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残念ではございますが...

BBCではデビッド・ボウイが... 今日は、卒研ゼミで中間発表の練習会。 ある学生さんに、エントリー先の企業から「お祈りメール」がとどいた。ゼミ中に来るなんてタイミングが良すぎる。でもまあ、めげないで頑張ろうね。 ここ数年の就職活動というのは、とにかく過酷です。みんなが一線にならんで、まるで大学受験の延長のように繰り広げられる、まさに「戦線」の様相。なにかもう少し、人間的で穏やかな斡旋方式とか、昔の「口入れ屋」的な紹介方法はないのだろうかね? 人が人を選ぶ。人に人が選ばれる。 難しいことです。

グランドホッグ・デイ

毎朝6時になると... テレビ関係の集まりがありまして、久しぶりに赤坂のTBSにお邪魔してきました。 テレビ美術の古くからの友人が、おしゃべりにおつきあいしてくれました。 それで、このブログにこのあいだ書いた話をした。 「毎年4月になると、大学はリセットされて一年前の状態に戻るんです」 「高校野球の監督も同じこと言ってるね。でもさ、それが面白いらしいよ」 なるほどー。 われわれ大学教員といのは、高校野球の監督に似ているのだ。どんだけ手塩にかけて(古い表現!)学生を育てあげても、4月になれば卒業していなくなってしまう。そして、手元に残るのは、下級生と、ただただフレッシュな新入生だけ。1年が振り出しに戻る。 しかし、彼曰く「それが面白い」のだと。高校野球の監督のみなさんは、それを何年も何年も続けている。そしてある時に、素晴らしい条件が揃った年、全国に打って出るチャンスを得る。なるほど、そういうことなのだ。ちょっと目が覚めました。

4月はちょっと嫌いです

このベンチに、フレッシュな新入生が座る… この仕事(大学の教員)になってから、4月がちょっとだけ嫌いになりました。 年度の始めだから?それは、そのとおり。仕事が始まるっていうのは、気が重い。日本ならばどこでも4月は仕事始めなので同じこと。前の仕事では、とにかく4月には新しい番組シリーズが始まるので猛烈に忙しかった。どこも同じなのに、なぜ? 4月とは、私にとってタイム・パラドックスだから。 時間が、「ふりだしに戻る」からです。

人がどう思っているかなんて

今日、森鴎外の「阿部一族」を読んだ。 高校の教科書で知って以来、何度めかと思うのだけど、まるで初めて読んだように面白かった。自分が老境に近くなったので、同じ小説を読んでも、以前とは感じかたが違うのかもしれない。 この小説に出てくる人々にとって、名誉ある殉死を遂げるということは、どういうことだったのか。この小説では登場人物の心情が細やかに表現されていて、実に同情させられる。

これも進化のひとつということで

エビネの花・大竹さんのFBから 産業革命は、好ましくないものをたくさん生み出してしまった。自然環境は破壊され森林は伐採されて、工場からは有害な煤煙が吐き出されるようになった。 僕たちがいま享受している、生活はさらにその上に作り上げられた。今日スケッチした「エビネ」という花が絶滅危惧となっているのも、地球温暖化が進んでいるのにも、僕自身ちょっとだけ責任がある。 GW中、家の書斎コーナーの掃除を命じられている。掃除できる休暇なんて久しぶりなのだ。これで三日目だけどまだまだ片付かない。どれだけほったらかしだったのだろう。自分でもあきれながら、昔のソフトウェアの箱などをたたんでいます。

お店でいえばスナック紫蘭

紫蘭です。亀戸天神近くの、老舗菓子屋「船橋屋」の庭で咲いていました。ちょっとピークが過ぎた「藤祭」よりも、なぜかこちらの紫蘭のほうがインパクトありました。 花というのは、次世代に送る種を包むパッケージ。寄ってくる虫たちから見て、魅力的な形と色が魅力的になるように、カンペキなデザインになっている。

雨に負けぬ花

大学の一年間は4月がはじまり。このゴールデン・ウィークというものは、スタートダッシュした直後、いきなりの小休止という感じ。準備不足のままスタートした仕事をリカバリーするチャンス。また、この一年間について考えるひと時。 いつもここで考えるのは、卒業して行った学生さん達のこと。ついに社会人となり、きびしい世間の波にもまれていることだろう。世間というところには、風も吹けば雨も降る。ときには、大嵐もやってくるだろう。みんな負けないでガンバレー。