素手喧嘩コンテスト参加記事です。
ファイルページ: つまみ食い
ソース: https://www.flickr.com/photos/156097806@N07/35117972804/
ライセンス: CC BY 2.0
タイトル: Work hard
著作権者: NuCastiel
公開年: 2017
補足:
ひとつの物話としてオチまでよくまとまっていると思いますが、SCiPとしてナンバリングされていることには違和感がありました。
財団の視点だと『給仕用カート一台をのどに詰まらせている異常な死体』(+ヒアリング&超常的検査結果)があるというだけなので、報告書のフォーマットでまとめるよりもTaleとして描写した上で超常現象記録を最後に載せる方がスマートだったように思います。
ありがとうございます。確かにその通りですね......一記事を短く収めようとした結果現在の形式になったのですが、合理性を兼ね備えた上でのスマートさとしては確かにhighbriku highbriku さんの提示された案が上だと感じます。
ただ、発見時点ですでに無力化されていたオブジェクトとしてはSCP-2035-JPやSCP-2308、SCP-3352、SCP-3581などが存在するため、個人的にはこのオブジェクトがSCPとしてナンバリングされていること自体にはそこまで違和感をもっていませんでした。ここはヘッドカノンの差異によるところが大きそうですが、それでもおもしろさで納得させられなかったならこちらの実力不足ですね。もう少し腕を上げて再チャレンジしたいと思います。
highbrikuさんと恐らく同様の理由でDVします。
ストーリーは面白かったけれど、財団がこれを確保収容保護する動機に欠けているように思えて、違和感が消えませんでした。
もし当記事がanomalousアイテムだったらUVしたと思います。
ありがとうございます。財団がこれを確保収容保護する動機に欠けているように思えるとのことですが、個人的には発見時点ですでに無力化されていた、あるいは一度限りで再現性の無いオブジェクトの前例としてはSCP-1422やSCP-3336、SCP-1712-JP、SCP-1780-JP、SCP-3557などがあるため特に違和感を持っていませんでした。
また、AnomalousアイテムだったらUVして下さったとのことですが、合作記事の一部であるAnomalous記事と一ページを丸々使えるSCP記事では文字数やフォーマットによる表現の幅がかなり違うため、highbriku highbriku さんとは異なり少々的外れな指摘かと個人的には思います。Anomalousレベルの異常性だなと言われればその通りなのですが、OrchidsSon OrchidsSon さん自身も褒めて下さったこの記事の「ストーリーのおもしろさ」を形作っているだけの情報量をAnomalous記事に詰め込むのはなかなか難しいということもご理解頂きたいです。
とはいえ、ご満足頂けなかったなら申し訳ありません。以後精進致します。
面白かったと思います。
その上で、ディスカッション内で「財団的にはこれはAnomalousでは?」との意見が上がっていたため、この点に関して自分なりの考えを書かせていただきたいと思います。
まず、大前提としてstengan774 stengan774 さんも仰有っている通り、発見時点ですでに無力化されていたオブジェクトはこちらの記事が唯一無二という訳ではないですし、この事は私のヘッカとも合致しています。その一方で私は、「発見時点ですでに無力化されていたからAnomalous行き」となったアイテムも数多く存在するヘッカです。
分かりやすくこのヘッカを反映している自著を例にとると、SCP-2031-JP作中に登場する「ネイビー」はこの理由により、Anomalous行きと名言こそされていませんが少なくともSCiP分類はされていないことが伺える形にしています。
では、どのような基準で無力化状態で発見されたアイテムがSCiPかAnomalousかが分けられるのか、と考えたとき、私はこの基準は「研究資料として一定の価値が認められるかどうか」だと考えています。
この考えは、Anomalousの定義自体が「これ以上の研究は必要ない、あまり役に立ちそうにないアイテム」であるという認識から来たものです。
そしてこの基準に照らし合わせて、例えば、SCP-1712-JPは、無力化こそしているもののその機体を調べる事で並行世界やその世界に於ける物理法則の知識を得られる可能性がそれなりに高く、故にAnomalousではなくSCiPとして扱うべき、という結論が導けます。
一方で、先ほども挙げました自著のネイビーは「SCP-2031-JP-Aをガラクタ同然に破壊してしまう程の爆発」を超至近距離で受けており、よって(明確な記載こそ省いていますが)ネイビーの装備も本来の機能や構造の調査が不可能なレベルで損壊していた、との想定です。簡潔に一言で言えば「もはやネイビーやその装備を調査しても何の収穫も期待できない」状態であり、よってネイビーはSCiPに分類すべき対象とはならない、と。
上記のヘッカを踏まえた上で今回のこちらの記事を見てみると、SCP-2188-JPは「給仕用カート一台をのどに詰まらせている異常な死体」という形で綺麗に残っており、しかも正にその異常性を発揮している最中だった状態での死体です。これらを考えると、非破壊試験なり、また必要とあらば認可の上で解剖を行うなり、そのまだ詳細には分かっていない異常性を調べて今後の類似事例に備えるための情報を得る、その余地が大いにあるように見えます。
以上から、私は自身のヘッカと照らし合わせた場合このオブジェクトが「Anomalous扱いになるべきもの」であるとは思いません。SCiP扱いが妥当だ、との感想を持ちます。
以上、長文失礼致しました。