アイテム番号: SCP-1601
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: サイト-1601は日本国北海道の██████████から北西70km離れた箇所に設けられており、公園警備員を装った財団職員が定期的にエリアを巡回しています。洞窟外の看板により、内部が不安定であるため一般人は立ち入らないよう警告します。洞窟に入ろうとする人物はその場で制止し、当該エリアから退去させてください。
移動によるSCP-1601の損傷を防ぎ、輸送中に制御不能なイベント1601-BRが発生するリスクを最小化するために、SCP-1601は発見された洞窟内で収容されています。SCP-1601のライブカメラの映像は常に保存および記録されています。SCP-1601の笠が変化した場合、その結果生じた文を分析し、以前に確認されたことがあるかどうかを判断する必要があります。もし確認されたことがない文であった場合、SCP-1601の笠の現状を3Dモデル化し、財団言語学者用の型を作成してください。
イベント1601-BRが発生した場合、放送エリアを記録のために調査し、必要に応じてクラスA-2記憶処理を施してください。
████年以上の年齢および年齢が不確定、または以前にSCP-1601の記録に現れた、感覚を持つSCPはいかなる場合であってもオブジェクトの半径5km以内に入れてはいけません。
説明: SCP-1601は北海道の森林地帯にある洞窟で発見された高さ1.23mの石灯籠です。洞窟内で発見された他の遺物やSCP-1601で使用されている古代語から、灯籠は████年以上前のものと推定されています。灯籠を移動させようとしたところ、地面と融合していたことが判明したため、現在の場所に収容することを余儀なくされました。洞窟内で発見されたその他の遺物には異常性がないと判断され、財団文化博物館のアジア研究棟に収蔵されています。
砂岩に類似しているものの、SCP-1601の実際の組成は現在のところ不明です。非活性時の台座から採取した表面サンプルによると、主に未知のシリコン同素体であると考えられています。レーダーおよびX線撮像の結果、SCP-1601の内部は部分的に空洞になっており、その大部分を様々な大きさの物体が占めていることが判明しました。(画像ライブラリ1601-03を参照)。これらの物体が何らかの機構を構成していると考えられます。SCP-1601の明確な破損状態のため、オブジェクトを開いてこれらの構成要素を検査する要求は却下されました。
定期的かつ予測不可なタイミングで、SCP-1601の灯籠部分から白い環境光を発します。これは非常に明るいものの、視認して苦痛を感じないと形容されます。この現象は非常に稀であり、収容から██年の間に███回しか発生していません。1〜2分後、光は灯籠を囲う2つの笠の中に充満します。その後、笠の表面に文字が急速に形成され、表面が再び滑らかになるまでの3〜6時間残ります。これらの文字は日琉祖語の文体が混在しているものであることが判明しましたが、当初は解読が不可能でした。財団の言語学者の尽力により、翻訳の鍵となるのは文字の深さと角度であることが判明しました。これは文脈と構文の両方の手がかりとして機能しました。笠に記載されたイベントの翻訳には1ヶ月かかることもあります。
小さな上部の笠の翻訳文は、常に3つの構成要素で構成されています:
- 定型文、記録/罪人/[編集済]目録
- 題名
- 場所/罪/事情と翻訳された言葉。文章が後に続く
題名は超自然的または異常な性質を持つさまざまな実体の名称(SCP-1601-A)であると考えられます。場所の文章はこれまでのところ同じ単語で構成されており、未知と翻訳されています。
大きい方の笠には小さい方の笠のものと同一の実体に関する記述があります。これらの記述は詳細であるものの非科学的であり、推測や伝聞に大きく依存しています。これまでのところ、これらの実体のうち██は、[編集済]を含め、現在収容されているSCPと著しい類似点を有しています。これまでに名前を挙げて説明されたすべての実体に財団が遭遇した場合、収容対象となります。SCP-1601-Aの全リストについては文書1601-A-ELを参照してください。
SCP-1601の目録に記載された実体が灯籠から5km以内に侵入した場合、SCP-1601は大規模(半径307km)なラジオバーストを、多くは商用で使用される複数の周波数で放出することで反応します(イベント1601-BR)。これらの周波数にチューニングされた無線装置は音楽的な大音量のバーストを発し、それに続いて電算化された音声が日琉祖語でSCPの説明と現在の位置を発表します(SCP-███がSCP-1601に接近に解析を試みることを許可された、実験1601-███を参照してください)。ほとんどの聴取者にとってこのスピーチはほとんど意味をなさないと考えられますが、イベント1601-BRはクラスUセキュリティ違反とみなされます。
SCP-1601-A-3
題名: 雷神の合唱
記述の要約: 聞いた人物を意識不明にさせ、肌を剥がすような大音量での体外離脱的な声の不協和音。
抜粋: 生き残りし者は/清浄になり我々に神々の/先祖の声を思い起こさせる。その後に来るのは真実を聞くことであり/偽りではない。
研究員注: 記述の中の神学的な推測では、その人が先祖の亡霊を悪用した場合にのみ皮膚が剥がれるとされている。
SCP-1601-A-14
題名: 鋭く赤い口を持つ女
記述の要約: タコ足と捕食を助ける器官を伴ったくちばしが特徴の伝統的な抜け首。
抜粋: 丘で遠吠えが聞こえたら夜中起きていよ。さすれば闇の/影から出てくるやもしれぬ。彼女は泣き/叫び/彼女は子供たちを貪り食うことを望む。手元に火を用意せよ。彼女は炎を前に逃げるだろう。
SCP-1601-A-76
題名: 西洋の病めるような闇
記述の要約: 有形、移動性、そして高放射性の物質の巨大な暗黒雲。
抜粋: それは空を覆い、人々は倒れ、彼らの体はひび割れ、染み出した/血は/流れる。彼らは持ちこたえられずに崩れ去る。生きていてもその雲を見た後では怪物と忌まわしきものしか育たないだろう。それは土地の代償として彼らの血を呪う。
研究員注: 実体への曝露の影響から放射能と推測される。自然療法的な説明が以降の元の説明に記載されている。
SCP-1601-A-95
題名: 小さな口
記述の要約: 銀色の服を着た小型の人型実体が複数出現する。暴力的ではないが、毎日体重の6倍以上の食事を摂取するのでかなり不経済である。
抜粋: 彼らは天空の光から生まれ、王国の/球体から投げ出された。彼らの食欲は彼らの報いであり、我々の地上の/世界は/彼らの牢獄程度である。 彼らの子孫の産物である卵を制御することに並ぶ名誉はなく、そのかわり彼らは乾いた大地に血を流す。
SCP-1601-A-97
題名: 奇術老人
記述の要約: 浮遊術、テレパシー、火を操る能力など、様々な超常的能力を発揮する老人。
抜粋: 彼の話術は秘密に満ちており、彼の行動や/偉業や/奇術は会う者すべてに彼の力の/威厳を印象づける。 彼は指導者の/王の耳であり、彼の名声の伝説は/アハラビアと同じくらい広がった。
研究員注: SCP-1601-A-97と才能ある "ストリートマジシャン"の違いを見分けるのは困難である。この記述の非科学的な性質により、彼のSCPの性質を決定的に分析することは不可能である。
SCP-1601-A-153
題名: 危ういほど謙虚な天下人
記述の要約: [データ削除済]
抜粋: 名誉の/犠牲の代価を払い、もはやその目で光を測ることができなくなった者だけがこの偉大なる人物由来の者を知ることができる。