のりはどんな生き物?

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だいやまーくのりはどんな生き物?だいやまーく
のりはどうやって増えたり、大きくなったりするのでしょう?


資料提供:三重県科学技術振興センター水産研究部

のりは「胞子」で増える
のりは海藻の一種で、陸上で見かけるシダ植物などと同じように、「胞子」によって繁殖します。この胞子を網に付けて育てるのがのり養殖です。
にじゅうまるのりの生活史・細胞の成熟〜受精
だいやまーく成熟前の細胞
(1月)
だいやまーく成熟途中の細胞雄の細胞と雌の細胞ができる
(2月〜3月)
だいやまーく受精してできた果 胞子が海水中に遊離する
(3月)


夏の間はカキ殻の中で
のりは夏のあいだ、糸状体という形でカキ殻などにくっついて過ごします。秋になると胞子を出すようになります。
にじゅうまるのりの生活史・貝殻の中で夏場を過ごす
だいやまーくカキ殻に穿入後10日経過の糸状体
だいやまーく糸状体が枝わかれし、胞子のうを形成
(8月)
だいやまーく成熟が進み胞子のうの中に殻胞子を形成。一部の胞子が放出されている
(9月下旬〜10月上旬)


秋になったら生長開始
カキ殻にくっついていた糸状体は秋になると胞子を出します。胞子は網について大きく育ち始めます。
にじゅうまるのりの生活史・のりの生長のはじまり
だいやまーく殻胞子がのり網に付着し、細胞分裂 が始まる
(10月初旬)
だいやまーくさらに細胞分裂が進み生長する
(10月中旬)
だいやまーく単胞子を放出する葉体。単胞子は再び網に付着し二次芽として生長する。




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