アイテム番号: SCP-1154
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-1154はサイト██にある保管ユニット██に収容されています。SCP-1154は15c×ばつ15cmの封印された容器に収容されています。SCP-1154は常に1人の保安職員によって保護されます。SCP-1154の視聴はD-クラス職員によって実施してください。
SCP-1154のさらなる構成要素が存在すると判明した場合、機動部隊ゼータ-29("ドラゴン征伐隊")によって即座に確保、収容します。SCP-1154の影響を受けた一般人は2週間財団の保護を受けます。この期間を過ぎても死亡していなかった場合、クラス-A記憶処理を施して解放します。
SCP-1154の実験は最低2人のLevel3職員の許可が必要です。
説明: SCP-1154は詩、短編小説、小説、VHSテープを含むメディアの収集物に指定されています。全ての構成要素はある実体について主題的な繋がりがあり、構成要素は"ドラゴン"について述べています。この実体の説明はSCP-1154の異なる構成要素によって変化し、ごく僅かの構成要素でしか伝説的なヨーロッパのドラゴンのイメージに従ってSCP-1154を記述していません。(更なる情報は構成要素分析1154-1を参照。)
SCP-1154の異常効果は人間によって視聴、理解された時に現れ、以下この人間を対象者と称します。2週間以上にわたって、対象者は以下の現象を経験します:
- 漠然とした爬虫類の実体を含む夢
- 宝石のような貴重品が不自然に紛失
- 周囲温度の急激な増加の認知
- 後を付けられているような感覚
- 自然発火(これが全ての対象者で発生するかは不明で、何を基準とし、何の影響で発生するかも不明です。死亡後、対象者の身体は食事の音と共に消え去ることは判明しています。)
SCP-1154から成る様々な構成要素の概要です。構成要素は発見順に数字が付けられています。
SCP-1154-1: 詩の起源は1600年代の'[編集済]の獣'です。詩は王国がどの様にしてドラゴンに襲われ、王がどのようにドラゴンを倒すために3人の騎士を派遣するかについて書かれています。2人の騎士はドラゴンに殺されますが、3人目の騎士はドラゴンの背中に登ります。詩ではどのように彼が首に登って、喉を刺したかについて書かれています。その後彼はドラゴンによって丸呑みされ、詩は'そして異国の空より給べ来た、かの獣の栄光により祝福された'という言葉で締めくくっています。
SCP-1154-2: 未出版の小説で'金の探求'という題名です。学者の冒険譚で、彼と冒険者の一行は"ドラゴン王"と呼ばれる敵対者を倒そうとします。主人公はついに'ドラゴン王'を殺しますが、エピローグにて学者は気が狂い、新しい'ドラゴン王'になっていった事が書かれています。
SCP-1154-3: 'ドラゴンの影'と題された短編小説です。物語は幼い男の子の視点で進み、彼は家の中にドラゴンが居るのではないかと恐れています。物語において、ドラゴンは犬の大きさで昆虫的特性を持っていると描写されます。ドラゴンは家の周りで彼を追い回し、最終的に殺して食べてしまいます。
SCP-1154-4: クレヨンで書かれたドラゴンです。
SCP-1154-5: █████ ███████の夢日記です。夢のおよそ90%でドラゴン、トカゲ、火について書かれています。他のSCP-1154によって引き起こされた夢では異常特性が発揮されず、この特定の夢日記がSCP-1154の特性を発揮する理由は不明です。
SCP-1154-6: 1993年の映画で'コーエン、永遠の怪獣!'という題名です。映画の構想は人型の爬虫類が東京に現れ、軍隊がこれを撃退しようとする話です。しかし、全ての試みは失敗し、映画は爬虫類が最後の生存者を食べて終了します。