ソース: http://www.scp-wiki.net/scp-002
ライセンス: CC BY-SA 3.0タイトル: 800px-SCP002-new.jpg
著作権者: The Metropolitan Museum of Art, N/A, N/A, CityToast CityToast
公開年: 2020
補足: CityToast CityToast 氏が以下を加工したものです。ソース: The Metropolitan Museum of Art
ライセンス: パブリックドメインタイトル: Leather ball
著作権者: The Metropolitan Museum of Art
ソース: Pxhere
ライセンス: CC0タイトル: N/A
著作権者: N/A
ソース: peakpx
ライセンス: CC0タイトル: two brown steel wheeled airplane stairs on snow field during daytime
著作権者: N/A
翻訳投稿ガイドに基づき「査読により実施される大規模編集」を提案します。
2024年11月23日更新
より原文に忠実に、あるいはシリーズIの記事らしさを考慮する修正を行いました。
前回リビジョンとの差分
引用に赤字で翻訳案をつけました。
メタタイトル:
The "Living" Room
"生きている"居間
"リビング"ルーム
本文:
[[include component:image-block name=800px-SCP002-new.jpg|caption=SCP-002 in its containment area|width=300px]]
[[include component:image-block name=800px-SCP002-new.jpg|caption=隔離施設内のSCP-002|width=300px]]
[[include component:image-block name=800px-SCP002-new.jpg|caption=収容区域に置かれたSCP-002|width=300px]]
Item #: SCP-002
アイテム番号: SCP-002
アイテム番号: SCP-002
Object Class: Euclid
オブジェクトクラス: Euclid
オブジェクトクラス: Euclid
Special Containment Procedures: SCP-002 is to remain connected to a suitable power supply at all times, to keep it in what appears to be a recharging mode. In case of electrical outage, the emergency barrier between the object and the facility is to be closed and the immediate area evacuated. Once facility power is re-established, alternating bursts of X-ray and ultraviolet light must strobe the area until SCP-002 is re-affixed to the power supply and returned to recharging mode. Containment area is to be kept at negative air pressure at all times.
特別収容プロトコル: SCP-002は、SCP-002が活動準備状態を保つように、常に最適な電源設備に繋がれています。停電の際には、非常隔壁が対象と施設の間に張られ、隣接施設は退避区域になります。施設の電源から復帰すれば、SCP-002を再び活動準備状態にするためのすべての電源設備が接続されるまで、代わりに高出力のX線及び紫外線がSCP-002の収容区画にストロボ照射されます。収容区画は常に減圧されています。
特別収容プロトコル: SCP-002は常時、適切な電源に接続し、充電モードと思われる状態を維持します。停電が発生した場合、オブジェクトと施設の間の非常用隔壁を閉鎖し、周辺区域から即時退避してください。施設の電源が復旧した後は、SCP-002が電源に再接続され充電モードに戻るまで、X線と紫外線のストロボ光を交互に照射する必要があります。収容区域は常に陰圧を維持してください。
Teams including a minimum of two (2) members are required within 20 meters of SCP-002 or its containment area. Personnel should maintain physical contact with one another at all times to confirm there is another person present, as perception may be dulled, skewed, or influenced by proximity to the object.
最小2名の職員がSCP-002の20m以内の範囲またはSCP-002の収容区間にいる必要があります。全職員は、他の職員の知覚が鈍くなったり、歪められたり、その他SCP-002に近づくことによる影響などを受けていないか確認するために常に互いに物理的接触を保つべきです。
SCP-002もしくはその収容区域から20メートル以内に入る際は、最低2名のチームで行動する必要があります。職員は常に互いに物理的接触を保ち、他の人間が近くにいることを確認してください。これは、オブジェクトに近づくことにより知覚が鈍る、歪む、または影響を受ける可能性があるためです。
No personnel below Level 3 are permitted within SCP-002. This requirement may be waived via written authorization from two (2) off-site Level 4 administrators. Command staff issued such a waiver must be escorted by at least five (5) Level 3 Security personnel for the duration of their contact and must temporarily surrender their rank and security clearance. Following contact, command staff will be escorted at least 5 km from SCP-002 to undergo a seventy-two (72)-hour quarantine and psychological evaluation. If deemed fit for return to duty by psych staff, rank and security clearance may be restored when quarantine expires.
