I have something to share.の翻訳を行なっております。
こちら翻訳案です。
また、タイトル案は"みんなに聞いて欲しいことがあるんだ。"です。
査読よろしくお願いします。
・日本語訳を赤字で表示しています。自信のない箇所は下線を引いています。
うまい訳がありましたらアドバイスのほどお願いします。
・登場人物が語っているという体で口語調になるよう、文が硬くならないように意訳しました。
当方翻訳は初めてなのでどの程度まで意訳してもいいのか/許されるのかがよくわかっていません。
その点についても、本案がやりすぎなのかどうかということも意見伺いたいと思っております。
その他気になる点ありましたらご意見のほどよろしくお願いします。
翻訳お疲れ様です。
時折原文をやや逸脱した内容が見受けられる印象でした。
I feel like it deserves a page of its own.
この文章は自分のページに書くだけの価値があるんだ、って。
myでなくitsなので、「単独の記事を作るに値する」のではないでしょうか。
現状、著者ページや砂箱に1タブ作ってそこに書くような雰囲気があります。
She and her husband had never shown any interest in moving, and the house had been completely paid for years ago.
ばあちゃんとじいちゃんは家のローンを支払い終わってたけど、引越しに全く興味がなかった。
・文の順番を変えずに済むのであれば変えない方が、論理展開が自然になりやすいです。また、andは逆接でなくても良いかなと。
訳案:ばあちゃんとじいちゃんは引っ越しに全く興味が無かったようで、家のローンもとっくに払い終わっていた。
It was in a nice neighborhood brimming with the trappings of middle class affluence, where the last bad thing to happen had been a major car accident on a nearby hillside in the mid sixties.
それが中流階級の幸せだったし、誰もそこからわざわざ出て行こうなんて思うはずないし。だけど残念ながらそんな幸せ絶頂の60代老夫婦は近くの丘で悲惨な交通事故に会ってしまったんだ。
・ごめんなさい、原文と訳文の整合が取れないです。家の有る場所についての描写かと思います。
・この後の文でも"ばあちゃん"が事故に遭った様子は見て取れません。
・neighborhood : 地域、区域などの場所のイメージ。
・in the mid sixties、彼らの年齢でなく(19)60年代中ごろ、かと思います。
訳案:周りは中流階級の富の象徴であふれた良い場所で、最後に起こった良くないことといえば酷い交通事故が近くの丘で60年代の半ばにあったぐらい。
All in all a boringly normal place for an older woman and her husband to live out their retirement in a happy miasma of suburban contentment.
満たされた郊外の生活の幸福な瘴気の中で送る引退生活っていうのが、あの二人にとって退屈だけど普通な場所での全てだったんだけどね。
・all in all、今回は「何よりも大切」が一番しっくりくる訳語に思いました。
・ただの名詞句なので、訳案の結びを「だろう」とするのはちょっと危なっかしいです。適当に処理してください。
訳案:退屈な普通の場所こそが、あの二人にとって隠居生活を郊外で満足する幸福な瘴気の中で過ごすのには何より大切だっただろうね。
They took care of my aunt's dog for a week once, I think, but beyond that I don't recall my grandmother ever even considering owning a pet.
彼らは週に一回僕の叔母の犬の世話をしてた。だけど今思い返してみると、ばあちゃんがそれまでペットを持つことを考えたことなんてないと思う。
・neverが付くほどペットが好きではないのに、週1とは言え継続的に世話をするのは怪しいです。once a weekではなくfor a week / onceなので、1週間続けて世話をしたのが1回、ではないでしょうか?
・but前のコンマが大き目の区切りで、I thinkは前半に係るように見えました。これは自信薄。
・「それまで」とすると、ペットの世話を実際にするまでは飼おうと思っていなかった、になりますが、恐らくそういう文ではないと思います。
訳案:彼らは僕の叔母の犬の世話を1週間だけやったことがあったと思う。でもそれ以上には、ばあちゃんがペットを飼うことを検討していたことさえ思い出せない。
we found that they had at some point acquired a... cat.
