ライセンス
ソース: https://pxhere.com/ja/photo/716408
ライセンス: パブリックドメイン/CC0
タイトル: 不明
著作権者: 不明
公開年: 2017
補足:
記事の中に隠されている謎を保つため、本来付けられるであろうタグから最低1つを省きました。これはSCP-4107で行われた面白い試みをリスペクトしています。注: 本家ディスカッションには何が行われたのか書いてありますが、ディスカッションまでは翻訳されていないのでちょっとわかりにくいかもしれません。
記事を読んでいくと内容のほとんどが「SCP-████-JP」に費やされています。これが狂犬病を患った反ミーム的狼の群れだということは分かるのですが、このエピソードからSCP-2055-JP本体があまり見えてきませんでした。一応冒頭の記述の3番から、ここにSCP-2055-JPが関わっているのだろうな、ということは想像できます。おそらく「職員の誰もSCP-████-JPが事態に関与しているという結論に辿り着かなかった原因は不明です。」という部分に関わってくるのでしょう。
「SCP-2055-JPに直接言及することは可能である。」という記述に反し、なぜ直接言及が可能であるにも関わらず報告書には説明がないのかも謎です。2番の記述を踏まえて考えるに、「言及はできるがその情報は二次的であり、他者が確認することができない」ということでしょうか。
タグからオブジェクトクラスが省かれているのも、今のところあまり真実には近づくヒントとしては活用できていません。
ヒントが少なく、ちょっと私は今のところこれ以上の考察はできていません。
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ご読了くださりありがとうございます。
「SCP-2055-JPの正体」に関してなのですが、正直なところ自分でも複雑にしすぎてしまったなと思っています。このような記事の場合、「問題は難しくとも答え自体は簡潔」というのが読み解く上で良いと思っていたのですが、凝った答えから問題を作り上げた結果、整合性を維持することが精一杯で、「読み解きやすさ」を向上させることが非常に難しくなってしまいました。
その代わりと言えるかはわかりませんが、音声ログ等には力を入れており、「答えがわからずとも雰囲気で楽しめる記事」という面から捉えていただければ大変嬉しく存じます。
6/4時点では水を消費していることから、ニホンオオカミはまだ狂犬病に掛かっていなかった?
その後の水でむせる描写や水場を避ける描写は狂犬病の症状?
防護服を着ているD-055や実験室外にいる博士がなぜ噛まれているのか?
なぜD-055の症状には一切反応しないのか?
なぜ、ニホンオオカミの性質は注釈に述べられるようにおそらく既知であったのに、博士たちはそれを知らないように振る舞っているのか?
冒頭部分の2055-JPに関する説明が正しいとするなら、
オブジェクトは「狂犬病」自体ではないでしょうか?省かれているタグは病原菌とかその系統
異常性は、それが狂犬病であるとは認識できるものの(実際文中でダイレクトに出ている)、それがどうやって伝達しているかを認識できないこと?
うーん、違うかなあ?
私も色々考えていました。
まず、別段の理由がない限り反ミーム部門の見解は正しいと想定していいでしょうね。
そうすると、「SCP-2055-JPは反ミーム的性質を有する全く別のオブジェクトと過去に接触している。」より、2055-JPと、それに接触したオブジェクトの2種類が存在することになりそうです。
そこから、
・2055-JPとは狂犬病ウイルスであり、「罹患者に関する妥当な推論を妨げる」という反ミーム性を有している。(=反ミーム部門の見解2に相当。)死亡した罹患者には無効。
・ニホンオオカミは、直接観測できないという反ミーム性を有している。ニホンオオカミは脚注のとおり「適切な処置を受けた人物によってのみ記述可能な反ミーム性」を持つ。(12/13訂正。普通に書いてあったことを何故か読み落とし。)
と推測しています。
たまたま反ミームオオカミが反ミームウイルスに感染したというのは偶然にしては奇妙なので、感染によって通常の狂犬病ウイルスが変異したのかもしれません。
ニホンオオカミは収容当時は狂犬病に罹患しておらず(または、感染個体が一部紛れ込んでいた)、また救援の機動部隊到着時には罹患個体が全滅していたので、「なぜこの程度(後者の異常性しか持たない)のオブジェクトを制御できなかったのか?」と思われてしまったのかなと。
ただ、ニホンオオカミが水を飲めている間も前者の反ミーム性が効いている点は説明できませんね。狂犬病の通常の症状と反ミーム性とで、発症期間が違うのかもしれませんが。