レベル2以下の職員がSCP-002に接触することは許可されていません。この条件は、2名のレベル4の現場外管理者の許可状によって撤回されることもあります。こうした権利放棄を行った指揮スタッフは、接触期間の間、少なくとも5名のレベル3セキュリティー職員に伴わなければなりません。その間、一時的にランク及びセキュリティクリアランスは剥奪されます。接触に続いて、職員は隔離および心理鑑定のため72時間SCP-002から少なくとも5km圏外へ護送されるでしょう。もし職員としての職務を果たせ、復帰できるようなら、隔離満了時にランク及びセキュリティクリアランスが返還されます。
レベル3未満の職員は、SCP-002への立ち入りを禁止されています。この要件は、現場外のレベル4管理官2名による書面での許可により免除される場合があります。この免除を受けた指揮スタッフは、接触時間中、最低5名のレベル3保安職員による護衛を必要とし、一時的に自身の階級とセキュリティクリアランスを放棄しなければなりません。接触後、指揮スタッフはSCP-002から最低5km離れた場所へ護送され、72時間の検疫と心理評価を受けます。心理スタッフにより職務復帰が可能と判断された場合、検疫期間終了後に階級とセキュリティクリアランスを回復することができます。
Description: SCP-002 resembles a tumorous, fleshy growth with a volume of roughly 60 m3 (or 2000 ft3). An iron valve hatch on one side leads to its interior, which appears to be a standard low-rent apartment of modest size. One wall of the room possesses a single window, though no such opening is visible from the exterior. The room contains furniture which, upon close examination, appears to be sculpted bone, woven hair, and various other biological substances produced by the human body. All matter tested thus far show independent or fragmented DNA sequences for each object in the room.
説明: SCP-002は肉の腫瘍に似ており、体積は約60 m3あります。内部につながるバルブハッチが取り付けてあり、内部はあまり広くない安価な賃貸マンションのようにみえます。壁には窓がひとつ取り付けてありますが、外部からはそのように見えません。室内には家具が設置してあり、詳細な調査によると、それらは彫刻された骨、織ってある髪、および人体によって生産された様々な他の生物学的物質であるようです。それぞれは独立した、または断片的なDNA塩基配列を持つということが調査で判明しています。
説明: SCP-002は、腫瘍状の肉塊に似ており、体積は約60立方メートルです。表面にある鉄製のバルブ式ハッチから内部に入ることができ、内部は一般的な低家賃アパートの一室のように見えます。部屋の一面には窓が一つありますが、外部からはそのような開口部は確認できません。部屋内には家具が置かれていますが、注意深く観察すると、骨を彫刻したもの、髪の毛で織られたもの、その他人体が生成する様々な生体物質で作られているように見えます。これまでに検査されたすべての物質からは、部屋内に存在する物体それぞれに由来する、独立したあるいは断片化したDNA配列が確認されています。
Refer to the Mulhausen Report [cross-ref:document00.023.603] for details related to object's discovery.
オブジェクトの発見と関係する詳細に関してはミュールハウゼン報告を参照してください。(文書00-023-603参照)
オブジェクトの発見に関する詳細については、ミュールハウゼン報告書[相互参照:document00.023.603]を参照してください。
Reference: To date, subject has been responsible for the disappearances of seven personnel. It has also in its time at the facility further furnished itself with two lamps, a throw rug, a television, a radio, a beanbag chair, three books in an unknown language, four children's toys, and a small potted plant. Tests with a variety of lab animals including higher primates have failed to provoke a response in SCP-002. Cadavers as well fail to produce any effect. Whatever process the subject uses to convert organic matter into furnishings is apparently only facilitated by the introduction of living humans.
追加記録: 現在まで、SCP-002が原因で7名の職員が行方不明になっています。また同時にSCP-002は、2つのランプ、小さいじゅうたん、テレビ、ラジオ、ビーンバッグチェア、未知の言語の3冊の本、4つの子ども向けの玩具および小さな鉢植えのプラントを獲得しました。高等霊長類を含む様々な実験動物による実験では、SCP-002の反応は発生していません。死体も同様にどんな反応も生じません。有機物を家具にする効果は、生きている人間によってのみ促進されるようです。
参考: 現在までに、この対象は7名の職員の失踪の原因となっています。また、施設での収容期間中に、2台のランプ、1枚の敷物、テレビ1台、ラジオ1台、ビーンバッグチェア1脚、不明な言語の書籍3冊、子供用おもちゃ4点、小型の鉢植え1点を新たに備え付けています。高等霊長類を含む様々な実験動物を用いた試験では、SCP-002から何の反応も引き出せていません。死体についても同様に効果は見られません。この対象が有機物を家具に変換するプロセスは、生きた人間が投入された場合にのみ機能するようです。
view Mulhausen Report docid:00.023.603
ミュールハウゼン文書を見る ドキュメントID:00.023.603
ミュールハウゼン報告書を表示 docid:00.023.603
Mulhausen Report [00.023.603]
ミュールハウゼン報告書 [00.023.603]
ミュールハウゼン報告書 [00.023.603]
The following is a brief report detailing the discovery of SCP-002
下記はSCP-002の発見を詳述する簡潔な報告書です。
以下は、SCP-002の発見に関する簡易報告書です。Subject was discovered in a small crater in northern Portugal where it struck the Earth from orbit. Encased in a shell of thick rock, the fleshy exterior of the object was exposed by the impact. A native farmer happened upon the site and reported his findings to the village elder. Subject gained SCP attention when a Level 4 agent posted in the area detected a small radioactive anomaly generated by the object.