いることに気づいたんだ...その...ネコが。
at some pointの「いつの間に」飼ってたみたいなニュアンスが入ってもいいと思います。
The first time we encountered the cat was in the middle of a family dinner.
初めてネコに遭ったのは、家族団欒の時だった。
in the middle of a family dinner、「家族での夕食の最中」ぐらいの意味では。最初の説明はきちんとしなければ混乱の元になります。
Now, dinner with my family is a boisterous affair, with much passing of food and chattering and good-natured ribbing and usually a tantrum from at least one cousin, and this occasion was no different.
まあ、家族との食事は騒がしいもんで、夕飯の乗った皿と話しごえや冗談、いつも絶対必ず一人はいとこが癇癪起こしたりね。いつもと同じ感じでおかしなことは起こってなかった。
・全体的に形容詞が訳されてないのが気になります。
・much passing of food、テーブルが広いので手の届かない位置の料理を手渡してもらう、とかそういうイメージでしょう。
It never blinked. Ever, that I'm aware of.
そいつは全く瞬きしなかった。絶対そう思う。
Everは前の文を引きずって「一度(たりと)も」ぐらいのニュアンスで、「瞬きしなかった。一度たりとも。そう認識している」ぐらいの文じゃないかと思います。若干原文と乖離が大きいかなと。
and sat there in silence.
それでも静かに座っていたよ。
・細かい点ですが、「いた」状態ではなくこの時点で座った動作を表す箇所と思います。
・直前の口の大きさを修飾する文を取ると「それは口を開けた、それでも静かに座った」のように意味が取れなくなります。事実の追加程度のandだと思います。「それから」ぐらいかなと。
a harsh shrieking beep like a microphone slowly moving closer to a speaker. Feedback, tinged with silence.
スピーカーにゆっくりと近づいてゆくマイクのような激しいブザー音が鳴った。喧しく鳴り響いたのち、沈黙が訪れた。
・ブザーはbuzzerであるので、beepはビープで置きたいです。
・likeの後、つまりハウリングを指してるのでマイクのような、よりはマイクを近づけた時のような、みたいな表現がより自然に近いと思います。
訳案:スピーカーにマイクをゆっくりと近づけた時のような、不快で甲高いビープ音が鳴った。残響が沈黙の中に響き渡った。
Then its mouth slid closed again,
すると、滑らかに動いていたネコの口が再び閉じ、
・「口が滑らかに閉じた」のでは。"the door slid open/ドアがすーっと開いた"みたいな表現があり、その類型かと思います。
・againはcome back againみたいな、「元の状態に戻った」のニュアンスかと思います。
・恐らく猫の口は大きく空いた後そのままなので、滑らかに動くタイミングはここしか無いため、そういう意味でもslidを形容詞としてみなすのは難しいです。
She told me that it had just shown up one morning, waking her up with its strange harsh feedback not-meow.
ばあちゃんはあいつが現れた時のことを話して聞かせてくれた。ある朝ミャーとも違う変な鳴き声がして目が覚めたそうだ。
strange harsh feedbackは直訳「奇妙で不快なハウリングのような音」かと思います。鳴き声と判断するにも微妙かと。
But for those times it swished into rooms to look around and split the air with its noise, it was nowhere to be found at all.
でも当時、そいつはするっと部屋に入ってはあたりを見回すとやかましい音で部屋の空気を最悪にしたかと思うと、どこに行っても見つからないんだ。
・雰囲気としてairを使う時は大抵an airのようにtheは使わないので、単純に「音が空気を引き裂く」の意味でしょう。
・but for: 〜を除けば。向こうが入ってきて騒音を出す時以外は、どこでだって見つからなかった、の意味でしょう。
left that house and all its memories behind for a small bungalow in a less classy neighborhood.
思い出の品をみんなあまり上品じゃない地域の小さなバンガローに残して家を出たんだ。
・荷物をまとめているのに思い出「の品」を残しているのは違和感というか、原文に無いのでは。単に「その家での思い出」ぐらいのニュアンスに見えます。
・classy、高級とか、上流階級とか、そちらの意味だと思います。先でこの家の周りを「中流階級の象徴で溢れていた」と書いているので、その言い換えではと。「そこまで上流でない地域の」など。
I know I should cut it short, but I've been wanting to write this down for a long time, and I want to be sure not to leave anything out.
短くしなきゃって思ったんだけど、ずっと書きたいって思ってたし、絶対に忘れたくなかったから。
・「短くすべきだとは分かっていたんだけど」「短くしないといけないのは分かってるんだけど」辺り。本人の意志と必要性の有無はちょっと分けたいです。
・leave anything out、ここでは「省く」なんじゃないかなあと。" I know I should cut it short, "にも合います。
but this time its sound took on a harsher, buzzing quality, with the single tone beep slightly fainter among the static-like hiss.
でも今回は、静かなシューっていう音の中から徐々に弱くなっていくシングルトーンのブザー音でもっとうるさくて耳障りな音を出していたんだ。
・具体的な音の描写は後に置く方が好みです。主部から動詞までが遠く見えるのが原因かなと。
・英文を読んで思い浮かんだ音が日本語文と違うので、ちょっと個人的にはこう思った程度に読んでください。
・具体的に、staticは静かではなくノイズの一種かと。
訳案:でも今度の出す音はもっと耳障りなジージーする音で、テレビの雑音みたいなサーとした音の中に弱く単音でビープが鳴っている感じ。
They put up with it long enough to complete building a new house, then they left it behind.
ばあちゃんたちは新しい家を建てるまでそいつに我慢して、置いて行ったんだ。
問題無いとは思います。置いて「出て」行ったにする方が個人的には好きかな、ぐらいです。
思い出せるのは真っ白い...もふもふ?と、その瞳の奥に宿る深い怒りの紅と、その他には...
ここから暫く本文と段落分けが異なっています。
And that strange, stalking walk... Cat's knees don't do that. Really, they don't.
それとあの変な人の後を尾けるような歩き方...ネコの歩き方はあんなんじゃない。マジで。
・変人をストーキングするようにも取れます。「変な」の後に読点が必須。
・逐語訳は「猫の膝じゃあんなことは出来ない」になるかと思います。関節部の語が落ちていて、根拠らしい根拠が失われてしまったように見えます。
襟足が逆立ち
the hair on the backs of our necks rose
個人的には、実際この表現で恐怖を示すような描写をする例も発見はしているのですが、
個人的には「うなじの毛が逆立ち」の方が好きです。あるいは出てきた通りに「首の後ろ辺りの毛が逆立ち」としてみるなど。
There's a theory that nothing we see is real, and that the entirety of our consciousness exists solely as a way of protecting ourselves from the realization of what's really there.
我々が視認しているものは現実にはないことや、我々の意識全体は実在の知覚から自分自身を守るためだけの存在なのだっていうこと。
・theoryが欠けているのは厳しいかなと。自説か他説なのかもわからないので、〜っていう説もある。ぐらいに抑えるのが無難かなと。
・seeですが、視認:目で確認すること。(広辞苑)など、「確認する」のニュアンスは原文には無いはずです。
・"the realization of what(s really there"、「実際にそこにあるものを認識/理解すること」なのだと思います。「実在」はやや削りすぎの印象。
訳案:我々が見ているものは何も現実ではくて、我々の意識全ては単に実在するものの理解から自身を守る手段としてだけ存在するっていう説もある。
~yoric
文責:ヨーリック
英語圏でチルダを用いて著者を表す文化があることの裏取りは出来なかったのですが、いずれにせよこの表現は間違いなくラフなものです。
文責/responsibility for wording of articleみたいな硬い表現は合っていなくて、単に「ヨーリック」としたり、「――ヨーリック」辺りで書いた人を示す方が良いのではないでしょうか。
返事遅れてしまい申し訳ありません。
熟語等、言い回しが正確に訳されていない箇所が多々あったようで、情けない限りです。
そのままという形ではなく、自分なりの文章として反映させていただきました。
ccleさん、査読有難うございました。