SCP-1660
評価: +10

アイテム番号: SCP-1660

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1660-1はサイト██保管施設の厳重保管箱に施錠して安全に収容します。標準処理手順に従い、標準積極的防衛策(爆発、化学、生物学、記憶処理)を常に配備します。実験を除き、SCP-1660-1を可燃性の物体から遠ざけます。どのような状況においても、SCP-███のような火に関連するSCPとの接触は許されません。外部でSCP-1660-1が着火した場合、燃えている物体が消火するまで、実験職員はその区域から避難します。SCP-1660-1を通じてのみ出入りが可能なため、SCP-1660-2はSCP-1660-1を収容している限り問題無いと判断されています。実験の間にSCP-1660-2から出現する動物は、研究の為に捕獲するか、場合によっては処分します。

説明: SCP-1660-1は銀、珊瑚、オウムガイの殻から作られた、精巧な装飾の施されているオイルランプです。オウムガイの殻の容器の中に火が灯された場合、その異常特性が発動します。点火すると、燃やす材料に関わらず、大量の煙を放出し始めます。この煙は集まって、空中に約██mの大きさのアーチ状の"門"を形成し始めます。大きさとこの"門"の安定性はSCP-1660-1で燃やされている材料の量または種類に基づき変動します。SCP-1660-1が消火した場合、この門はすぐさまに崩れます。

SCP-1660-2はSCP-1660-1が出す"門"から出入りができる、約█████kmの温暖な森の小型並行世界です。SCP-1660-2を囲む端には、これ迄の所未確認のモース硬度███の鉱物の壁があります。ダイヤモンドドリルによる実験ではドリルが直ぐに鈍くなった為、この鉱物に損害を与える事はできていません。約1km上部の梢は[データ削除済]の層であり、████████事案の後、全ての空中探査は無人空中車両(UAVs)を用いて実施しています。地下への掘削の試みで、SCP-1660-2の全地域の約0.5km地下に、壁と同じ素材の未確認の鉱物の地殻が存在していると判明しました。

Ursus arctos ヒグマ 標本は人間への恐怖を示しません。
Odocoileus virginianus オジロジカ 標本は人間への恐怖を示しません。
Myotis lucifugus トビイロホオヒゲコウモリ 標本は洞窟よりも太い木の枝にぶら下がって休憩するのを好みます。
Poecile atricapillus アメリカコガラ 標本には、簡素な歯として用いる為の小さな刻みのある隆起が嘴内部に存在します。通常のアメリカコゲラと異なる食料を食べるわけではないため、この嘴の構造の理由は不明です。
Anax imperator コウテイギンヤンマ 標本は最高██mmにまで成長するのが確認されています。そのような大きさにもかかわらず、どのようにして気門から呼吸をしているかは不明です。
N/A 未確認の飛べない鳥であるSCP-1660-3 エミューに類似する飛べない草食で大型の鳥です。
N/A 未確認の小型のreptomammalであるSCP-1660-4 鱗があり、卵生で外耳のキツネの姿をし、温血動物であり、頬髭を特徴とする小型の生物です。
N/A 未確認の眼の無い猫であるSCP-1660-5 標本は眼が無く、鼠のような前方に広がる耳と反響位置特定の能力を持っている事以外は、クーガー(Puma concolor)またはその他大型ネコ科動物に類似しています。
N/A 未確認の大型の亀であるSCP-1660-6 この生物は成体で最高█mにまで達するその大きさと、比較して小さな眼である事を除けば、アメリカハコガメ(Terrapene)と全く同一です。
N/A [データ削除済]SCP-1660-7 全長2mの非常に危険なreptomammalianの生物で装甲、生物発光[データ削除済]。SCP-1660-7は狼の行動のように群れで狩りを行いますが、人間を恐れず、樹木やSCP-1660-2の壁を登る事ができます。人間への恐怖の欠如の為、SCP-1660-2内では彼らからの襲撃に注意し、しばしば殺害することがあります。この理由により、どのような状況でも職員はSCP-1660-7標本への接近は許されておらず、また[データ削除済]。
Quercus nigra ウォーターオーク 通常。
Quercus hypoleucoides Silverleaf Oak 標本は通常の種よりも僅かに早く成長します。
Quercus aliena ナガラシワ 標本は通常の種と比較して非常に高く成長し、最高███mに達します。
Pinus densiflora アカマツ 通常。
N/A 未確認の苔であるSCP-1660-8 SCP-1660-2の他の植物と壁を覆っていて、素早く成長する未確認の苔の種です。

経歴: ████/██/██、SCP-1660-2を野生生物(主にSCP-1660-5、SCP-1660-6、SCP-1660-7)を狩る為の"サファリ"として販売していたマーシャル・カーター&ダークのフロント企業に潜行していた財団スパイであるエージェント・██████がSCP-1660-1を回収しました。

機密事項 - レベル4職員のみ

文書アルファSCP-1660-7: ████局長からの報告

君達が既に読んだこの記事の情報が省略、または正確に言えば削除された非常に重要な項目があります。

SCP-1660-7。

彼らは単なる一種の危険な捕食者ではありません。私達は職員を彼らから遠ざけるために、あのように言いました。

彼らには知性があります。彼らの前足には人間の手のように動く関節があります。彼らには単純な道具、火、生物発光パターンに基づく言語があります。

しかし私達が興味を示したのは、彼らの洞窟に描いた壁画です;棒を持ち、離れた場所から発射体を発射して彼らを殺戮している、人型の存在が示されています。

それからこの戦いは同じ棒を持った新しい存在と、殺戮の終結を示します。このシンボルは新しい存在を写し、このシンボルの前に彼らは生贄の食物を捧げ、そしてこのシンボルは灰と植物染料で至る所に塗られていたり、木に爪で刻まれていたりします。このシンボルは彼らの神なのです。

2つの輪、1つはもう1の中にあり、3本の矢印がその内側を指し示しています。

ページリビジョン: 8, 最終更新: 21 Feb 2024 12:18
特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。
ページを編集するにはこのボタンをクリックしてください。
セクションごとの編集を切り替えるにはこのボタンをクリックしてください(ページにセクションが設定されている必要があります)。有効になった場合はセクションに"編集"ボタンが設置されます。
ページのソース全体を編集せずに、コンテンツを追加します。
このページが過去にどのように変化したかを調べることができます。
このページについて話をしたいときは、これを使うのが一番簡単な方法です。
このページに添付されたファイルの閲覧や管理を行うことができます。
サイトの管理についての便利なツール。
このページの名前(それに伴いURLやページのカテゴリも)を変更します。
編集せずにこのページのソースコードを閲覧します。
親ページを設定/閲覧できます(パンくずリストの作成やサイトの構造化に用いられます)
管理者にページの違反を通知する。
何か思い通りにいかないことがありますか? 何ができるか調べましょう。
Wikidot.comのシステム概要とヘルプセクションです。
Wikidot 利用規約 ― 何ができるか、何をすべきでないか etc.
Wikidot.com プライバシーポリシー

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /