私の低脳では理解できない...
>2020年04月01日まで
>「必ず表の出る10円貨幣」としてAnomalousアイテムとして登録されていましたが、
細かいですが「として」が連続してるのを変えると文が綺麗になりそう、
後半の「として」は「に」にしても良いかもです。
>定期点検時に誤って落下させた際に裏が出たことが確認されたため、
まず、上述のAnomalousアイテム登録の判断に至った根拠として、
このコインが財団に確保されてから、上記で裏が出るまでの間に、
何回コイントスして全部表だったんですか? (その回数は記録されていたんですか?)
統計結果が重要な記事のようなので、そこも明文化した方が良いような気がするんですが...
>以降の実験記録については別紙を参照してください。
(また細かい点)ここでパラグラフ分けを入れても良いと思います。
次の文章が連続で出てくるから、以下の表やグラフが「別紙」なのかと結構な時間読み違えました。
>2020年04月29日までに望月博士は累計19000回
>(財団の収容以降の記録のみ考慮した)
>SCP-2048-JPを落下させる実験を行いました。
この"2020年04月29日までに"、"累計19000回"実験したというのは、以下のどの範囲を指しますか?
- 1"以降の実験記録については別紙を参照してください。"から続けて素朴に読んだ場合: 実験記録2048-JP-2「より後」の実験記録? だとすると、それでもSCP-2048-JP-1のグラフが最初は1になっているのは注目すべき事実な気がしますね。コイントスのインターバルを置くと、表が出る確率が回復する? もしくは最初は必ず表が出る?
- 2"2020年04月29日までに(略)累計19000回(財団の収容以降の記録のみ考慮した)"という記述から、実験記録2048-JP-1、2「は」含めてるんだろうな、とはうっすら分かりますが、素朴に読んでると読み落としそうになります。(なりました)
- 3そして、実験記録2048-JP-1、2は含まれているとして、更に、先述の、Anomalous時代に絶対表になると判断したころの統計データは含まれているのでしょうか? というか含まれていないと、グラフの最初が1なのってやっぱりおかしくありません? 実験記録2048-JP-1の1〜500回までの間、かなりの回数で最初は表しか出ていなかった(少なくとも最初の1回は確実に表だった)ということになるのでは? だとすれば、それも記事に特筆した方が良いと思います。
上記2か3を想定して書いているのであれば、
>2020年04月29日までに望月博士は累計19000回(財団の収容以降の記録のみ考慮した)SCP-2048-JPを落下させる実験を行いました。
→
(3を想定した記述)
"財団は収容以後、(Anomalous登録判断時の実験も含め)2020年04月29日までに累計19000回、SCP-2048-JPを落下させる実験を行いました。"
みたいにすると、もっと分かりやすくなる気がします。
また、上記パラグラフの最後に、「次の表とグラフは、その全ての実験結果を取りまとめたものです」的な記述があると尚親切なようにも思います。
>つまり、SCP-2048-JP-1が変化するという異常性が現在存在しているかどうか科学的な証拠が存在しません。
統計結果を見る限り、最初から異常性は無くて、(あるいはAnomalous時代に裏が出てしまった瞬間に異常性が完全消失して、)SCP-2048-JP-1は元より平均50%に収束する(それが偶然、収束のタイミングが極端に遅かった - ギャンブルではよくあることのように思えます)ものだったようにも読めるのですが、
過去には(1度裏が出て以降も)確率が50%にならない異常性があったはずだ、というのは何を根拠に(約2万回の実験を経た今でも)判断しているんでしょうか?
私にとっては難解なオブジェクトにつき、見当違いなことを聞いているかもしれません。だとしたら申し訳ありません。
閲覧およびコメントありがとうございます。ご指摘頂いた細かな点については、改善させていただきます。
まず、上述のAnomalousアイテム登録の判断に至った根拠として、
このコインが財団に確保されてから、上記で裏が出るまでの間に、
何回コイントスして全部表だったんですか? (その回数は記録されていたんですか?)
統計結果が重要な記事のようなので、そこも明文化した方が良いような気がするんですが...
財団に収容されるまでは一般人が所有していたため、コイントスの回数は記録されていないものとしています。しかし、これは大きな影響を及ぼさないと考えたため、特に明文化しませんでした。以下が理由です。
・一般人による試行回数は少ない(おそらく500回未満)と考えられるから。
・SCP-2048-JP-1の変化率は最初は微小でほとんど変化しないので、常に一定のように感じられるから(SCP-XXX-JP-1の初めの部分を直線で近似すると水平な直線になります)。
とはいえ、特に何も書かずにスルーするのは確かに忍びないですね。念の為記録がないことを明文化しておきます。
統計結果を見る限り、最初から異常性は無くて、(あるいはAnomalous時代に裏が出てしまった瞬間に異常性が完全消失して、)SCP-2048-JP-1は元より平均50%に収束する(それが偶然、収束のタイミングが極端に遅かった - ギャンブルではよくあることのように思えます)ものだったようにも読めるのですが、
過去には(1度裏が出て以降も)確率が50%にならない異常性があったはずだ、というのは何を根拠に(約2万回の実験を経た今でも)判断しているんでしょうか?
統計の推測の確からしさに関連する質問ですね。確かに普通のコインがこのような挙動を見せないとは限りません。しかし、それは物凄く低い確率なのであり得ないと判断します。例えば、コインを落としたときに表になる確率を推測するとします。100回中60回表が出たとしましょう。コインを落として表になる確率は50%と主張したいとこの統計結果から主張するには、誤差がどれほどなのかを計算し、その主張がどれだけ信頼できるかを数値化します。そしてその数値が事前に決めた水準よりも高ければ主張は正しいと判断します。今回SCP-XXX-JPが、常に落としたときに表が上になる確率が一定のコインと主張したいときも同様な手順を踏みますが、実験1の1~500回のデータで誤差を計算すると、かなり小さな値が出ると考えられ、数値化された信頼度も十分小さな値が出ると考えられます。このことから、SCP-XXX-JPに異常性はないと主張するには統計学的に無理があると言えます。
また、普通のコインが落ちたときに表が上になるという事象はベルヌーイ分布という確率分布に従い、この分布には無記憶性という性質があります。これは、以前の試行は後の試行に影響を及ぼさないという性質で、例えばサイコロを投げて10回連続6が出ても次に6が出る確率は1/6となるという感じです。SCP-XXX-JPを落としたとき表になった回数は明らかに周期的な変化をしていたので、これが無記憶性を持つというのは無理があると考えられます。
以上から、SCP-XXX-JPは異常性を持っていたと統計学的に言えると考えております。
閲覧及びコメントありがとうございます。
SCP-2048-JPは、SCP-2048-JP-1が激しく変化するという異常性を(過去の経験からおそらく)持っていると考えられるので、Safeという分類にしております。あくまでもその異常性が現在あるかどうかは科学的に判断できず、前まで持っていたんだから今も持っているんだろうという非科学的な根拠でしか判断できないという私達の判断の問題なので、通常記事として投稿させていただきました。
昨今のSCP報告書がどんどん感情に重きを置き、「報告書」としての体を為していない(素晴らしいものも多いですが)中、当報告書はそういったものを排し、純然たる理性の世界で語っている点、異常性がシンプルで非常にわかりやすい点など、大変、大変素晴らしいと思いました。
文句なしの+1です。お見それしました。
This is 2MeterScale, the one makes you pale and writes tale
いわゆる財団のやらかし案件という解釈であってますかね?
なんちゅうオチじゃ!(褒め言葉)とおもったのでUVです。
これは今まで読んだ中でもかなりユニークな部類の記事だと思います。グラフでオチを想起させつつ、見事に逆説的な結論に辿り着くというオチが素晴らしいです。こう言った科学的な記事をもっと読みたいですね。UV