の混乱を防ぐ為にSCP-1971-JP-EX-A自身の保有する異常性を用いる事で構成員の脱退・反発を防いでいたと 予想されます 予想されていました。
巡回Bot報告: 以下の資料は報告書の内容と関係ないと判断された為削除しました。
- 1938年〜におけるSCP-1971-JP-EX社員に纏わる情報記録に伴う正常性の示唆
第二次世界大戦終戦後の各種条約に基づいて蒐集院が財団に吸収された事で、下部組織であったSCP-1971-JP-EXも財団の管理下に置かれる事となりました。この時にSCP-1971-JP-EX-Aの影響の除去の為にSCP-1971-JP-EX内に所属していた構成員に対して精神感応除去処置が行なわれ、当時の財団における正常な対応が施されたと記録されています。
また、本人の了承を得た上でSCP-1971-JP-EX-Aは収容され、定期的に行われていたインタビューによりSCP-1971-JP-EXに関する情報が取得され、事実上SCP-1971-JP-EXは蒐集院と同様に財団に吸収されました。
巡回Bot報告: 以下の資料は報告書の内容と関係ないと判断された為削除しました。
- 精神影響未曝露の対象に対して影響除去処置が行われた場合の副作用
- SCP-1971-JP-EX-Aに対するSCP-1971-JP-EX構成員の身柄を用いた恫喝が行われた可能性に関する情報一覧
- 「収容すべき人型実体」としてSCP-1971-JP-EX-Aを扱っていた最中における非人道的行為
1955年4月にSCP-1971-JP-EX構成員及びその関係者への処置が完全に完了した事からSCP-1971-JP-EXは事実上解体され、一部の構成員は財団内への勤務が決定しました。
巡回Bot報告: 以下の資料は報告書の内容と関係ないと判断された為削除しました。
- 旧SCP-1971-JP-EX構成員に対する今報告書への隠蔽措置の是非
1970年、SCP-1971-JP-EX-Aは非異常性の肺炎により死亡しました。解剖を行った結果頭部の角状の突起内部は脂肪のみが詰まっており、継続的な調査結果と合わせて異常性は保有していなかったと発覚しました。
1971年、SCP-1971-JP-EX-A及びSCP-1971-JP-EXのExplainedクラスへの移行が承認されました。
巡回Bot報告: 以下の資料は報告書の内容と関係ないと判断された為削除しました。
- SCP-1971-JP-EX-Aの異常性調査期間の長大化に関する是非
- Explainedクラスへの移行後不要と判断されたSCP-1971-JP-EX-Aへのインタビュー記録の削除件数に関する問題点
また、以下の文章から開始されたメッセージは報告書の内容に不適であると判断された為削除しました。
財団は冷酷だが残酷ではないなんて、嘘っぱ...
巡回Bot報告: 定期チェックは問題無く完了しました。財団の判断基準に基く今報告書に不要な情報は存在しません。
ページリビジョン: 3, 最終更新: 16 Jul 2024 16:44