SCP-002は、軌道上から、ポルトガル北部の小さな火口で発見されました。厚い岩のシェルで包まれているSCP-002の肉は外部からの衝撃によって露出しました。現地の農民は現場を偶然発見し、村の長老にこれを報告しています。レベル4のエージェントが現場に急行した時、SCP-002によって生じた微弱の放射性の変化を検知しています。
この対象は、軌道上から地球に落下し、ポルトガル北部に形成された小さなクレーターで発見された。厚い岩の殻に包まれていたが、衝突により物体の肉質の外層が露出していた。地元の農民が偶然この場所を発見し、村の長老に報告。現地に配置されていたレベル4エージェントが、対象から発せられる微弱な放射線異常を検知したことから、SCPの注目を引くことになった。A collection squad of SCP security personnel led by General Mulhausen was immediately dispatched to the area where they quickly secured the subject in a large container and performed initial testing with subjects recruited from the nearby village. Three men individually sent into the structure subsequently disappeared. Upon discovering this deadly property of the subject, General Mulhausen issued a Level 4a Termination Order of any witnesses (roughly 1/3 of the village) to ensure no outside knowledge of the object and initiated its transport to SCP facility [DATA EXPUNGED].
ミュールハウゼン将軍主導のSCP保安要員の収集チームは、直ちにSCP-002を大きなコンテナに確保し、そして隣村から募った職員による初期調査を試みました。この時SCP-002内部に個々に派遣された3人が行方不明となっています。このSCP-002の致死的な特性を発見した際、ミュールハウゼン将軍は、SCP-002を施設[削除済み]に輸送するため、及び外部に情報が流失しないようにするため、目撃者全て(村民のおよそ1/3)にレベル4A収束命令を発しました。
ミュールハウゼン将軍率いるSCP保安部隊の回収班が直ちに現地に派遣され、大型コンテナで対象を迅速に確保し、近隣の村から集めた被験者による初期試験を実施した。構造物内に個別に送り込まれた3名の男性が続けて失踪。この対象の致死的な特性を発見したミュールハウゼン将軍は、対象に関する外部への情報漏洩を防ぐため、目撃者(村の約1/3)全員に対してレベル4a終了命令を発令し、対象のSCP施設[データ削除済]への輸送を開始した。During preparation for transport, four SCP security personnel were inexplicably drawn inside the object where they too immediately disappeared. Following inspection, it appeared as if the object had "grown" several new furnishings and was beginning to look like the interior of an apartment room. General Mulhausen immediately ordered the requisition of several Class III HAZMAT suits for the remaining security team members, who proceeded to lift the container onto a waiting freight ship for transport to the SCP containment facility.
輸送準備中に、4名のSCP保安職員がSCP-002の内部に不可解に引き寄せられ、行方不明となっています。検査の後、SCP-002はいくつかの新しい家具を「育てて」、かつSCP-002の内部はマンションの部屋のように見えるようになりました。直ちにミュールハウゼン将軍は、残る安全保障チーム職員のためのいくつかのクラスIII HAZMATスーツの要求を命じ、安全保障チーム職員はSCP収容施設に送るために停泊していた貨物船にコンテナを積み込みました。
輸送の準備中、4名のSCP保安職員が不可解にもオブジェクト内部に引き込まれ、同様に即座に失踪した。検査の結果、対象は複数の新しい家具を「生み出して」おり、アパートの一室の内装のように見え始めていた。ミュールハウゼン将軍は直ちに残りの保安チーム隊員に複数のクラスIII危険物防護服の調達を命じ、隊員たちはその後、コンテナをSCP収容施設への輸送のため待機中の貨物船に積み込んだ。[DATA EXPUNGED]
[削除済み]
[データ削除済][DATA EXPUNGED]
[削除済み]
[データ削除済]Following the termination of General Mulhausen, SCP-002 was re-secured by SCP staff and brought into special containment in [CLASSIFIED], where it currently resides. Staff with clearance below Level 3 have been denied access to the SCP-002 container without prior approval of at least two Level 4 staff after the Mulhausen incident.
ミュールハウゼン将軍に引き継いで、SCP-002は、SCP職員によって再度収容され、[機密指定]内の、特別収容室に移送され、現在もSCP-002は収容されています。ミュールハウゼン将軍の事案以降、レベル2以下の職員は2名以上のレベル4職員の承認なしでは、SCP-002への接触が禁止されています。
ミュールハウゼン将軍の終了後、SCP-002はSCP職員によって再度確保され、[機密]にある特別収容施設に移送されました。現在もそこに保管されています。ミュールハウゼン事案以降、レベル4職員2名以上の事前承認がない限り、レベル3未満の職員のSCP-002コンテナへの立ち入りは禁止されています。