初めまして、mochizkyy mochizkyy と申します。
詩人Tuftoの傑作の翻訳という貴重な機会にあずかれてとても光栄です。
著者コメント
And the people bowed and prayed
To the neon god they made
And the sign flashed out its warning
In the words that it was forming
And the sign said, "The words of the prophets are written on the subway walls
In tenement halls
And whispered in the sound of silence"
- The Sound of Scilence by Simon & Garfunkel
これを批評してくれたElunerazimと、何年か前にコラボを計画していた"ネオンの神"のアイデア/コンセプトを再利用させてくれたWoedenazとdjkaktusに、この場を借りて感謝を申し上げます。
この記事は、私が2017年に作成し、長い間削除していた001提言「The Neon God They Made」を再構築したものです。ただ、当時の下書きは全く使用していないので、コンテストのルールには沿っているはずです。また、タイトルは上記の曲から引用しました。
お探しのライセンス情報は記事自体の情報タブにあります。
突然のタイムスキップに困惑されたかもしれませんが、この記事に込めた意図の一部ををここに記入したのでご参照ください。
査読してくださった方々(敬称略, アルファベット順): adgogdp adgogdp , ccle ccle , EveningRose EveningRose , FattyAcid FattyAcid , Gipolibidemia Gipolibidemia , Imerimo Imerimo , kabesimi kabesimi , Nue Tachibana Nue Tachibana , Poliknown2 Poliknown2 , Rokurokubi Rokurokubi , R1ngo R1ngo , Sakuraba N Sakuraba N , tazen tazen , uzrtamago uzrtamago , 2MeterScale 2MeterScale
査読協力してくださった方々と、"超♡翻訳会"の皆様方に、この場を借りてお礼申し上げます。
クレジット付き評価モジュール内の表記がSCP-7005-JPになっています。英語版からの翻訳であってSCP-JPオリジナルの記事ではないので、JPを付与する必要はないです。
以下の画像に差し替えを行いました。
ファイルページ: neontwo
ソース: https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Trans_Mongolian_Railway.jpg
ライセンス: CC BY-SA 3.0
タイトル: Trans Mongolian Railway.jpg
著作権者: Enzymes
公開年: 2006
補足:
画像の差し替え後に「画像差し止め」タグを削除されたようですが、タグリストに記載されているようにJP独自に代替メディアを使用している場合も「画像差し止め」タグは付与し続ける必要があります。
画像差し止め - 記事に使用されているメディアがSCP-JPではライセンス上掲載できず、メディアの表示を行なっていない・差し止めたページに付与されるタグです。代替メディアの掲載等で記事に使用されているメディアのライセンスがクリアになった場合は外されますが、差し止め後にSCP-JP側でのみ独自に代替メディアを使用している翻訳記事には、元記事のメディアが差し替えられるまで付与され続けます。自分が投稿・翻訳したものでないページで該当するページを発見した際は、ディスカッション等でスタッフに報告してください。
これはとんでもない傑作です。
SCP-5005でも思いましたが、Tuftoの記事には突出した1つの特徴があると思っています。それが、「視点の深さ」です。
1つの概念、1つの事象に対し真摯に考えつくした果てに得られる、ある種の世界の真理のようなものが、これらの記事からは垣間見ることができます。単純に「興味深い」と言い換えることもできますが、そのような言い方では他のあらゆるSCPが持つ「興味深さ」とはまた別のベクトルをランぺーターが持っているという事を表現できません。よって、ここでは「視点が深い」という言葉が私にとって適格であるように思います。
この世に存在する概念を真理的に説明するというのは、困難なことです。そこへのアプローチとして体系的な枠組みを用いるとどうしても冗長になってしまいがちですし、一歩間違えれば難解になりすぎたり、説得力がなくなってしまったりします。しかしアプローチにはもう1つ種類があります、それが「詩」です。比喩的な表現、喩えによる詩的な表現は、適切に用いれば、直接的な表現では映し出せない世界の側面を表現し、読者の心を打つことができます。
この記事ではまさに、体系的な枠組みと詩的な表現という2つのアプローチを丁度よく用いて世界を説明しているように思いました。都市という機能がやがて記号になっていくことを素敵な語りで表現している部分は、おおよそ今の私では筆舌に尽くし難いほど深い技法によって成り立っています。
素晴らしい作品です。今の私が力不足ゆえにその技巧を十分に言語化できないのが悔しいですが、それと同時に、この作品がすごいという事だけでも理解できるほどの知識があってよかったとも思います。ランペーターがこれからどう広がっていくか楽しみですね。