本記事はXのコンテスト参加作品です。テーマは「変遷」です。
Fireflyer Fireflyer さんのロング・コンテストにも参加します。
本記事を作成にするにあたり、renerd renerd さん、FattyAcid FattyAcid さん、rokurouru rokurouru さん、Tutu-sh Tutu-sh さんからご助言・ご批評をいただきました。ありがとうございました。
また、Dr_Knotty Dr_Knotty さんからキャラクター「今田博士」さんをお借りしました。ありがとうございました。
重力波望遠鏡を題材として、ヴェールの境界近傍における財団とアカデミアの関わり方の変遷について書きました。
「変遷」は2000-JPコンテストのテーマなので、「2000年から始まった物語」にしました。ついでに2000コンの「SF」要素も入っています。
ファイルページ: GW_Detector_Map_v5
ソース: https://www.ligo.caltech.edu/image/ligo20160211c
ライセンス: CC BY-SA 3.0
タイトル: Gravitational-Wave Observatories Across the Globe
著作権者: Courtesy Caltech/MIT/LIGO Laboratory
公開年: 不明
補足:
ファイルページ: Two black holes merging
ソース: https://www.ligo.caltech.edu/image/ligo20160211f
ライセンス: CC BY-SA 3.0
タイトル: Two black holes merging
著作権者: R. Hurt (Caltech-IPAC)
公開年: 2016
補足:
ファイルページ: LIGO detector diagram
ソース: https://journals.aps.org/prl/abstract/10.1103/PhysRevLett.116.061102
ライセンス: CC BY-SA 3.0
タイトル: LIGO detector diagram
著作権者: Abbott, B. P. et al.
公開年: 2016
補足:
論文中の図3のうち、LIGO検出器の構成の簡易的な図のみを抜き出した画像。元画像には左上にアメリカ合衆国中におけるLIGOの位置を示した地図、右上に重力波検出器の感度のグラフがあった。また、図中の単語は安東正樹「重力波で見える宇宙のはじまり」図8-11を参考に日本語に置き換えている。
ファイルページ: LIGO Livingston
ソース: https://www.ligo.caltech.edu/image/ligo20150731c
ライセンス: CC BY-SA 3.0
タイトル: LIGO Livingston
著作権者: Caltech/MIT/LIGO Lab
公開年: 2015
補足:
ファイルページ: Virgo detector (aerial photo)
ソース: https://www.ligo.caltech.edu/image/ligo20170927b
ライセンス: パブリックドメイン/CC0
タイトル: Virgo detector (aerial photo)
著作権者: The Virgo collaboration
公開年: 2017
補足:
ファイルページ: Gravitational Waves, As Einstein Predicted
ソース: https://www.ligo.caltech.edu/image/ligo20160211a
ライセンス: CC BY-SA 3.0
タイトル: Gravitational Waves, As Einstein Predicted
著作権者: Caltech/MIT/LIGO Lab
公開年: 2016
補足:
SCP
- SCP-2887-JP - 女王蜂のノート: 異世界との交換日記
Tale
- 人が二度目に死ぬのは、: 機動部隊女性隊員ペアの人間ドラマ
- 閉ざされた夜の研究棟からの脱出:財団研究員 x サバイバルホラー
GoI-F
- 春秋の彩を添えて: 石榴倶楽部
財団とアカデミアの関係の描写がとても巧みで素晴らしかったです。最後まで飽きずに面白く読むことができました。この作品が読めたことを私はとても嬉しく思います。
ありがとうございます!理学系の人間として、財団世界の研究者や実験について書いてみたかったので、楽しんでいただけて幸いです。
専門的な知識を盛り込みながらもメインの話として財団と研究機関のやり取りを描写したのは良いバランス感覚だと思います。このおかげでどこか感慨深い気持ちで読後感を迎えることができました。そして膨大な注釈の量が気持ちいですね。このおかげでこの作品の方向性をディティール面でも印象付けることができていると思います。uv
17. 観測期間中に首都圏に2度の台風上陸がありました。最接近の半日は暴風と波浪のため、干渉計はほとんどまともに機能しませんでした。
重箱の隅ですがよりクリニカルに書くのなら「干渉計が正常に機能することはほぼ不可能でした。」などの方がよろしいでしょうか。
ありがとうございます!物語としての面白さを保ちつつ、大好きな実験の話をしたかったので、そう言っていただけて嬉しいです。
尤もなご指摘ですので、修正しておきます。助かります。ちなみにこちらの小ネタは国立天文台ニュース2002年1月号から引用しています。原文は以下になります。現実では研究がなかなか理想的には進まない、というエピソードとして印象的だったので作中で取り上げてみました。
DT4では三宅島付近で頻発した地震が問題となったが、DT6では地震での動作中断は通常程度の頻度であった。その代わりかどうか、首都圏への2度の台風上陸があり、最接近の半日は暴風と波浪のため、ほとんどまともに動作しないことが分かった。これは、その場限りで影響が残らない地震よりも、ひどかったといえる。
うわー元ネタあったんですね!?申し訳ありません不勉強でした…じゃあ変えるか悩みますね、指摘した手前本当に申し訳ないのですがお好きな方で良いと思います…文脈が乗るので…